さまざまな「愛」のスタイル −その2−

『愛と性の智恵』第73号(2000/01/29発行)より
鎧を着た「愛」

 夫婦とか家族って、けっこう精神的に「膠着状態」になりがちですよね。
 なんとなく他の一員のことを「こう」と決めつけてしまって、それを絶対条件 みたくしてその上に論理というか、理屈を築き上げて、ますますお互いの心の間 の風通しをわるくしちゃう、みたいな。

 問題はむしろその「前提条件」となってる相手の態度や言動への本人の解釈な んですね、たいていの場合。その解釈が固定しちゃってるんで、反応もパターン 化しがちで、ますます同じ再反応が返ってきて……というふうに、堂々巡りとい うか、泥沼状態になっちゃったりして。

☆・・……

 夫婦は長いつきあい。それでいて、それぞれに他人として育ち、他人として自 分を創り上げてきた人達。
 その他人同士が、愛という絆で結ばれて、それからだんだんなにか違うモード になり、そして他人よりも他人になっていったりする。
 淋しいですね。。。

 僕の「仕事」は、人々の心の澱というか鎧というか、そういうものを一枚一枚 根気よくはがしていって、やがてそこに柔らかく暖かでしなやかな心の芯みたい なものが感じられるように手助けすることかな、と最近よく思います。
 そして、それはまた一人一人の「愛の本質」かもしれませんね。
愛って、お互い好い状態だけの時のものでもないし。(^^ゞ、ね。

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