弓 道
弓矢はかつては狩猟や戦の道具でしたが、今日では、身体と精神を鍛えるための道具です。現代の弓道はふたつの側面を持っています。ひとつは、決められた射数の中で、当たりを競うゲーム的な要素。もうひとつは、弓を引くことを通して、内面の充実を図り、自己を高める、鍛練としての要素。 いずれにしても、いつでもどこでも、練習と同じように引くことは、とても難しいです。的は動きません。道具も大抵の場合、いつも同じ物を使います。しかし、心の動揺が射手の動きを硬くしたり、力の入れ具合を変えさせたりすることは、珍しくありません。いかに集中し、心静かに、ただこの一本の矢に誠を尽くして引くか・・・弓道は、自己統制の鍛錬なのです。 |
弓は竹をはり合わせてできています。長さは約2メーター、七つの節があります。熱や湿気に弱いので、取扱いには十分な注意が必要です。弦は麻でできています。行射中に弦が切れることもしばしばありますが、切れた弦の拾い方、落とした弓の拾い方、弦を張り替えてもらうための諸作法等、詳しい決まりがあります。 |
矢も、竹でできています。3枚の鳥のはねがついています。 |
的は木枠に的紙をはって使います。直径32cm、射手との距離は28m離れています。的はあづちと呼ばれる土に挿して使います。的のどこに当たっても"あたり"です。ただ、試合でなかなか勝者が決まらない時などは、真ん中に近く当たった方を勝ちとすることがあります。 |
矢番え | 会(引き絞った状態) |
Copyright 2000 Yasuko K. All rights reserved.