JavaScriptで書いてみよう!
(概要)

ここではJavaScriptの概要について説明します。




JavaScriptって何?

    JavaScriptはクライアントとサーバのアプリケーションのためのオブジェクト指向スクリプト言語です。クライアントアプリケーションはブラウザ上で動作し、サーバアプリケーションはWEBサーバ上で動作します。JavaScriptにより、ユーザ入力データなどを処理可能な動的なページを作成することができます。また、Javaを制御することもできます。 クライアントサイドJavaScript、サーバサイドJavaScriptは純粋な言語であるコアJavaScriptを共有しています。ここでは、クライアントサイドJavaScriptについて説明します。


JavaScriptとJava

    JavaScriptはインタプリタ言語であり、Javaはコンパイル言語です。両者は全く別物であり、名前が似ているだけです。JavaScriptはもともとLiveScriptという名称でしたが、マーケティング上の理由からJavaScriptという名称に変更されました。


標準化とブラウザの対応

    JavaScriptはもともとNetscape社により開発されました。純粋な言語であるコアJavaScirptはECMA (European Computer Manufacturers Association)ECMAScript Language Specification (ECMA-262)にて勧告しています。ECMA-262はNetscape社のJavaScript v1.1をベースとしています。ECMA-262はISO (International Organization for Standards)のISO-16262としても承認されています。
    現在では、ECMAScriptという名前が言語の正式名称であり、Netscape社による実装がJavaScript、Microsoft社により実装がJScriptということになっています。ここでは、一般によく知られているJavaScriptを名称として用います。
    ECMA-262に準拠している言語とブラウザは以下のとおりです。

    ベンダバージョンブラウザ
    NetscapeJavaScript v1.3以上Navigator 4.06以上
    MicrosoftJScript ?.?以上Internet Explorer ?.?以上


なぜ、JavaScriptなのか?

    JavaScriptは動的なホームページを作成する最も簡単な手段であり、ほとんどすべてのユーザが使用しているブラウザであるNetscape Navigator、Internet Explorerで共通して使用できる唯一のスクリプト言語です。以下のような特徴があります。

    ・スクリプトはHTMLに埋め込む。スクリプトは見ることができる。
    ・インタプリタ言語であり、ブラウザが逐次実行する。
    ・特別な開発環境が必要ない(エディタとブラウザがあればよい)。

    わずかな記述で、以下のようなことができます。

    ・ユーザ操作に基づくインタラクティブな処理
    ・動的に表示要素のスタイル、配置を変える処理
    ・Javaを制御することができます。


JavaScriptの構造

    JavaScriptは以下のような構造になっています。
    <SCRIPT LANGUAGE="JavaScript">
    <!--
    function warn() {
        alert('警告文はこのように書きます。');
    }
    // -->
    </SCRIPT>
    <FORM>
    <INPUT TYPE="button" NAME="b1" VALUE="押す" onClick="warn()">
    </FORM>
    



    結果は以下のようにになります。





    <SCRIPT>
    スクリプトは<SCRIPT>と</SCRIPT>の間に書きます。<SCRIPT>と</SCRIPT>は<HEAD>と</HEAD>または<BODY>と</BODY>の間に書きます。

    <!--
    JavaScriptに対応していないブラウザを考慮してスクリプトはコメントアウトします。

    function warn() {
    alert('警告文はこのように書きます。');
    }
    関数はこのように書きます。alert()は警告を表示する組込関数(厳密にはメソッド)です。

    // -->
    先頭の//はJavaScriptではコメントになります。コメントアウトを終了します。

    </SCRIPT>
    スクリプトを終了します。

    <FORM>
    <INPUT TYPE="button" NAME="b1" VALUE="押す" onClick="warn()">
    </FORM>
    ボタンを定義し、クリックされたら、定義した関数を呼び出します。




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