1997年
エヴァへの道 船井幸雄 PHP研究所 ★★★
船井幸雄という人を知ったのは、もう何年か前のことでした。その
ときの認識は不思議なことを言う日本屈指の経営コンサルタントと
いう程度でした。しかし、そのときから、いつかは彼の本を読んで
みようと思っていました。それが何故だかはわからないのですが、
今から思えば、それは直感だと思います。インターネットにはリン
クという言葉があります。それはいろんな情報につながっていると
言う意味です。この本はまさにリンクであるという印象を受けまし
た。多くの本物の情報へのリンクが張られています。何万人もの人
が読む書籍でありながら、そこには連絡先の電話番号が直接書かれ
ているのも、わたしには印象深いことでした。それは、読者次第で
すぐに役立てることができる情報だということなのです。そして、
溢れる情報の中から、著者の目を通して見える本当のことが書かれ
ています。そもそも、本当のことは多くの情報がなければわからな
いことなのです。この本では、多くの素晴らしいことが語られてい
ますが、それらを実現するための行為は、むしろ地道な行動である
と強調されているところが、いかにも信頼を持てるところなのです。
わたしは、この本に書かれているリンクを辿り、更に多くの本を読
み進み、更にいろいろなことを知ることになったのです。
超右脳革命 七田眞 総合法令 ★★★
我々の脳は左脳、右脳と分けて考えることがきます。一般的には、
左脳は思考を司り、右脳は感情を司ると考えられていますが、右脳
には秘められた可能性があり、右脳を開発することで、いろいろな
能力を開発できるということが書かれています。それは、我々が超
能力などと考えている能力であり、未来を予知したり、遠くの人と
テレパシーで交信したり、植物、動物と話ができたりといったよう
な内容です。それらの能力は、もともと誰にでも備わっている能力
であり、我々が自ら封鎖してしまった能力だということです。そし
て、右脳を開発する努力をすれば誰にでも、また手にいれることが
できる能力であるとのことです。もちろん、子供のうちのほうが開
発しやすいことは確かです。自分の能力を開発したいあなた、いま
妊娠しているあなた、子供を持っているあなたにこの本を薦めます。
生きがいの創造 飯田史彦 PHP研究所 ★★★★ 初級者(^^)
わたしは本屋で、たまたま探していた本がなかったために、その本
のかわりにこの本を購入しました。題名からして大した内容ではな
く、年寄りの説教くらいに思っていたのですが、内容は全く違って
いました。人の生まれ変わりに関する学術的な研究が書かれていた
のです。これらの信じられないような内容が、大学の研究者として
の著者のまことに客観的な立場からの考察により、明らかになって
いく様は、まさに驚くばかりです。そして、その生まれ変わりとい
うこと自体が重要なのではなく、それを知った人々の変化が重要な
のだという、建設的な考えはわたしの考えとも一致するものです。
人の生まれ変わりという、人にとって重要な問題に、人にとって都
合の良い解釈が行われているかも知れませんが、そのことの良いか
悪いとは別に、少なくとも、それが現実の人に良い影響を与えるも
のである以上、それは良いことなのだと確信します。人生のいろい
ろな問題に悩んでいるあなた、自分の生き方を真剣に考えてみたい
あなたに、この本を読んでみることを是非とも薦めます。
波動の法則 足立育郎 PHP研究所 ★★★★★
この本に究極的な内容が書かれているであろうことは、船井幸雄氏
などの本を読んで漠然と感じていました。最初の印象は、文章は短
いわりに、わかり難い表現が多く、とても怪しいことを言う人だと
いうものでした。しかし、読み進むにつれて、著者の言葉は神の言
葉のように確信に満ち、無駄が無くなっていきます。この本に書か
れていることをすべての人が理解できるとは、わたしには思えませ
ん。しかし、もしその内容を理解し、きちんと読み終え、意識の変
革を行おうと決意したならば、そのとき、あなたの身のまわりに、
いろいろと不思議なことが起こり始めるでしょう。それは著者が、
そのようにしておいてくれたことなのです。どのような人にこの本
を薦めていいかわかりません。もし、あなたが読みたいと思ったな
らば、読むべきなのです。その理由は後にわかることだと思います。
エドガー・ケイシーの予言 マリー・エレン・カーター たま出版 ★★★
わたしはエドガー・ケイシーという人のことをこの本を読むまで、
名前くらいしか知りませんでした。彼は1877年〜1945年に
この世に生存し、写真家として生計を立て、生涯を終えました。そ
れは、普通の人としてのケイシーでしたが、一方で彼は催眠状態で
多くの質問を受け、病気の治療法、予言などを残しました。多くの
人が自分の病気を直す方法を聞くためにケイシーを訪れました。し
かし、ケイシー自身は睡眠状態での発言は全く覚えていないのでし
た。したがって、それはケイシーを通して語られた言葉と解釈する
のが良いと思います。ケイシーの語ったことは、過去から未来へと
幅広く、彼の言葉は普遍的であり、そしてわたしの知ってる多くの
ことと一致します。そして、どこかで聞き覚えのある口調、発言な
のです。この本に関して少し残念なのは、それがケイシーの発言な
のか、他の人の発言なのか、あるいは著者の発言なのかがはっきり
しない点です。ケイシーの言葉は普遍でも、その解釈は変わってい
くでしょうから、これは注意が必要です。1968年に米国で発行
されたこの本の内容が、少しも古くなっていないことに驚かされま
す。著者の考えや、その当時の時代の興味を背景とした記述もあり、
少し冗長ですが、ケイシーの語ったことは素晴らしく、また興味深
い内容です。そして、ケイシーは、世界の開放者として新時代をも
たらすのを助けるために、1998年に再び地球に戻ってくるかも
知れないと語っています。この世を貫いてる真理、法則について知
りたいあなたにこの本を薦めます。
快癒力 篠原佳年 サンマーク出版 ★
著者は、医者を長年続けており、名医としての評判もあるようです。
主に直りにくい病気の患者を治療していて、その中で、いろんな患
者に接したり、治療を続けていくうちに達した境地について書かれ
ています。病気を直したり、病気にならないためには、病気のこと
を考えないこと、忘れることが必要であり、健康な人は健康につい
考えていないということなのです。そして、行き着いた先は、気で
あり、その気をどう使うかというバランスであり、その人の持つイ
メージということのようです。著者の主張は、病気は神様からの熱
きメッセージであるといものです。病気は悪いものだと単純に考え
るのは間違っているということです。著者はいろいろと推察するの
が好きなようで、独自の考えを展開していきます。それらはとても
斬新で、固定観念に捕らわれていません。記憶として過去も想像と
しての未来も、結局は現在の中にあるのだという考えも、時間とは
流れるだけのものという一般常識からすれば、変わった考えといえ
るでしょう。病気や不幸について悩んでいるあなたにこの本を薦め
ます。
超能力の秘密 ジナ・サーミナラ(十菱麟訳) たま出版 ★★★
本書の原題は「内なる世界」であり、内容もそれにふさわしいもの
です。それに対して「超能力の秘密」という日本語題がつくのは、
その当時の時代の流行か、あるいは商業主義と言わざるを得ないで
しょう。功罪あるでしょうが、ここでは述べません。
著者の主張は一貫して、転生の正当性であり、また、それを人々が
知ることによる、社会的な利益というものです。欧米においては、
伝統的に転生を信じない文化というものがあるようです。それは、
アジアにおいて輪廻転生が信じられてきたのと異なり、転生を主張
すること自体が大変に勇気のある行動であったことがわかります。
本書が書かれたのは約40年前であり、日本語訳が出版されたのは
約26年前です。最近でこそ、科学的な見地から転生についても語
られるようになってきていますが、40年前から、このように多く
の資料と、しっかりした考察による転生の書物が書かれていたとい
うことは驚くべきことです。さらに言えば、それにも関わらず人々
の意識は、未だにこのようなものであるのです。
本書の内容は転生の見地から考えての、肉体、セックス、人種、バ
ランスなどについての考察です。そこには、多くのカルマが複雑に
絡み合ってきます。何故、今このような境遇にいるのか、これから
何をすべきなのか、考えてみたいあなたにこの本を薦めます。
船井論語[宇宙篇] 船井幸雄 中島孝志 ダイヤモンド社 ★★
本書は、船井幸雄さんがふともらした言葉の中から、著者がなるほ
どと感じた言葉について、著者の解釈、感想などをいろいろな事例
を引き合いに出しながら書かれたものです。読んでいると著者の知
識の広さと深さがかいま見えます。そこに書かれている内容の多く
はわたしにとっては、自然なことであり、既知のことです。
船井幸雄さんの書いた本、あるいは推薦する本はとてもよく売れま
す。多くの人がその理由を知りたがっていたり、その考えに触れよ
うとしています。そして、本書はそれらの人々に概観を示すものだ
と思います。それらの考えが、知識の広さと深さである人から支持
されているというところに意味があります。
本書は[宇宙編]であり、宇宙観、人間観について書かれています。
本書には姉妹本として、[人生篇]、[成功篇]があります。
光のチャネリング 加納眞士 学習研究社 ★★★★
ぽっかりと時間の空いた夕方、持て余す時間を何とかしようと書店
に入りました。幾冊かの本をぱらぱらとめくって、買うべき本を探
しているうちに、この本がわたしの心を惹きつけました。それをチ
ャネリングというのだと思います。この本には、今まで漠然と感じ
ていたとや、知らなかったことが明確に説明されていました。それ
が明確になるということは、理解が深いということなのです。著者
は特に言葉を大切にされているようです。わたしはわくわくしなが
らこの本を読み進みました。ページをめくるたびに、そこには驚き
と感動がありました。自然との調和ということを思い出させてくれ
たのもこの本です。どこまでいっても、わたしの思考、直感から外
れることはありませんでした。その意味では、著者はわたしと考え
方が近いのかも知れません。チャネリングとはどういうことなのか、
また自然に対する深い理解の欲しいあなたにこの本を薦めます。
足立育郎と語る 森眞由美 PHP研究所 ★★★
書店の店先でこの本を見つけました。この題名を見ただけで、わた
しはこの本を購入することを決めました。「波動の法則」を読んで
以来、わたしは、足立育郎さんの言うことをもっともっと聞きたい
と思っていたのです。しかし、それがこうも率直な題名になってし
まうというのは、どうやらそう思っているのは、わたしだけではな
いようです。そして、わたしがこの本を手にしたのは、偶然のよう
でいて、そうではないということが読んでいるうちにわかってしま
いました。詳しくは述べませんが、わたしに対するメッセージが入
っていたからです。わたしはこの本を初めて見た時から24時間以
内には、読み終えていました。本を読むのが遅いわたしとしては、
そのようなことはまずありえないことです。さて、内容は少し難し
いかも知れません。というよりは、まず「波動の法則」を読んでか
ら読むほうが良いかも知れません。なぜなら、この本には「波動の
法則」をわかりやすく説明するという意味もあるからです。もっと
も対話形式なので「波動の法則」よりは気楽に読めるかも知れませ
ん。書かれている内容はやはり究極的なことです。現在の人類の常
識では考えられないことです。足立育郎さんは、人として最も深淵
な情報を得られている方のお一人だと思います。宇宙の、地球の、
人類の仕組みに対して、新たな認識を必要としているあなたにこの
本を薦めます。
宇宙に学ぶ 森眞由美 PHP研究所 ★★★★
「足立育郎と語る」という本により森眞由美さんを知ったわたしは、
は、その本の隣に置かれていたこの本を手にしました。迷いはあり
ません。「宇宙に学ぶ」という題名のとおり、この本に書かれてい
る内容は、ほとんどすべてが宇宙からの情報をそのまま記述したも
のです。そして多くの言葉の本当の意味についても記述されていま
す。我々の使用している言葉は完全なものではなく、概念を表現す
るのに十分でない場合も当然あるわけですが、そこに記述されてい
る言葉は、人が考えて記述するのが不可能なほどに正確で深淵なも
のであるように感じられます。わたしはこの本を5分、10分の時
間の繰り返しの中で、わずかに空いた時間を辿りながら読みました。
なぜ、そうなったのかはわかりませんが、まるで美しいものを長い
間見続けていたいかのように、高い波動が少しでも長い間わたしに
流れ続けることを望むかのように、ゆっくりと読みました。読み終
えてまどろんだとき、まるで宇宙を飛んでいるかのように気持ちよ
くなりました。それが何故だかはわかりません。流れていた音楽の
せいかも知れませんし、プログラムされていたことなのかも知れま
せん。ある程度の知識がないと難しいかも知れません。記述されて
いる知識の背景としては「波動の法則」があります。これからの新
しい時代を創造していきたいあなたに、この本を薦めます。
オーラが見える本 遠藤昭則 ごま書房 ★
著者は幼少よりオーラ透視ができたとのことです。そもそもオーラ
とはいったいなんなのか、オーラという言葉を聞いたことのある人
は多いでしょうが、その意味まで知っている人はあまりいないと思
います。オーラとは、人や石の結晶などのまわりに見ることのでき
る光のようなものであり、誰でもが見えるというわけではありませ
ん。その光にはいろんな色がついていて、その色により本人の性格、
感情、体調などを知ることができます。この本のとおりに練習すれ
ば、誰でも約2週間でオーラが見えるようになるとのことです。オ
ーラを見ることにそれほどの執着はありませんでしたので、まじめ
に練習はしませんでしたが、確かに見ようとすればオーラのような
ものが見えるときがあります。そして見ようとすると不思議なこと
に自分と見ようする相手との間に波動を感じます。知らず知らずの
うちに見えない力を使おうとしているのかも知れません。オーラを
見てみたいあなたに、この本を薦めます。
エヴァへの視点 船井幸雄 ビジネス社 ★★
著者が25年間にわたり書き続けたレポートをまとめたのが、この
本です。今、世界に大きな影響を与える存在となった著者が、いっ
たい何を考えてきたのか、そして何故、エヴァという考えに至った
のかがわかると思います。著者ほど広い分野からの多くの情報を入
手し、それらの情報を鋭い洞察力で分析している人はなかなかいる
ものではありません。その力を駆使して、本物を求める著者の視点
というものがわかるのではないかと思います。今、人に求められて
いるのは「正しい生き方の座標軸」を各人が持つことであり、その
ためには「知ること」が大切だと著者は言います。わたしも、より
多くの考えを知ることによって、初めて自分なりの考えを持つこと
が可能だと思います。経営コンサルタントである著者の幅広い知識、
洞察、考えに触れてみたいあなたに、この本を薦めます。
あるがままに生きる 足立幸子 七賢出版 ★★★ 初級者(^^)
この本は足立育朗さんの妹さんである足立幸子さんが、生前に講演
された内容をできるだけ忠実に文章化したものです。著者は直感だ
けで生きるようになってから、多くのことが閃きとして入ってくる
ようになりました。著者がこの閃きの確実性と正しさに気づかれた
のは、足立育郎さんが、それを習得するよりも前であり、いわゆる
直感への気づきの原点が、ここに記述されています。平易な文章で
書かれたそれらの内容の多くに、「ああ、そうだったのか」と漠然
と不思議に思っていたことの理由が書いてあり、内心ドキリとする
内容も沢山ありました。そこには、わたしが知らず知らずに行って
きた個人的な行動、思考パターンの理由であろう点も多く含まれて
いました。著者はこれらの知識を直感で得たのでしょうが、個と全
の考え方などがインドに古代から伝わるヴェーダ(知識)の教えに
酷似しているのは興味深いところです。講演の内容を文章化しただ
けあり、とても読みやすい内容になっています。題名のとおり「あ
るがままに生きる」ということがどういうことなのかが良くわかる
と思います。今の生き方、考え方に疑問を持っているあなた、また
は、もっと自由に生きたいあなたに、この本を薦めます。
理性のゆらぎ 青山圭秀 三五館 ★★★
「あるがままに生きる」を読んだわたしは、もうしばらく本は読ま
なくても良いなと、なんとなく感じていたのですが、それでも気楽
に読める本を探していました。そして出会ったのがこの本です。見
るからに軽く読めそうには思えなかったのですが、なんと2日間で
読み終えてしまいました。それだけ内容がおもしろかったのだと思
います。さて、内容は著者がインドを旅した3ヶ月間の行動記録と
その間に著者の頭の中を駆け巡るいろいろな思考の記録です。著者
は大変に科学的です。つまり、とても疑り深く、理屈っぽいという
ことです。読んでいるうちに、まるで昔の自分を見ているような気
分になってしまいました。求めても仕方ないものを、求めている、
それをなんなとく感じていながら、それでも求めることをやめるこ
とができない。そんな感じです。ただ、理屈っぽいので面白くない
かと言えばそうではありません。とても面白く、ラブロマンスさえ
出てきます。さて、内容はサイババ(人を超越しているので敬称は
省略させていただきます)、アーユルヴェーダ(インド伝承医学)、
占星術などについて著者が体験した神秘的なことであり、著者はそ
れらの不思議な内容について、一生懸命その正当性を理論的に考え
ようとします。今では日本でもわりと知られているサイババですが、
わたしはこの本を読むまで、白髪のおじいさんが人里を離れてひっ
そりと暮しているのだろうとくらいにしか思っていなかったのです
が、実際は違うようです。その神のような行動、言動にわたしは言
葉を失ってしまいました。アーユルヴェーダ、占星術についても、
それ自体の奇跡のような神秘性を持っているのですが、わたしにと
っては、むしろ現代においてなお、これらの神秘の技術がいまだに
息づいているこという事実のほうが、奇跡のようにさえ思えました。
最近では不思議なことがあっても驚かなくなったわたしですが、さ
すがに神秘の国、インドだなという印象を持たざるをえません。イ
ンドの神秘に興味のあるあなた、現代の科学に疑問を感じているあ
なたにこの本を薦めます。
一冊10分の超速読術 川村明宏 日本文芸社 ★★
速読という言葉を初めて聞いたのはもうずいぶんと前のことになり
ます。しかし、その当時、知識の無かったわたしは速読といっても
シーケンシャルに文字を追うことには変わりなく、いくら速くなっ
てもそれは、たかが知れたものであると考えていました。最近にな
って、右脳の働きを知る中で、速読も右脳で行うということを知り
ました。そこでわたしの謎が解けました。我々の多くが普段使って
いる左脳がシーケンシャルな処理を得意とするに対し、右脳はイメ
ージ処理を得意とするからです。それならば、通常の読み方に比べ
て飛躍的な速度の向上が期待できます。この本はそんな速読の基本
が書かれている入門書です。多くの書類に目を通さなければないな
いあなた、なにかと忙しく本を読む時間もないあなたにこの本を薦
めます。
波動の報告書 小林正観 弘園社 ★★
この本は「波動の法則」という書籍が出版される以前から出版が準
備されていた書籍であり、著者がこれまで関わってきた不思議な世
界や、疑問に思っていた内容が、すべて波動の法則により説明でき
るものであると気づいたところからすべてが始まっています。著者
の長年の知識と照らし合わせる形での波動の法則に対する解説書で
もあり、世界中のいろいろな例や現代科学の知識が引き合いに出さ
れていますから、そういった広い視野での理解がしやすいかも知れ
ません。また、足立育郎さんとの対談集もあり、全体として非常に
読みやすい内容になっています。現代科学をベースとして波動の法
則を理解してみたいというあなたにこの本を薦めます。
永遠のエドガー・ケイシー トマス・サグルー たま出版 ★★★
この本のエドガーの生涯を綴った正伝であり、子供の頃から死ぬま
での激動の人生が淡々と繰り広げられます。エドガーは20世紀最
大の予言者とも呼ばれ、催眠状態で多くの病人の診断をし、また的
確な治療方法を指示することにより、多くの人の命を救いました。
これらの情報を得ることをリーディングと呼びましたが、リーディ
ングでは診断と治療に関すること以外にも、宇宙の仕組みや誕生の
過程、輪廻転生、カルマの法則、魂の成長、キリストの裏話などに
ついても語られました。そして、これらの知識はやがてアメリカで
はニューエイジ、日本では精神世界と呼ばれる分野に大きな影響を
与えていきます。エドガーは学問があるわけでもなく、最初は自ら
の不思議な能力に当惑し、その正しさを疑いますが、それが確実に
病人を救っているという事実にやがて、自らもその能力の正しさを
認めるようになります。この本の原題は「川がある」です。エドガ
ーは由緒正しいクリスチャンの家庭に育ち、聖書を愛読していまし
た。これはエドガーが悩んでいる時に開いた聖書の詩編四十六編に
ある言葉からです。川とは水を運ぶものであり、また知識を運ぶも
のでもあります。見えない世界から高度な知識をもたらしたエドガ
ー自身のことのようでもあります。エドガーのことをもっと知りた
いあなたにこの本を薦めます。
ノストラダムス 世紀末への警告 ピーター・ローリー KKベストセラーズ ★★
ノストラダムスは予知能力者、占星術者でありながら、医学博士、
歴史家、、美容師、菓子職人、錬金術師でした。また、ギリシャ語
、ラテン語、ヘブライ語、フランス語、イタリア語を理解していま
した。ノストラダムスは占星術とインスピレーションにより、96
5編の四行詩を含む有名な「諸世紀」を記しました。占星術の基本
には、宇宙は生命体であって、いかなる瞬間にも各部分がお互いに
影響しあっているという考えがあります。それゆえ天のパターンを
見ることにより、地上の出来事を知ることができるということです
。この本は占星術の力を借りてノストラダムスの予言を再検証し、
新しい解釈を得ようとした本です。ノストラダムスは未来をかなり
はっきりと予知することができたようですが、それを公表すること
が人類、あるいは自分のためにならないことを知り、予知した内容
を巧妙に四行詩の中に封印しました。それは、あまりにも巧妙であ
ったため、我々はその事実が歴史的に起こったときに初めて、その
予言が正しかったことを知ることができるようです。つまり、予言
からは曖昧な内容しかわからないので、ノストラダムスの予知から
未来の特定の出来事を推察するのは意味のないことのようです。し
かし、時代がどのうよな方向に向かおうとしているのかは知ること
ができそうです。占星術に興味のあるあなた、これからの時代がど
うなるかに興味のあるあなたに、この本を薦めます。
地球を救う大変革 比嘉照夫 サンマーク出版 ★★★
著者は沖縄大学の教授であり、長年にわたり農業について研究をさ
れてきました。自然界に蘇生と崩壊の方向性があることに着目し、
蘇生型の微生物を集めると、植物が良く育つことを発見し、これら
の有効な微生物群にEM(Effective Micro-organisms) と名づけま
した。有名なEMの誕生です。今では、EMが農業、環境、医療な
どのジャンルに絶大な効果のあることが確認されています。農業生
産者がEMを使えば、農薬・化学肥料を使用する必要がなくなり、
これまでよりも多くの収穫が得られる。畜産農家がEMを使えば、
悪臭被害がなくなり、家畜が健康になり病死も減る。医療に使えば
、副作用なしに改善が得られ、薬の量を減らすことができる。家庭
で使えばゴミが減り、有機堆肥を簡単に作れる。さらに、それらは
これまでの方法よりも費用が安くすむ。と良いことばかりのようで
す。この著者の社会を良くしようという高い波動のもと、EM技術
は徐々に社会に浸透しつつあります。EMの技術を知りたいあなた
、ガーデニング、家庭菜園などをしているあなたに、この本を薦め
ます。
波動と水と生命と 江本勝 PHP研究所 ★★★
波動に関するもうひとつの理解がここにあります。著者はMRAと
いう波動測定器を日本に最初に持ち込んだ人であり、MRA総合研
究所所長として波動に関する研究をされています。この本は実際に
は著者のやってきた研究テーマに関して、MRA総合研究所のメン
バーがまとめたもののようです。この著者の本を読みたいと思って
、この本を買ったわたしは、騙されたような気がします。わたしは
昔から水が好きです。子供の頃に、山間の小川を流れる美しい水の
中を流れに逆行して歩いた記憶があります。それは水との出会いの
ようでした。この本は水の性質について、まじめに解説した本で
あり、水が波動を伝える媒体として優れた性質を持っていることが
書かれています。水は波動を容易にコピーしてしまう性質があり、
つまり良い波動をコピーすれば、それは健康に良い水になるという
ことです。あまりにまじめな話なので、水が好きな人でなければ、
読むのは少しきついかも知れません。波動に関する科学的な研究を
知りたいあなた、水のことが好きなあなた、にこの本を薦めます。
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