まりさんの詩
冷たい風と 白い息にきづいたら コートの襟を立てて 家路を急ごう とりたてて何もいいことがなくても ドアを開けた瞬間に 暖かいぬくもりがある ただそれだけのことに なんでこんなに心が躍るのだろう 枯れ葉の散る季節には 誰しもちょっと心もとなくなる それなのに すでに散ってしまった裸の木は 照れ笑いしているみたいね そのうち雪でも降ったら もっと大声で笑ってくれる? あはははは 。。。。。って 一緒に笑ってくれる? 何が可笑しいって? そうね、なんでしょうね。
「午前6時」 朝もやのなかで語り掛ける声が まどろみの中から目を覚まさせた 「とても素晴らしい人だったんだ」 会ったこともない祖母の話を 彼は淡々と語り続ける 私は彼の背中に額を寄せ 彼は窓の外に視線を向ける 私は半分眠りながら 窓の外の薄白い空を まぶたの向こうに見る そして話の情景を 重ね合わせてみる まだ生活の音は聞こえない 空気も目をこすっている のどかな朝のひととき
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