全日本仏教会・白幡憲佑氏に宛てた
山崎正友氏の自筆書簡
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<書簡の文面>
先日は、久しぶりにお目にかかり、まことに心強く思いました。
先生が、再び常務理事につかれることは、正に天の采配とでも申されましょうか。
今や、“自・自・公”政権の発足により、創価学会は“天下盗り”の橋頭堡をきづこうとしております。
この国の信教の自由、政教分離がそこなわれようとしている危急の時、わが国最大の団体である全日仏が、休眠からさめて、立ち上るべき時かと思われます。
全仏広しといえど、実行力と、創価問題についての識見において、先生に勝る方はありません。又、全日仏を眠りからさますことのできる方は他にいません。
どうか、先頭に立たれて、この国の危機に立ち向われることを、私達は、心から期待申し上げております。
いまや、世事には全くうとい僧侶方も、“自・自・公”に関しては強い関心と危機感をいだいています。
こうした世論を背景に今までより一歩ふみ込んだ活動をと、全日仏に期待が寄せられています。
票と金に目がくらみ、創価学会の云いなりになりつつある政治家達の目をさまさせるには、“学会員以外の票”を結集してその力を見せつけるしかありません。
従来、声なき声として政権を支えてきた名もなき仏教徒達の声を結集し、“自・自・公”にはっきりと“ノー”の意思表示をしていただくことが肝要かと存じます。
既に、四月会等では、議員一人一人を点検して、“自・自・公”派の議員の推選を見合わせるとともに、“自・自・公”の中心的な政治家については、対立候補を推す、という方針を決め、実行に移しています。
全日仏、日宗連等の団体も、同様の措置をとり、傘下の教団や寺院に啓蒙することが、一番ききめのある方法だと思う次第です。
又、全仏教徒に対する啓蒙活動のため、インターネットにホームページを開設することや、パンフレットや出版活動、地域ごとの講演やセミナーを開くことが是非必要です。
この点では、仏教タイムス等も大いに活用できます。
また、“創価問題”“自・自・公”への対応については、是非、全日仏内に特別委員会等の機関を設置なさるべきだと思います。
理事会の決定で、この特別委員会に全権を与え、積極的に活動させることで、政治に対して効果的な手を打つことができるのではないでしょうか。
先生が、この委員会の長に就任されることを、私達は期待しています。
私達は、先生の御活躍にいかなるお手伝いでもさせていただきます。
仏タイの矢部君と話しましたが、二月の常務理会のあと、先生のインタビュー記事を掲載することから、全日仏の活動に協力させていただく予定ということで、近く、その打合せのために先生を御訪問したいといっていました。
乙骨氏が、インタビューを担当することになると思います。
白川氏等の政界の有志と、先生を中心とした全日仏の力、そして他の団体や国民との連帯で戦えば、必ず“自・自・公”を解体し、創価学会の野望を打ちくだくことができると確信しています。
今年こそ正念場だと考えて、私達も全力をあげて戦ってまいります。
どうか、今後ともよろしくお願い申し上げます。
一月二十四日
山崎正友
白幡憲佑様
