しかし。
今回はなんと、数年に一度ひくかひかないか、という大風邪をひいてしまったのだぁぁぁ。一生の不覚………。週末あたりから息子が風邪を軽くひき、やばいなー、と思いつつ。旅行前日、やっぱり帰宅したときに汚いのはいやなので、朝からだかだか大掃除していたのだが、お昼ご飯を食べたあと、なんか体が痛いな、そんなに力いれて掃除したかな、と思っていたらー。喉が腫れてきて。こりゃあかん、と葛根湯を飲み干して、子供に絶対鍵開けて外に出るなーと厳命して、倒れ伏してしまいました………。その夜、暑いのか、寒いのか、わからんのです。ふとんをかぶって少し寝ると暑くて汗だらだらで目がさめ、水を飲みにとかトイレにいこうとふとんをはねると、かたかた寒くなり。わけわかめでした。
それでもー。
翌朝、関節痛は結構和らいだので、早朝五時、目覚し時計とともに這い起き、とにかく6時過ぎに家を出る。それまでに花に水をやり、冷蔵庫のものをクーラーボックスに詰める。でも朦朧としているので、あとでいろいろ忘れ物もしてしまったんだなぁ。致命的だったのは、夕食用にカレーを作るつもりでカレールーを入れるのを忘れたことだった。大人用は新品の小さいのがあったのでいれていたのだが、子供用をねー。忘れたんだわ。
飛行機に乗ったらもう、爆睡モード。でも耳が痛い。見れば息子も耳が痛いといっていた。旦那は着ないでは子守り、降りてレンタカーを借りれば(これがもう、すごく並んでいたんだぁ)運転、と大忙し。すまぬ。
今回の旅行の一点豪華主義の一点は、レンタカー。借りたのはシボレー社のブレイザー。4WDなのだ。山に行くからと奮発したのだが、例のごとく、うちの旦那は英会話がよくわからなくても、食い下がるということをしない根性なし。わたしならわからなければわかるまで粘るのだが(アメリカン、すまぬ。いつもご迷惑かけてます)レンタカーの保険の種類がわからなくて(いつもと違う会社だったのだ。そこが一番安かったんだ)一日60ドルほどのレンタル料金なのに、保険に30ドルもかけてきたのだった………あほー。薬で朦朧としていたので、あとからそれを聞いて(もう夕方だった………)がっくりきてしまった。結局、ここで早くも予算をかなりオーバー。保険入れて400ドルでおさまるだろうという目算ははやくも崩れ去ったのだった………。
ホテル
Olimpic Suites INN [Port Angeles]79.00[2Night]
800 OlimpicDr. Forks WA 98331 360-374-5400
しかし、シアトルに近づいてきて、息子と旦那は空からマウントレーニエを見ようと構えていたのだが、あいにくの雨で見えず。到着すると結構な雨脚なのですね。荷物を受け取って、レンタカーを借りて出発するまでに一時間半かかってしまいました。レンタカー屋さんがねー、混んでたんですね。
出発して、フェリーに乗ろうとピアを探すものの、目的のピアはあるもののどこから車を入れたらいいのかわからない。しかも左折ができないので、一回失敗すると町内一周状態に………。ようやくフェリーの乗り場に車を止め(毎時15分出発でした)ちょうどそこにあったマクドナルドにお昼を買いに走りました。シアトルでもやっぱりマクドナルドなのですねー。買いやすいのよねー。子供好きだし(いや、親も結構好きかも。そんなだから体脂肪率30パーセント超えたりするのね………)でも体調不良で食欲なくて、子供とふたりでフィッシュバーガー半分コでした。
ここでまたしても風邪薬飲んで爆睡。景色を眺めるといっても雨だしねー。(いいわけ)
ついて、そこから旦那は車をかっとばす。何回か道をまちがえたものの、車に方位磁石の電子版がついていましてねー、ちゃんとどの方角に走っているか表示されているので、助かりました。なにしろ、一本道がいきなりふたつにわかれたりしていて、そのあとまた、それが一本道。まちがえていてもかなり走らないとわからないのですよ。さすが、車メーカー、考えてることがえらい、といいながら、とにかくオリンピック国立公園目指す。
………遠かったね。かなり。
この体調ではどこかを歩くのはかなりつらいので、旦那にアメリカの温泉にはいりたいーと親子でダダをこねた。息子は温泉というのは絵本でしか見たことないので、オンセンいきたいー、という(ちゃんと洗脳しておいたのだ、母は)ので、旦那はま、いっぺんいってみるかー、とオリンピック国立公園の中にあるソルダックホットスプリングスに行ってくれた。
ここの入泉料は大人10ドル、子供5歳以上7ドル。結構するのですね。
でも硫黄の香りもなかなかよく(そんなに強くなかった)まずまずの清潔さで(料金を考えると、もうちょっときれいにしてもいいんじゃないの?という感想は持ちましたが)日本人にはちと温度が低いかな、というもののよかったですよー。ぜひぜひおすすめしたいスポットです。なにしろ、風邪が少し楽になったような気がした上に、翌日、化粧するとき気づいたのですが、つるつるなの。膝もかかとも。いやはや、硫黄の力ってすごいっすよ。これ考えたら、すごく高い化粧品買うより、ここに来るほうが安上がりだわね(笑)
この旅行の特筆すべきこと。それは。
ホテルですー。ようやくあたりですー。壁や床が薄くって、ぎしぎしいうんだけど(我々は一階で2階の人がなにをしているかどこを歩いているかわかっちゃうくらいでした)リビングと寝室が分かれていて、2クィーンベッドで、キッチン付。キッチンにはちゃんとディッシュウォッシャーと電子レンジがついていたわ。それに内装が新しいのよ。きれい。明るい。ここが一泊8500円程度となれば、うれしくありませんか? ふふふ。電話番号まで載せておくので、行きたい人はここ、予約してね。おすすめよ。受付のお兄ちゃんもなかなか愛想よくて、リネン類も清潔、かつ、新しい(ここ、大事。いくら清潔でも洗いざらしは嫌だよね)
でも食事を既に済ませて(これはサイテーでした。カキフライみたいなのがあったので、おいしそうだなーと思ったものの、出てきたのはオイルが滴るできあがり。わたしが揚げてあげたほうが上手だったわね………)きてしまったのが悔しい。ここで作って食べればよかったなー、と反省。行ったレストランが最低だったもんだからなぁ。
とにかく体調が悪いので息子とともにバタンキューしてしまいました………。夜9時なり。
朝ごはんは個別パックのシリアルと牛乳、桃、飛行機でもらったバナナ。個別パックはちょいとかさばりますが、毎日の楽しみというのがあります(笑)家族それぞれ好きなのを選ぶんですよ。で備え付けのコーヒーメーカーでコーヒーパックでコーヒー作ってみたんですが、これが激マズ。なので、結局それは捨てて、ティーパック(昨日、Albertsonで牛乳とともに購入)でコールドケア用というハーブティーをいれました。これは家でもよく飲むの。おいしいですよ。
しかしさすがにちょっと小食だったようで、このあと、すぐにおなかすいたー、と息子と旦那が大合唱。
風邪のほうは昨日よりはずいぶんよくなっていたので、計画どおり、泊まっていたForksの街からは一番近い、Hoh Rainforestに午前中、午後からKalalochという海岸沿いにいくことに。ホーは温帯雨林というやつでして、これがまたすごい。景色は旦那曰く「日本的」だそうですが、信州とかいうんですよね。私言ったことないからわかんない、というと、びっくりして、それは帰国したらぜひ連れて行ってやろうということに。ラッキー。北海道にも連れて行ってもらうことになっているんだよね。で、新婚旅行にグアムに行った時、旦那は基本的に南の海は好きじゃないとかいっていたくせに、なかなかいいなー、とのたまい、やっぱり南の海なら、一度はグレートバリアリーフにいかなくちゃ、などといって、旅行から帰るなり、毎月一万円ずつ積み立てをしたので、既に家族三人はゴージャスにいける金額に達しているのでした(笑)でもなかなかいけないんだよね。
風景の方はまた、他のサイトとか、ガイドブックで見てもらうとして、ここでトレイルを一本、短いのをゆっくり散策。その後、ピクニックエリアで昼食。メニューはなんと手巻き寿司。朝、ご飯炊いて、すしのこ混ぜてきたのよね(笑)スモークサーモンの缶開けて、マヨネーズ混ぜ混ぜして、きゅうり切って、アボカド切って。シアトルで生魚買おうという計画だったんだが、風邪で気力がなく、断念しました。それにインスタント味噌汁。
海岸沿いはちょっとかなり、さびしい感じの風景。インディアン保護区も近い。ホーレインフォレストもかなり涼しかったんですが、こちらは寒い。コスコで安売り9.99ドルだった表がビニールで中がちょっと起毛の息子の上着が役立ちました。雨も降るし、風も結構吹くので、もこもこ起毛のオーバータイプより、風をよけるのでよかったらしい。親の方はちゃんとウィンドブレーカーもっているんだよな。いや、買ってやれよ、という話もあるんですが。(ハイキングシューズはいつも奮発していいのを買い与えているんですがぁ)
この海岸で、インディアンたちはCeder Tree(杉)の幹をくりぬいて、ものすごく性能のいいカヌーを作り、海を渡って魚を捕って暮らしていたそうです。(いや、今でもそうかもしれないが)彼らのカヌーというのはすごいらしいですねー。
海岸も散策したあと、夕方、今日はあのきれいなキッチンでごはんつくって、部屋で食べよう、と行きに見つけていた大きなスーパー(フォークスにあります。ホテルのすぐ近く)に寄って、もってきていた冷凍クリームコロッケ(電子レンジでチン)につけあわせるサラダミックス(もうささっと洗うだけで食べられます)にラディッシュを添えて、もってきたインスタントスープは明日の朝飲むというので、缶詰のスープ、翌朝のりんごとオレンジとバナナも購入。あと、息子にねだられてつい、アイスクリームも。で、ほんのひとくち、ワインも飲みたくて。それからのどの薬も。
そんなにごちそうじゃないけれど、主婦だって旅行中なんだからあんまり凝ったことしたくない。缶詰あけて温めて、サラダ盛り付けて、コロッケチンしておしまいでも、食後にアイスもあるし、ひとくちワインもちゃんと使い捨てのプラスチックながら、グラスに注いで飲んだし。
アイス食べながらテレビ見て、またしても家族そろって寝てしまいました。元気だったらきっと、寝室とリビングが別だから、もうちょっとゆっくりなにかしたんだろうけど。
Lake Crescent もHurricane Ridgeも初日にスキップしてきたので(雨が降っていたので、展望が悪かろうと)早速朝から向かう。
湖はきれいでした。レイククレセントでとりあえず旦那は車を止め、湖を見ようというのですが、見えないんです。このトレイルだと思う、というのですが、車を目的地に回しにいく、といって、息子とふたり、歩いていけ、といっていっちゃったんですよ。でも森の中で、暗いし、トレイル結構長いし、矢印よくわかんないし、息子と半べそかきながら歩きました。いや、そんな長いわけじゃないんですが、湖はそこにあるはずなのに、見えないんですよ。
ロッジで落ち合うということになっていて、ロッジを見たときはほっとしました。うん。
そのあと、ハリケーンリッジに向かったのですが、101号線から右折するところがわからない。見落としたらしいんです。かなりいきすぎてから気づいて、引き返したので、大ロスタイム。でもハリケーンリッジはよかった。時間がもう少しあれば、ここで短いトレイルを歩きたかった。
戻ってきてポートエンジェルスで昼ご飯。ラーメンしようか、といっていたのですが、ロスタイムが大きくて、断念。カールスジュニアでハンバーガーでした。
そこからマウントレーニエ国立公園まで、遠かったー。取ったルートが悪かったのか? 101-104-3-16-5-12というルートだったんですが、帰り道はマウントレーニエ内を通る123-410-164-167-5でシアトルまで戻ったのですが、そっちのほうが断然早かったです………。
途中、疲れ果ててガスを入れながら、コーヒー飲んで、息子はキャンデー食べて。息子は滅多に車で寝ないのですが、さすがに「退屈ー退屈ー」と叫びながら寝てしまいました(笑)
今夜の宿はOhanapecoshから公園を出たところにあるPackwood。これがー。サイテー。旦那にいわせればまずまず。確かに清潔なんだけど、「日本的民宿」ってイイですか? 古い。狭い。暗い。古いっつってもほんとー、ちょっと商売しているんだから、もうちょっと近代的な装備にすれば、という感じ。うーん。でも、椅子が二脚しかなくて子供の分がないので貸してくれないかと交渉にいったら、ちゃんともってきてくれたし、悪くはないんですけど、ここにはもうちょっと新しいホテルもありました………。
食事は焼肉。でもなんか食欲なくて、あんまり食べられませんでした………。息子と旦那はばくばくでしたが。