大脳生理学

脳は大脳新皮質、大脳辺縁系、脳間の三階層から構成されいます。系統発生的には、この順に新しいものから古いものとなっています。これらの脳の構造や機能はそれぞ異なっていて、お互いに連携して動作しています。



区分	機能・特徴
大脳新皮質	知・情・意の座
大脳辺縁系	本能と情動の座
脳間（爬虫類脳）	生命維持の座


脳は右脳と左脳に分けられます。身体の左半身は右脳、右半身は左脳が制御していることが知られています。また、左脳は大脳新皮質と、右脳は大脳辺縁系と関係が深いようです。



	左脳の特徴	右脳の特徴
作動原理	タイト 決定された、言語的 論理的	ルーズ 自由な、非言語的 知覚的
認知の基本能力	言語的 分析的 逐次的	空間的 全体的 同時的
認知タイプ	思考の仕方：抽象的 受け止め方：印象的 接近の仕方：安定指向	思考の仕方：具体的 受け止め方：実際的 接近の仕方：変更指向


目、耳などの器官から入力された情報は、まず後頭部に入り、次に前頭部で処理されてから出力されることが知られています。



区分	情報処理
後頭部	入力と総合のシステム
前頭部	計画と出力のシステム

分類	積極的な特性	消極的な特性	備考
Ａ	情熱的、積極的、精力的	自制力の無さ、激烈	外向的
Ｂ	活発さ、敏捷さ、反応が速い	散漫性、力を浪費	外向的
Ｃ	感情が深く強固、感受性の高さ	過度の閉鎖性、自身の体験に没入	内向的
Ｄ	平静さ、落ち着き	無気力、不活発、冷淡さ


ロシアの研究では、人の性格が上記のような四種類に分類できるとしました。わたしはＤの特徴が顕著ですので、Ｄに属すると考えることができます。

ある人について、完全に右脳的であるとか、左脳的であるということはありません。それらは必要に応じて相互に切り替わっています。ただし、いづれかの脳が優勢である時間が長いほうをもって、右脳的であるまたは左脳的であるということができます。
実験の結果によれば、わたしの情報の入力は左脳的、出力は右脳的です。左脳的に論理的な文章を理解することができますが、出力に関しては右脳的であるため、そのままでは非言語的となります。つまり、必要があれば意識的に左脳的な補いを附加して論理的な文章にすることができますが、あまり意識しなければ、わかりにくい文章を記述する傾向があるということです。
また、通常の状態では、タイトで、論理的で、分析的で、印象を重視し、抽象化を好むなど、明らかに左脳が優勢な傾向が伺えます。

ある人について、完全に内向的であるとか、外向的であるということはありません。それらは必要に応じて相互に切り替わっています。ただし、いづれかの状態が優勢である時間が長いほうをもって、内向的であるまたは外向的であるということができます。これは、脳の最適な動作周波数（CPUにおけるクロックといえる）に関係しているようです。我々が通常行なうコミュニケーションは、速すぎても遅すぎてもうまくいきません。つまり、動作周波数がある帯域幅に限定されていることになります。そこで、動作周波数の低い人はオーバークロックで、高い人はアンダークロックで動作していることになります。オーバークロックの人は動作周波数を下げるために静かな場所を好みます。アンダークロックの人は動作周波数を上げるために活発な活動を求めます。この違いが内向的、外向的の差となって現れると考えられます。以下にそれぞれの特徴をあげます。わたしは内向的の特徴が顕著ですので、内向的に属すると考えることができます。



内向的の特徴	外向的の特徴
最適動作周波数が低い オーバークロックで動作している 大脳新皮質の目覚めの度合いが高い 大脳辺縁系の影響が少なくなる 理性的である 静かな場所を好む 社交性が低い 感受性が高い 社会性が高い（マナー、素行が良い） 環境の変化に弱い	最適動作周波数が高い アンダークロックで動作している 大脳新皮質の目覚めの度合いが低い 大脳辺縁系の影響が大きくなる 本能的である 活発な活動を求める 社交性が高い 感受性が低い 社会性が低い（マナー、素行が悪い） 環境の変化に強い

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