アメリカ・プロ野球:金炳賢投手 チームメートからボイコット

朝鮮日報 2004/09/20 13:29

レッドソックス・金炳賢、チームメートからボイコット?

 米大リーグには野球の実力だけでトップの座に就き、富と名誉を手にする選手が五万といる。

 選手たちの個性は強く、時にはチームメート同士で意見を対立させることもある。ロッカールームで殴り合いになることさえある。

 シカゴ・カブスでは昨年、捕手のトッド・ハンドリーがロッカールームで大きな音で音楽を聴いていたサミー・ソーサに暴言を吐き、一騒動となった。しかし、2人は試合においては互いの実力を認め、勝利のために力を合わせた。

 ところがボストン・レッドソックスの金炳賢(キム・ビョンヒョン/25)の場合は少し違う。1人や2人と口論する程度ではなく、チームメート全員にボイコットされている雰囲気で、衝撃を与えている。

 ボストン・グローブ紙は19日(韓国時間)、「レッドソックスは金炳賢の復帰条件として、球威と共に彼の態度に注目した(The Sox are monitoring Kim's attitude as well as his pitching)」と報じた。

 記事を書いたボブ・ホラー記者は、「以前の金炳賢はチームより自分自身のことを先に考えるような印象で、チームメートを遠ざけていた。実際、一部の選手はチームの雰囲気が悪化するのを恐れ、金炳賢を大リーグに復帰できないように球団に働きかけた」とした。

 テオ・エプスタインGMもこうした雰囲気を否定しなかった。

 テオ・エプスタインGMは金炳賢に対し、「われわれは金炳賢が体調を取り戻すことに重点を置き、それと共に自分の行動に責任を持てる、よきチームメートとなることにも気を使った」と、報道内容を裏付けた。

 まだ大リーグのロースターに登録されていない金炳賢は、18日にチームに合流し、ニューヨークのヤンキースタジアムでブルペン投球を行った。

中央日報 2003.10.05 16:37

<大リーグ>金炳賢、ホームファンのブーイングに中指立てる

 金炳賢(キム・ビョンヒョン、24、ボストン・レッドソックス)が無礼な突出行動のため、がけっぷちに立たされた。

 5日(日本時間)、ボストン・レッドソックス−オークランド・アスレチックスのディビジョンシリーズ第3戦が行われたボストンフェンウェイパーク。 金は式典行事で行われた選手紹介で、自分の紹介にブーイングを浴びせる観衆に向けて右手中指を立てるジェスチャーをし、世論の非難を受けた。 金のジェスチャーはすべての観衆を敵に回すもので、大きな波紋が予想される。

 ホームの観衆は、金が第1戦で4−3とリードした9回裏にマウンドに上がり、チームの勝利を守れなかったことに不満を抱いていた。

 金は試合後、謝罪文を通じて「無意識に無礼な反応を見せて申し訳ない。レッドソックスのホームファンをはじめ、ニューイングランド地域の住民、全世界の野球ファンに謝罪したい」と明らかにした。

 金は公式に謝罪したものの、来年にはレッドソックスのユニフォームを着れないものと見られる。 レッドソックスは延長11回の末3−1で勝利、2敗後に1勝してリーグ優勝シリーズへの望みをつないだ。

李泰一(イ・テイル)記者 < pinetar@joongang.co.kr >