1999-2000 Snowboading in Colorado

12/31/1999

さてさてこのスノーボード旅行も大詰め。滑る予定も遂にこの日が最後!!しかも世間は大晦日!!!更に元旦の朝の飛行機は7時デンヴァー発!!!!そんなこんなで、大晦日の夜のホテルは予約してない!!!!!!どうなる俺と藤井!!!!!!!!!!

とまあ、この日はいろんな条件が重なり、その日の夜をどう過ごすかもかも考えずに、新年のカウントダウンで花火が上がるという情報だけを頼りにCopper Mountainに行くことにしました。ほんとこの辺のいいかげんさが僕のダメなところなんですよね〜。詰めが甘いっちゅうか、なんていうか・・・

とにかく、カッパーマウンテンについた僕らはその設備の充実振りにちょっとびっくり。実は、Vailに行くときにハイウェイから見えたので、なんとなく貧相なイメージを抱いてた(もちろん他の高級リゾートと比較して)のですが、実際来て見るとここも例に漏れずリゾート開発は万全。いったいどこに行ったら、一般ピーポー向けのスキー場があるんだい!!??

55ドルのリフト券を購入してゲレンデに行くと、ニューイヤーズイヴだけあって、ゲレンデもお祭り気分。リフト乗り場の係員たち全員が「2000」の格好をしたサングラスをしてて、どんなお祭り騒ぎになるのかホント期待大。

前日の教訓を生かし、ここでは早速朝から写真撮影。(藤井セリ)体のほうはひざの痛みと連日の晴天のおかげで顔が真っ黒&ひりひり。とは言うものの、さすがに最終日だけあって、気合は充分!だって明日からはこんな生活できないもんね〜〜〜!!この日が最後かと思うと、なんだか悲しくなってきて、本気でコロラドに移り住めないか考えてしまいましたよ。(笑&涙)

ひざが痛かったので、休憩を多めに取って、ゆーったりとしたライディング。さすがに大晦日とあってか、スキー場自体もそれほど混んでおらず、相変わらずの雪質の良さとあいまって、フリーライディングそのもの。かーなーリ気持ちよかったっす。おまけに天気はこの日も快晴。絶好の撮影日和で、藤井もナイスショットを収められたというわけです。

さてこの日は、まさに大晦日にふさわしく、自分の中での一区切りということで、今回のスノーボード旅行の締めくくりとばかりに、コブを見つけてはなるべく大きなジャンプを繰り返し、また、ハイスピードターンで滑走を繰り返しました。

そんなときに、けっこう具合の良いハーフパイプを地図上に見つけたので、行ってみることにしました。実は、これまで何度かパイプに入ったことがあるのですが、まともに滑れず悔しい思いをしてから、パイプに入ること自体を避けてきたのです。まあ、その悔しい経験が僕をトリック系ではなく、カービング系のスノーボーダーにした一因でもあるです。

ただ、今回ばかりは、カービング&ジャンプにそろそろ飽きてきたので、久々にハーフパイプに入ってみようと決めたのです。パイプの上まで行くと、既になん人かが待機しており、目の前で滑っているボーダーを凝視しているのです。これこそがハーフパイプ独特の雰囲気で、ギャラリーが多ければ多いほど、緊張感が高まるってやつです。地元のガキんちょなんかが、かっこいいトリックなんかをかましているのを見ながら、他の連中と目を合わせて軽く言葉を交わすのですが、お互いに緊張しているので、ちょっとぎこちない会話。

それでも、後からあとから人が来るので先を急がなくてはいけない。待てば待つほど緊張してくるので、思いきってパイプに入ってみると・・・うーん、やっぱりダメだ!パイプの両サイドの頂点まで来たときに、くるっと思いきって回れない。宙に浮いてくるっとじゃなくて、壁に貼り付いて、ザザザっと向きを変えるような感じ。これじゃいかんと、次のターンでも思いきってまわそうとするんだけど、なんか不恰好。やっぱ僕にはハーフパイプは合わないみたい。

その後も何回もそのパイプに戻ってトライしてみたけど、やっぱりきれいなターンをきめられるようになるには、まだまだ修行が足りないと思い知りました。おかげで、次回からのテーマが決まりました。『ハーフパイプでクールなトリックを決める!!』

パイプでちょっとへこんだ後は、せめて今年最後の滑りを満足いくものにしようと、いろんなコースにいってカービング&ジャンプを楽しみました。ほんとに時間を経つのは早いもので、あっという間にリフトが止まる夕方になってしまい、後ろ髪をひかれる思いでゲレンデを後にしました。

駐車場でスキー場最後のスナップ(その1その2その3)を撮り、この旅行も最後の大詰めを迎えるのでした。

Millennium Count Downに続く