エニアグラム
謎さんによる分析では、わたしは、
★タイプ4で、5のウイングを持つ人★
となります。結構、当たってます。
しかし、自分自身による分析では該当なし、あえて一番近いものを選べば、
★タイプ9で、1のウィングを持つ人★
となります。というわけで、エニアグラムは適用が難しい。
エニアグラムによるタイプ別の鋭い洞察は興味深いけれど、
適用が難しければ、実際上はあまり役に立たない、とも言えます。
★★ エニアグラムの基礎知識 ★★
エニアグラムは、人間を生まれながらの気質によって、九つの性格タイプに分け、それぞれの世界観や動機、特性などを描いています。自分や他者のありかたを深く理解する助けとなる「心の地図」と言えるでしょう。
エニアグラムは、ギリシャ哲学を源流としながら、キリスト教やユダヤ教、イスラム教、仏教などにも共通して見られる、人間の本質に関する普遍的な知恵に根ざした体系です。こうした精神世界的伝統においては、人間においても見出される、神聖な資質と、その対になる「心のとらわれ」が明らかにされました。
ところでエニアグラムでは、性格というものが、特定の気質から形成されると考えます。この気質は生まれ持ったものであり、親子や兄弟だからと言って、同じとは限りません。性格形成については、環境の影響とする見方が一般的に主流になっていますが、生まれ持った気質に注目する必要性が見直されています。
(エニアグラム あなたを知る9つのタイプ リソ・ハドソン 著)
★★ 謎さんによる分析 ★★
◎性格の分析
★タイプ4で、5のウイングを持つ人★
【 同タイプの人の例 】
ヘルマン・ヘッセ、キルケ・ゴール
人を中心に環境を観察する傾向が際立っている。知性の深さと集中力があるが、
社会への不安感も伴う。直観力があり、独創的であるが、実際的な仕事に熱中
し続けることには興味を持たない。このタイプ(タイプ4で5のウイングを持つ)
で、健全で天分のある人は、全ての性格タイプの中でおそらく最も高い創造力がある。
それは、直観と洞察力、感情面の敏感さと知的把握力を結びつけて、驚くほど独創的で、
予言的でさえもある結果をしばしば生み出すからである。
芸術や社会科学に引きつけられることもしばしばで、人間性の在り様についての洞察が
そこで拡大され、探究される。他者の意見をあまり気にせず、行き着く先がどうれあれ、
自らの思索が導くままに進む傾向がある。自己表現は非常に個性的で、どちらかと
いうと、特異ですらある。受け手のためというよりは、自分自身のために創作する
傾向がある。
ただ自己陶酔にふけるだけでなく、哲学的で宗教的な思索にもふける。
情動の世界は現実が支配的な世界であるが、強い知的な傾向を持つ。
個人主義者になる傾向があり、社会的な繋がりに欠ける。そのために、
芸術表現が、完全に自分自身の代わりをする。
自らの洞察力を輝くように閃かせて表現するが、その努力を続けることに
苦労する。そして、しばしば超俗的で、霊妙な性質を持つ。極端に自立的で、
異常といえるほど慣習に囚われない。極端に自分の考えに夢中になって、
自己表現はわざと謎めかせる傾向もある。
独創的な発想は、いくぶん風変わりで、神秘性や奇想天外な要素を
強調するかもしれない。風変わりなものや象徴的なものに強い魅力を
覚え、人前に出るときには一風かわった姿――ボヘミアンのようで、
少なくとも、くだけた―――をする傾向がある。
自分を理解できない人と意志を伝え合うことには、あまり関心がない。
それよりも、崇高なものであれ、ぞっとするものであれ、あるいは、
わびしくても叙情的でも、想像したものを表現することに関心がある。
簡素な生活様式を選ぶ傾向があり、必要を最小限に抑えることにも
熱中する。
不健全な状態だと−−−−−−−−−
世間から離れ、奇妙な空想や着想にふけって、人生を
送るようになるが、自己不信に苦しみ出し、自分から建設的な
行動を起こすことができなくなる。
かなり不健全な状態になると、不毛で独特の精神世界に生きるようになる。
そこには自己の外にあるもの全てに対する内奥での抵抗から来る自己否定
の要素があり、生の否定の要素さえも存在して、存在に関わるすべての
問題をより鋭く浮かび上がらせる。
このタイプが自分の苦しみの本質を熟考し出すと、堂々めぐりに入って、
自己卑下とニヒリズムが高まっていく。自己不信、他者からの疎外、
仕事における抑制、自己軽蔑に襲われる。
誰かに助けられることにも抵抗する場合があり、他者からの疎外を強める
ことになる。自分の怖れを環境に投影する傾向があり、思考様式が歪む。
自己憎悪から生じる苦悩にさいなまれるだけではなく、人生の無意味さに
非常に悲観的になる。
主要な動機づけ−−−−−−−−−
自分自身でありたがり、何か美しいものの中に自分自身を
表現したがり、理想的なパートナーを見つけたがり、
自分の感情を守るために引きこもりたがり、何に関心を
向けるにしても、感情面の必要を大事にする。
(性格のタイプ・自己発見のためのエニアグラム リソ・ハドソン 著)
◎職業と恋愛について
ゆたかさんの場合、ウィングの影響が強く出ているので
単なるタイプ4として捉えたのでは見当違いな記述もでてくるかもしれませんが、
残念ながら、適職や相性などにかんする資料には、ウィングの影響を考慮に入れた
ものがありません。したがって、単なるタイプ4の内容を書きます。
>1.適している職業、仕事は何か?
タイプ4の適正―――
タイプ4は、2つの仕事を持っていることがよくある。
「お金を稼ぐための仕事と、アーティストとしての本当の仕事」である。
アトリエ・オーナー、インテリア・デザイナー、アンティーク・コレクター
そして、質の良い中古品店オーナーなどに適正がある。
タイプ4は、より高い精神の地平への道を探す形而上学者であり、
深層心理学者である。また、悩みカウンセラー、動物愛護活動家としても
適正がある。タイプ4は、宗教、儀式、芸術に惹かれる。
タイプ4に不向きな環境――――
タイプ4は、平凡な環境でのありふれた職業には向いていない。
「私はオフィスで働いているが、それは私ではない」と思うことがある。
また、所得や財産が自分より多い人間の近くで働くことにも向かない。
サービス業や、名前の出ない仕事、特殊な才能が生かされない仕事は不向きである。
(新エニアグラム ヘレン・パーマー著)
>2.適している恋愛、結婚相手の性格はどうか?
相性に関しては9通り書かれてありますが、それぞれの組み合わせにおいて、
メリットとデメリットがあるようです。
例として、タイプ4同士を書きます。
この組み合わせは、エニアグラム上、危険な関係と言えるかもしれません。
タイプ4は、一緒に行動するのが好きで、しばしば親友関係になりますが、
恋人同士という例は、ほとんど見たことがありません。親友の場合、
2人は共通の趣味をもっていることでしょう。タイプ4同士は、一緒に
オペラに行ったり、ジョギングをしたり、恋愛問題について話しあったり、
泣いたり、大喧嘩の後、仲直りしながら付き合っていきます。
タイプ4同士は、繊細な審美眼や、それに強烈なメランコリーから引き出される、
お互いの激しさに惹かれます。またタイプ4は、失意や別れがあるからこそ、
初めて本物の喜びや愛を得られると考えています。
タイプ4は、2人の関係を完璧なものにすることに、異常なほど真剣になる
かもしれません。「本物の人間関係」は、芸術の域にまで高められなければ
ならないと考えるタイプ4には、単なる純な愛情など、うわべだけの偽物
に見えてくるのです。そして、愛を探究することに疑問を抱くのは、愛を
さげすむことだと考えてしまうのです。
タイプ4は、非常に高い理念を持っています。親密なだけの関係は、永遠の
幸福をもたらさず、恍惚の時は束の間で過ぎていきます。幸福になるには
何かが欠けていると考えて、パートナーを惑わすのです。
(長いので以下略)
(相手の性格が怖いほど見える ヘレン・パーマー 著)
★★ 自分自身による分析 ★★
★タイプ9で、1のウィングを持つ人★
性格タイプ9 平和をもたらす人
のんびりしていて、控えめなタイプ:
受容的。安心させる。周りに合わせる。受動的。
彼らほど、自分自身や他者のために、内的・外的平和を希求するタイプはいない。彼らは往々にして、精神的探求者であり、他者や宇宙との繋がりを切望している。身の回りの世界に平和や調和を確立しようと努めると共に、心の平和を維持するようにします。
本質的に目覚めているか、それとも眠っているか、「存在」しているか、それとも「トランス状態」に陥っているか、緊張とリラックス、平和と痛み、融和と別離の、それぞれのいずれかということです。
精神的な世界をとても指向していますが、物質界や自分自身の身体にもっとも根ざしている可能性があります。自らの本能的資質に繋がり、とてつもなく自然なパワーや個人的魅力を持っているか、本能の力から切り離され、関わりが薄れて、よそよそしくなり、軽々しくなることさえあるか、のどちらかなのです。
本能エネルギーに接触できない代償として、思考や情緒的ファンタジーに逃げ込むこともあります。さらに本能エネルギーのバランスが崩れると、自分自身を抑えるためにそのエネルギーを用います。自分自身の力を抑えることにより、心の中のあらゆるものが不活発で鈍くなります。
タイプ9は、タイプ8の力、タイプ7の楽しみと冒険、タイプ6の忠実さ、タイプ5の知性、タイプ4の創造性、タイプ3の魅力、タイプ2の寛容さ、タイプ1の理想主義を持つことができます。けれども彼らが一般的に持っていないものは、真に自分自身を生きる感覚−強いアイデンティティ−なのです。
したがって、タイプ9が唯一似ていないのは、タイプ9そのものです。他から分離した自己であり、自己主張しなければならないことは、タイプ9にとって恐ろしいことです。それよりも、誰かと溶け合ったり、そっと理想的空想を追っていたいのです。
タイプ9は、人生の不安な側面を無視し、麻痺することで、一定の平和と慰めを得たいという、誰でも陥る誘惑の例を示しています。
タイプ9は、現実の世界から離れ、「早すぎる悟りの世界」や神の「白光」に逃げ込みたいという衝動を抑えなければなりません。やり抜くことが唯一の出口であると、覚えておく必要があります。
1のウィングを持つタイプ9:夢見る人
健全
想像力に富み、創造的です。往々にして、さまざまな思想や視点を、ある理想的な世界のヴィジョンにまとめることができます。彼らは特に、非言語的なコミュニケーション(アート、楽器演奏、ダンス、スポーツ、動物や自然と触れ合う仕事など)が得意です。また、大組織で成功することもできます。普通、友好的で、元気をくれますが、自分の理想については、はっきりした目的意識を持っています。多くの場合、良いセラピストやカウンセラー、聖職者になります。価値判断を下さずに話を聞くということと、人の助けになりたいというバランスが取れています。
通常
自分の内面の世界に秩序を与える方法として、外的秩序を欲しがります。彼らは、本質的でない活動や忙しさにはまり込む傾向があります。エネルギッシュにもなりますが、無頓着なため、長期に渡って取り組む目標を持ち続けたり、人にも参加を呼びかけたりするのが難しいのです。もうひとつのサブタイプよりも冒険を好まず、控えめです。怒りは、抑えた、ふつふつとした憤りとして表れます。彼らはまた、社会的地位が気になり、多くの場合、違う階級や文化、ライフスタイルに対して道徳的優越感を持ちます。個人的スタイルとして、厳格さや潔癖さ、礼儀正しさ、完全主義的なところがあるかも知れません。
怠惰と自己軽視
タイプ9における怠惰とは、自分がしていることに対して、心が入らないということに関係しています。彼らは通常の日常のことをする上では、必ずしも怠惰ではありません。彼らの怠惰は内面的な怠惰とも言えるもので、深く心を動かされたり、現実に影響されることを望みません。
活動的・自発的になって、真に生きようと思わないのです。その結果、通常の段階のタイプ9でも、人生のリアルさや脅威が減るように機械的に生きます。いわば、人生を安全な距離で生きるのです。
したがって怠惰とは、自己想起や自覚における怠惰です。タイプ9は、自分自身や他者、世界と繋がることにエネルギーを投入しません。身体やその本能と一体化(同一化)することは、直接的に自分の生命の有限さを自覚することになります。
タイプ9は、自分と世界との融合を求めていますが、単に代用の平和、麻痺や分離という偽りの平和を達成することで終わってしまいます。
ストレスに反応する
タイプ9は、自分自身の選択や欲求を軽視し、「内なる聖地」に退却することのよって、ストレスに対応しようとします。タイプ9は、心配や不安が浮上してくると、仕事やプロジェクトに集中します。また同時に、人からの要求に極めて反応しやすく、受動的攻撃(暗黙の抵抗)を示し、防衛的になります。彼らの肯定的な「人生哲学」は砕け、これまで抑えてきた疑いや悲観主義をあらわにします。怒りの爆発や癇癪を起こすことは、タイプ9自身ならびに目撃した人にとって、驚きとなり得ます。
統合の道
タイプ9は、自分自身の本質的価値を認めることを学んで、自己実現し、健全さを保ちます。「目立たない人」という「社会的役割」を克服するのです。そして、自分は時間やエネルギーをかけるに値すると認めます。自分を成長させることに取り組み、世の中に出て、自分が何を提供できるかを人に知らせます。
統合しつつあるタイプ9はまた、アイデンティティの源である、自らのハートと繋がります。そして、シンプルな確かさで自分を表現しますが、それは非常に心打たれるものとなり得ます。
タイプ9の成長を助ける実践
★真の謙遜と、自分自身や自分の能力を低く見る傾向性とを区別することを学びましょう。健全なタイプ9が持つ、穏やかで調和的な癒しのエネルギーは、明らかに問題を抱えた地球にバランスを取り戻すために必要なものです。自分自身に真に繋がっているとき、いかなる状況に直面していたとしても、必要なすべての力と能力を持っていることを知っておいてください。
★「ノー」と言うことが重要です。人を失望させたくないのはごく自然なことですが、後で後悔するよりも、初めから不安を伝えた方が良いでしょう。
★特定の状況において、自分は何が欲しいのかを気づくようにしてください。往々にして、あなたは他の人たちの立場や見方に気を遣ってばかりいて、自分自身のものを軽視する傾向があるでしょう。
★自己成長し、才能を伸ばすために時間とエネルギーを費やしましょう。自分自身のために時間やエネルギーを使っても、人との繋がりから離れることにはなりません。
★誰かとの関係が現実よりも想像に基づき始めたら、それに気づいてください。大半の人は、空想に耽っているあなたと過ごしていても、あまり心を満たされません。
★怒りを認め、それと取り組むことを学んでください。誰かに怒りを感じたらそれを伝えても良いということなのです。身体の中の怒りを感じることを学んでください。
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