クリシュナ
これらの言葉は、「バガヴァッド・ギーター」からの引用です。
賢者は生死について悩まぬものだ。生まれた者にとって死は定めで
あり、死んだ者にとって生は定めである。だが、人は決して生まれ
たり死んだりしない。わたしもあなたも、またこれらの王のどの一
人にしても、かつて生じたこともなく、存在をやめることもない。
肉体は滅びると言われる。しかし、肉体を所有する真我は永遠のも
のである。
全ての人びとの幸福にかかわる正義は、親類縁者に対する執着より
も高く掲げられるべきである。なぜなら、親族に対する執着は突然
現れ、またすぐに消えていく雲のようなものにすぎないからだ。
喜びと悲しみ、利益と損失、勝利と敗北、それらの中に等しく平安
を見いだすのだ。こうして人は、罪から免れることができる。人生
においては、いかなる努力も無駄にならず、いかなる障害もあり得
ない。おまえが気にすべきは、行動そのものであって、行動の結果
ではない。この世で最も哀れなのは、行為の結果のために生きる者
である。
欲求に固執する者は、平安を得られない。一切の欲望を捨て、「私
が」「私のもの」という思いなしに行動するとき、人は平安へと至
る。それが神の状態である。この神聖な意識に立脚した者は、もは
や迷うこともなく、永遠の自由を獲得する。