喜多郎ミュージック・ガイド
Young Persons' Guide to KITARO Music #6



IN PERSON
イン・パースン


live album

released 1980

PROLOGUE / プロローグ
AQUA / 無限水
WESTBOUND / 西への想い
SILVER MOON / 絲綢之路〜黒水城の幻想(SILVER MOON)
PEACE / 静けさ
BELL TOWER / 鐘楼
RISING SUN / 朝の祈り
TIENSHAN / 天山
FOUR CHANGES / 九月十八日
DANCE OF SAND / 神秘なる砂の舞(ローラン)

all songs written and arranged by KITARO

musicians:
Ryo Okumoto: synthesizer
Yasuo Kojima: synthesizer, fiddle, acoustic guitar, percussion, tambora
Jin Sekiguchi: drums, percussion

1980年9月16〜18日に東京渋谷のパルコで行われたliveを収録したliveアルバム。ここで聴ける演奏は、「OASIS / オアシス」「SILK ROAD VOLUME 1 / 絲綢之路」「SILK ROAD VOLUME 2 / 絲綢之路 II」といったこの時期のスタジオ録音のアルバムで聴けるサウンドに近い。普段のliveでは、スタジオ録音のoriginal versionから進化した演奏を繰り広げるKITAROさんだけど、このアルバムで聴ける進化の度合いは、あまりに小さ過ぎる。(ただし、「KITAROさんは当夜の会場で、このliveアルバムで聴ける通りに演奏した」とは言えないよ。Liveアルバムというのは、演奏を録音した後で、いっくらでも編集できるからね。)唯一の例外は最後の "DANCE OF SAND / 神秘なる砂の舞 (ローラン)"。「SILK ROAD VOLUME 2 / 絲綢之路 II」収録のoriginal versionから進化してダイナミックになった長大な演奏が聴ける(とはいえ、2年後のliveアルバム「BUDOKAN / 武道館」や、3年後のlive video「大阪城Live」で聴けるモノスゴイversionに比べると、まだまだ物足りないけどね!)。"PROLOGUE / プロローグ"、"WESTBOUND / 西への想い"、"PEACE / 静けさ"、"FOUR CHANGES / 九月十八日 " の4曲はこのアルバムだけで聴ける曲。

これからKITARO Musicを聴いてみようとしてる人が最初に聴く一枚じゃあないけど、TV番組「シルクロード」のサントラ盤「SILK ROAD VOLUME 1 / 絲綢之路」「SILK ROAD VOLUME 2 / 絲綢之路 II」が好きな人は、気に入るかもしれない。

このアルバムとアルバム「ANCIENT / エンシェント」に収録されてる "PROLOGUE / プロローグ"、アルバム「QUEEN MILLENNIA / 1000年女王」に収録されてる "PROLOGUE (ANGEL QUEEN - LONG VERSION) / プロローグ" は、全部別の曲。このアルバムの "WESTBOUND / 西への想い " と、アルバム「SILK ROAD VOLUME 1 / 絲綢之路」収録の "WESTBOUND / 西に向って" も別の曲。このアルバムの "PEACE / 静けさ" と、アルバム「SILK ROAD VOLUME 2 / 絲綢之路 II」収録の "PEACE / 静けさの中で(はるかなるタクラマカン砂漠)" も別の曲。また、"AQUA / 無限水" は英題が "ETERNAL SPRING" になってる盤もあるけど、「SILK ROAD VOLUME 2 / 絲綢之路 II」収録の "ETERNAL SPRING / 生命の泉" とは別の曲。




「英題がちがう」と思ったらKITARO Music 英題“同じ曲”表


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