小学校の先生
為せば成る、為さねば成らぬ、何事も、成らぬは人の為さぬなりけり
この言葉を聞いたのは、おそらく11歳くらいのときです。学校の先
生の口癖だったと記憶しています。そして、この言葉を愚直なほどに
信じて生きていました。若者は理想家であるといいます。しかし、若
いからというだけで、言葉に惹かれたわけでもないと思います。逆に
言えばこの言葉を信じることのできる人が若者だと思うのです。
この言葉を聞いたのも、おそらく11歳くらいのときです。そのころ
課外活動であったかどうかはわかりませんが、学校で植物を育てるよ
うなことをしていました。学校に畑を作って、食物や花を育てていま
した。土に触り、手を汚して作業したあとは、とてもいい気持ちにな
れました。そのときの先生の言葉です。その後に思うのは、何事もき
れいごとだけで済まそうとしている場合には、物事の本質や、問題点
などは見えてこないし、そこに感動もないだろうということなのです。