節約旅行を計画中のあなたへ

アメリカ自炊生活のススメ

はっきりいえることは、日本より絶対に食料品の物価が安い、ということ。それから、よくよく確かめないと品質が悪いものが多いということ。ですから、これを読んだあなたはラッキーです。安さにめげて買ったものの、どうしても食べられないものがあまりにも多い世界なのです。
でもね、だんだんとあなたの舌と胃袋はアメリカナイズされていき、アメリカ大陸上陸時は「うわー、こんなに食べられないー」と叫んだそこのあなたでも、「うーん、まあ、そこそこいけるんでないの」などといいつつ、デニーズを堪能できるようになっていくものなのです。うふふ。
それにやっぱり、アメリカ人だって、わたしがおいしくないと思うものはおいしくないと思っているみたいなんですよ。やっぱりおいしいものはチャレンジ精神で探しましょうっ(ガッツだ)
さあ、これを読んで、胃袋の拡張に日々努めてくださいませ。

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日系マーケット
Mother's Market
Trader Joe's
カリフォルニア米
COSTCO
中華系マーケット
野菜類
Fat Free
旬のもの
スーパーマーケット編
生物
ココア
バーベキュー
ファーマーズマーケット
日系野菜
ビール
誕生パーティー
お菓子
ハム、チーズ
牛乳
便利食品
パン類
スープ
おみやげ

スーパーマーケット編

子連れの人、一人歩きの方は立地状況を確認しましょう。お店の中が異様に汚かったりする場合は急いで出た方が無難です。それでも普通のところなら明るい時間帯はまずまず大丈夫ですが、子供からは絶対に目を離してはいけません。また、子供がだだをこねて泣いたりしても、たたいたりしてはいけません。ちょっとはたいただけでもチャイルドアビューズ(児童虐待)として通報され、家宅捜査されますので気をつけて。Ralpth(つづりが間違っているかもしれないのは御愛敬)などの大型店舗で24時間営業のところはかなり安全と見ていいと思います。ただし24時間営業している店舗は日本に比べるまでもなく、ごくごく少数。なるべく買い物は日のあるうちにどうぞ。

一口にスーパーといったって、日本にだっていろいろあるように、カリフォルニアにもいろいろある。うちの近所にあるのだけでもAlbertson、 Gibsons、 Trader Joe's、 Mother's Market、 Farmer's Marketとさまざまだ。それぞれ特色があり、Albertsonは郵便で広告が毎週入り、結構お買い得な商品もあるし、クーポンも使える。でも感想としては野菜や生鮮食品などの新鮮度はいまひとつ。しかしとても親切な店員さんのいるお店もある。老人ホームの近くにあるスーパーは、とても親切なことが多いようだ。こういうものがほしいんだけど、英語でなんといったらいいのかわからないときは、そういう親切なスーパーをひとつ、探してキープしておくといい。実はこちらにきたてのころ、毎日牛乳を買いに通っていたところがそうだった。
Gibsonsはどちらかというと高級志向かもしれない。Mother's Market、 Farmer's Marketも同じ特色を持つ。生鮮食品の鮮度もまずまずだし、特売も結構値はさがる。店内はきれいだし、ディスプレイもすばらしい。アメリカでは紅茶はなかなかリーフティーで売っていないが、Farmer's Marketにだけはなぜか置いてある。Gibsonsは「すし」が売りで、確かに日本人のすし職人が常駐し、パックすしがなかなかいける。パーティーなどに利用するケータリングもなかなかのお味。すしボーイもあるが、そことなら、ここのほうがおいしいかも。まぐろやさけのお刺身なら売っている。値段は安くないが、味がいいので、値段相応だと思う。

生物

肉、魚類は日本のようににおいがしないということはありません。かなり生臭いのが常識。わたしは慣れるのに一週間かかりました。一週間というもの、カレーに煮込んだ肉さえ喉をとおらなかったんですが、それはストレスもあったかもしれませんね。エビなどもごくあっさりした味付けにする場合、よく洗い(なるべくなら浄水で)塩でもんでざっと洗ってから酒(中華マーケットだとお安い)を惜しみなくかけてしばらくつけましょう。ここまですればそれほど生臭いということはないはず。それでも木になる人はケチャップなどの味付けにしてください。スーパーマーケットの生鮮食料品コーナーは匂いますので、つわりの御婦人方はお覚悟を。

匂いが耐えられない方は日系マーケットでお買い物なさることをおすすめします。つわりの方もこちらへ。

匂いはへっちゃらという方は、とってもお安い中華系マーケットへどうぞ。肉、魚、スパイスなんか、驚くほどお安いですよ。

最近、COSTCO の会員になりました。ここ、なかなかいいです。ただ、難点は大量だということ。でも生ものの鮮度はぴか一ですし(どうやら回転がいいかららしい)、ブラックタイガー、かに、豚肉、魚の切り身などは買ってきたその日は塩コショウで、残りはきちんと小分けしてフリージングすれば、おいしいまま、最後まで食べられます。ジップロックなどは日本よりずーっとお安いので、ラップとワックスペーパー(お肉などの小分けにはこちらのほうが鮮度よく保てるそうです)を上手に使って、ジップロックにいれて、冷凍庫へ。エビフライなんか、お弁当にいかが? それに、お米もほんとーに安いのです。25キロ入りが1000円くらい。それに味もいけます。

野菜類

子供にはオーガニック(無農薬野菜)でないとという方は、Mother's Market(値段はすこしお高いですが、高級食料品店なので、とてもキレイな形の野菜と果物を取り扱っています。ただし、肉、魚は置いてません。つまり、ベジタリアンのためのお店なのね)、Trader Joe's (英語に堪能な方はリンク先へ飛んでください。ここはマザーズよりかなりお安く、パスタ、スープ、ジュース、チーズ、ハム、コーヒーなどが充実しています。卵もここのはちゃんと黄身が黄色、ないしオレンジ色をしていておいしいですよ)、もしくはファーマーズマーケットのような土曜、日曜の朝市に出かけてください。ファーマーズマーケットはニューポートとIrvine City内の Campasと University の間にあるモールで土曜の朝8時から12時頃までやってます。他にもあれば情報ください。

だいこん、しいたけ、もやし、ねぎ、れんこん、かぼちゃ、ちんげんさいなど、日系野菜を手に入れたい方はもちろん日系マーケットへ。上記のものなら中華系マーケット99などにも置いてますよ。ファーマーズマーケットなら中国系、日系のファーマーたちがこれらの品物をお安く、新鮮に売ってくださいますので、掘り出してくださいませ。

こちらにきて一番うっ、ときたのがこの、野菜、果物の山盛り売りの情景でしょう。りんごはすごく小さく感じるし、傷だらけだし、よくよく見ないと傷んでもいるし、きゅうりなんか切ったら中が腐っていたなんてしょっちゅうでしたね。あんまり下の方から掘り起こすのはマナー違反ですが(苦労して掘り起こしても大した違いはないんです)、せめて腐っていないものをゲットしてくださいませ。野菜、果物はやっぱり上記の場所でお買い求めになることを推薦いたします。でも腐っていたら、レシートとともにその日のうちにもっていけば、絶対に交換してくれます。

お菓子パン類

パンはサワーブレットと書いてあるのはすっぱいです。お店の人にすっぱいかどうかお確かめください。すっぱいのが好きな人はいいんですが。(何度も失敗して、我慢して食べさせました。ははは)

Trader Joe's のフランスパンはおすすめです。これにハム、チーズ、レタスをはさむと簡単朝食、昼食になります。ただし、ハム、チーズは日本のものよりかなり塩がきついので、子供に食べさせるときは量に注意してあげてください。ハムを湯引きするのも手です。手作りのローストビーフなんかだと最高ですけどね。

探せばお近くに中華系か日系のパン屋があるはずですから、買い物している御婦人たちに聞いてみるといいでしょう。中華系のパン屋にはアンパンもあります。うちの息子は中華系マーケット99内にあるパン屋のアンパンが大好物でございます。日系のと比べると半額になりますしね。

お菓子もTrader Joe's で買うことをおすすめします。なぜならここのはそれほど甘くないから。Fat Free が売りもののお店なので、かなり脂肪分もカットしてあり、お砂糖も控えめ。クラッカーは塩が控えめでそれほど喉が渇きません。クラッカーを買うときは塩分チェックを必ずしてください。塩辛いのが好きな方はいいのですが、非常に塩辛いものが多いので。

Trader Joe's の冷凍ケーキ、冷凍パイもまずまず。日本のケーキ、パイには絶対に勝てませんが(日本のケーキ、パイは世界一かもしれん、と食べるたびに思います。うちはケーキはほとんど自作で賄っておりますが)アメリカ的味を体験するならおすすめです。

閑話休題/あんまりごてごてクリームやチョコのかかったケーキはふたり、三人でひとつ試すのならいいのですが、一人一個は絶対に食べられないのでご注意。レストランなどでデザートを頼むときも、まずは何人かでシェアすることを考えて、少な目に注文して、追加オーダーすることをおすすめします。見た目ほどは食べられないものなのです。

その他

ココアを買うときはお砂糖が入っているかどうか、よくよく確認してください。砂糖がたんまり入っていることが多いですよ。だいたい棚の一番上のほうでほこりかぶっている箱が、砂糖が入っていないタイプのことが多いです。(アメリカンは甘いものがよくよく好きらしい)

ビールはどれも結構お安い。サッポロ、アサヒなど、日系ビールの味はこくがあって他と一線をかくします。しかしながらアメリカの味もお試しあれ。わたしの好みは日ごろ飲むのはバドワイザーライトなんですけど、好きなのはXXと書いてドセキスと呼ばれるメキシカンビール。一味違ってうまいです。黒ビールと普通のト二種類あり。
ビールはだいたい30本入り(320ミリリットル缶)で13.99ドル(我が家のストック価格)。
 
 

牛乳はホモナイズドと書いてある、大概は赤いラベルか容器に入っているものが日本の牛乳に近いです。安売り店のはひときわ薄く、また、Low Fatは半分くらいの薄さ、 Non Fatにいたっては水に近いような味になります。子供用には絶対にホモナイズドをお買い求めください。

HARF & HARFというのは、牛乳とクリームが半々になっているものです。つまり、コーヒーなどにいれるクリームよりもクリームが半分になっているので、low fatだというわけ。ちなみにこれを好んで飲む子供もたくさんいるようです。

スープ缶は日本でよく売っているのが安いので、おんなじ味だろうと思いがちですが、大分味は違いますので、ご注意。ブロッコリー入りのはかなりブロッコリーの味が強烈です。チキンブロス(チキンスープのこと)も日本のコンソメより塩がきつく、幾分味が違います。日系マーケットで日本のスープのもとや缶を売っていますがとても高い(日本価格の倍はします)ので、ツーリストの方はもってこられることをおすすめいたします。また、これらはおみやげとしても喜ばれます。(こちらに住んでいる日系の方へは特におすすめ)

日系マーケットは便利でありがたい存在です。しかしながら、競争の必要性がないせいか、サービス、品質、ともにあまりよくないのが現状です。おでんのたね、みそ、冷凍食品、他、日持ちのするものはよくよく賞味期限をお確かめの上、お買い求めください。大概切れている、という噂もあります。知っている方なんか、おでんのたね、くさってたんですよ、信じられないことに。腐ってても売るっていう商売をしているのが日系マーケットという概念が捨て切れないわたしです。(それにやっぱりお高いので、納豆以外はほとんど買わないんですよ、わたし)
噂その2/時々2割引セールとかやるんですけど、通常値段より高い値段がついていたことがあるらしいです。本当なの? でも本当なら許せないですね。

カリフォルニア米はおいしいです。最高です。ただし、短粒米、もしくは中粒米と表示してあり、日系の名前がついていれば、の話ですが。こしひかり、あきたこまち、錦米、ひかり、などは保証いたしますが、それ以外は数段、日本人の舌からいえばレベルが下がります。そのぶん安くもなりますが。価格はうちがいつも買うあきたこまちが約10キロで特価9.99ドル、通常13ドルくらい、こしひかりが16ドルくらい。COSTCOだともっと安くて25キロ入りが9.85ドルくらいでした。いずれもおいしいです。

旬のもの

やっぱり旬の野菜、果物が最高においしいのは世界共通でしょう。
 

バーベキューはアメリカの花、といっても過言ではありません。炭もお安く売っておりますし、公園などではバーベキューセットが大概無料で使えますので(一部有料のところもあります。リザーブの表示がなければ無料です)アメリカンビーフをにんにくとしょうゆ、酒につけて、コーンとなす、ピーマン、たまねぎ、キャベツなどをもっていってアウトドアを楽しんでみてはいかがですか。ただし、野菜を洗うところなどはないので、どこかで洗って、切っていくことをおすすめします。ジップロックもとても安いので、それに入れていくといいですよ。あと、ペーパータオル、ペーパーディッシュなどもお忘れなく。かわいい柄のものが欲しければ、 Party City などで安く売っています。紙製のテーブルクロスなんかも売ってますので、パーティーを盛り上げるアイテムをそろえてみるのもいいですね。

アウトドアの話が出たところで、ぜひ、家族旅行のページも見ていただきたい。うちはアメリカ旅行の醍醐味はやっぱり国立公園だ、という意見に固まりつつあります。小さい子供がいると、観光旅行って疲れるし、時間に追われるし、十分楽しめないんですよね。ここなら騒ごうが駆けずり回ろうが自由自在。子供がもうすこし大きくなるまで、うちはアウトドアにでかけることでしょう。パパは大きくなったらふたりで山登りに行く、といってますが。

便利食品
アメリカには大変便利な食品がたくさんあって、作り方Directionを読むとうそー、ほんとにそんなのでできるのーっと叫びたくなるようなお手軽グッズがあるのです。
ここでは、わたしが実際作って、味もまあまあ、こんな風に手を加えるとさらにグッドというものをラインナップしていきます。

チョコレートチップクッキーパウダー
ハーシーというチョコレートメーカーとして超有名なところから出ている袋もので、卵一個、サラダ油1/3カップ(アメリカサイズ)、水ティースプーンいっぱいを加えて混ぜるだけで、簡単にクッキー3ダースができますというしろもの。子供と一緒にクッキー作りを楽しむにはもってこいです。
最初からチョコチップとアーモンド(新製品の方)がいっぱい入っているんですけど、これにお好みでクルミ、レーズン、ピーナッツバターなんかをいれるとさらにおいしい。うちの子はクルミが苦手なので、レーズンをたっぷりいれました。焼く(8分くらい。オーブンシートが必要と書いてある)と結構大きく膨れるので、小さ目に天板には乗せた方がいいですね。(うちはこれで一度失敗した。全部くっついて、板状になっちまったのだ)スプーンに軽くいっぱいくらいがいいかな。
多少甘目ですけど、あまーいクッキーが食べたいときとか、コーヒーに砂糖なしで食べるとなかなかグッドテイストですよ。おためしあれ。

誕生パーティー
アメリカンたちは結構楽しくお手軽にパーティーを催すみたい。で、ま、日本人としてはパーティーといえば誕生日ということで、うちは年に一回、息子の誕生日にパーティーをすることにしている。
といっても呼べるのはわたしの友達というか息子の友達数名だけ。本当は土曜日曜にやって、家族みんなで来てもらいたいんだけど、日本人家族というのはどうも、土日はパパがゴルフとか出勤とか結構多くて、なかなか来てもらいにくい雰囲気があるのね。実際、うちのパパも、家族で呼びたいんだけどなんていうと、いやだ、なんていうし。
1998年、二歳のお誕生日パーティーは家の近くの大きな公園でやりました。用意したのはこれだけ。
資材
息子の好きなプーさん柄の紙皿、紙コップ、紙ナプキン、紙テーブルクロス、パーティー用三角帽子。使い捨てスプーン、ナイフ、フォーク、クーラーボックス、ラジカセ、人数分のふうせん、お砂場道具、など。
食べ物
特大ケーキ(手作り、写真参照)、スパゲティーサラダ、ドラムスティック、コーン、フルーツとゼリー、ちらしずし。
結果
まあ、好評だった、といっていいのではないでしょうか。二歳という年齢もあって、朝10時から2時ごろまでという時間設定もよかったらしく、眠くなるころお開きとなりました。
パーティーで難しいのは人間関係かもしれません。わたしはまずまず、と思っていますが、呼ばれた方はそうではなかったかも。特に親しい度合いとプレゼントという点がすごく気になります。
わたしなんかは誕生パーティーに呼ばれるとすごくうれしい人だけど、そうじゃない人もいるみたいなのね。呼ばれてうれしくなかったらはっきりいかないっていってくれてもいいんじゃないの、とか思うわけ。その日は用事があって、とかなんとかいってね。
さて、今年はどういたしますやら。来月を待てって感じかな。
 

注意
上記はわたしの独断と偏見により、書かれたものです。

そのとおりかどうかは、あなたの目と舌でお確かめください。