幽霊宇宙船/石の森章太郎(プレイコミック)

四次元襖の下張り?の中の1話だったと思います。
主人公のアパートの押し入れは、4次元の世界への入口でした。 どこに出るかは、その時でないと解りません。 今日も好奇心の旅が始まりました。


たどり着いたのは、どうも宇宙船の中のようです。 しかし、どうも様子がおかしく、人の姿がありません。 船内をうろついていると人影が見えました。 が、それは白骨化した人間がユラユラと歩いている姿だったのです。

しゃがみこんで震えていると、背後から色白で綺麗な全裸の女性が声を掛けてきました。 彼女の話しによると、この宇宙船は、ある惑星の探査から帰る途中で、 その惑星の細菌か何かのために、乗員はみんな死んでしまったそうです。 白骨化した乗員が歩いているのは、彼女が寂しさを紛らわすために仕掛けをしたそうです。

話し終わると彼女は「とっても寂しかった」と呟き、「こちらへ」と船の奥へ彼を導きます。 彼女が背中を向けるとそこには、白い皮膚が剥げていてコードや機械が詰まった背中が見えていました。 驚いて彼は逃げ出します。 彼女は「寂しかった。何年もひとりぼっちで・・・ お願い、私を愛して!」と叫びながら彼の後を追って行きました。
彼女は乗員を長い旅路から心と体を癒すためのアンドロイドだったのです。

遠い星の世界への旅には、彼女たちが必需品となるでしょう。

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