カンタリス/三山のぼる(増刊モーニングマグナム)

私は神経解剖学では権威だった。しかし、醜い容姿のためにラブドールの制作に一生をささげる事になってしまった。 今日もできたばかりの「イブ」のテストを開始するところだ。私のラブドールは自分で歩くことやしゃべることができる精巧なものなのだ。

しかし、イブが数歩私に向かって歩いて来た時、バランスを崩し、床に倒れてしまった。 そしてイブはみだらな言葉とポーズを繰り返すだけだった。私は首を斧で切断してイブを止めた。

私はセックスカウンセラーの所でラブドールのモデルを探し、家に連れてきた。彼女の型を取るために彼女に麻酔を注射した。 しかし、私は彼女の型を取る気はない。私は所詮人間そっくりなラブドールはできないと悟っていた。 それならば、生きた人間をラブドールにするためロボトミー手術を施せば究極のラブドールが完成する。

彼女の頭部に穴を開けようとした時に、彼女の彼氏が部屋に入ってきた。 彼にたしなめられ私は自分を取り戻した。

お人形に人間性を求めている間はロマンチストですが、その人間性を奪う事は、マッドサイエンティストです。

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