モネ(1840-1926)は印象派を代表する画家です。
溢れる光に彩られた世界を、調和に満ちた色彩で描きました。
わたしの一番好きな画家です。
モネは生涯で何百枚もの睡蓮を描きました。
美術館の証明が暗かったのが残念でしたが、
壁一面にかかる大きさに圧倒されました。
端の方ではキャンバス生地が見えているのが印象的でした。
セーヌ河風景
空の青、雲の白、山の赤、木々の緑。
そして、それらを写すセーヌの色。
モネが書くと、何気ない風景がこんなにも美しくなるのです。
白と黒の雪の風景、間近で見ると
しっとりとした雪の質感まで伝わってきます。
そして、安らぎを与えてくれる全体として調和。
素晴らしいです。
この駅のあった場所には、今ではオルセー美術館があります。
機関車の吐き出す煙が青いのがわかりますか?
大気を汚す煙でさえ、ここでは美しいのです。
美しい自然の中、穏やかな日差し。
間近で見ると、はっきりしない親子の姿は、
少し離れると、浮かび上がります。
「私はまた不可能なことを始めてしまった。。。
水底で揺らぐ草、見るだけならいいが、
これを描こうというのは、気違い沙汰だ」(モネ)
水が写す空の色、溜息が出るほど美しいです。