ゆたか1997


   目を閉じて   目を閉じて 静かに呼吸をして 心を穏やかにしてみる   いつも見慣れた あたりまえの 絶対的な世界が やがて遠くなる   そして意識の隙間から やがて見えてくる 意味のない光や形 本当は意味があるのかも知れない ただ、わからないだけ   目から遠ざかって 耳から遠ざかって そこに広がる不思議な世界 まだ入り口にも辿り着けない   97/09/09
    年齢   初めて年齢を意識したのは 確か7つのとき 周りの人よりも自分は 数が少ないんだなって それだけのことだった   数を重ねていくうちに いろんなことが わかったような気がするけれど   ほんとうは何もわかっていない ただ、そのことに 気づいている それだけのことなんだ   97/09/27
      かがみ   あなたのこころがみにくいならば、 わたしのなかにみにくさをみるだろう   あなたのこころがうつくしいならば、 わたしのなかにうつくしさをみるだろう   しずかにみつめてごらん あなたのこころをうつすかがみ   あなたのこころがみにくいならば、 わたしはあなたからはなれていくよ   あなたのこころがうつくしいならば、 わたしはいつでもあなたのみかただよ   しずかにみつめてごらん じぶんのなかにもあるかがみ   97/10/05
      恐怖心   それとない態度に見える嫌悪感 人がわたしを嫌っているのが見える 人がわたしから去っていくのが見える 少し寂しい秋の夜   憎まれようとも 去ってゆこうとも もう、恐れることはない   神と自分に正直に生きるだけだから   恐れるものはやってくるだろう 忌み嫌うものはやってくるだろう あなたがそれを克服するまで   もう、恐れることはない   97/10/21
       無題   無題って何だろう、何も題がないこと 良い題が思い付かないこと 題はわかってても、それが嫌なこと その題を書くと、イメージが強すぎること 感情の指向性を自分で把握できないこと   何も考えないで、感情を吐き出せば? すると何が起こるの? 素直な詩ができるの? 素敵な詩ができるの? 人を感動させられるの?   何もわからないの? 何となくわかってるような気がしてたのに いつも分かってるような顔してるのに   美しいものも、そうでないものも すべては戯れ、夢も、理想も、現実も   僕たちは真剣さ そう、誰かの手の中の戯れ   97/10/28
       時間と空間   これは我々にとって、とっても大きい もし、時間と空間を超えることができたら いつだって、どこにいたって 僕たちはコミュニケーションをすることができる   簡単に言うと、それだけのこと でもね いつも人が何をしてるかがわかったり 自分が何をしてるかを知られることに 人は耐えることができるのだろうか?   きっと、それが答えなのさ 我々が時間と空間を超えることができないことのね だから、それをクリアしてしまうならば、 時間と空間を超えることができるんだよね   97/11/12
   詩を書くってこと   詩でも書こうかなって また想ったりしてる   詩って ゆったりした時間がないと 書けないんだよね   日常の慌ただしさに   自分を忘れて 考えることを忘れて 感じることを忘れて   忙しさに追われて 日常に追われて 幸せに追われて   でも、これも詩なんだよね 生きてることも 詩みたいなものだから   97/11/27
         影響   何がどう影響するかなんてわからないね   人のために言った言葉が、相手には響かなかなかったり 何げなく言った言葉が、相手を大きく変えていったり   相手のために言ってるつもりが、自分のためだったり 自分のために言ってるつもりが、自分のためじゃなかったり   それでも、僕たちは影響を与え合っていく   自分の本質に同調しない言葉は相手には響かない 自分の本質に同調した言葉は相手に響いていく   相手に良い影響を与えたいなんて自分のエゴだよね   それでも、相手のためを思って、人は影響を与えていく そりでも、自分のためを思って、人は影響を受けていく   97/11/30
    名言   あなたの何気ない言葉に わたしのの中に 浮かんでくる言葉   それは誰かの言葉だったり 誰の言葉かわからなかったり   赤、橙、黄、緑、青、藍、菫 色とりどりのエッセンス わたしはそれを名言と呼ぶ   97/11/30
    おためし   それはいつも突然やってくる   悲しいこと 苦しいこと 辛いこと そんなふりをしてやってくる   来なければ 人はいろいろと考えないから 何も考えないでいられることも 幸せだって思うこともあるけれど きっと、それは錯覚   もう悲しまないさ それはおためしだもの   97/12/01
    詩を創る   ある人は紙に向かって ある人はエディタに向かって ある人はワープロに向かって ある人はネットワークに向かって   ある人は考えながら ある人は直感にしたがって ある人は神と対話しながら ある人は宇宙の声を聞きながら   ある人はお風呂に入りながら ある人は旅でもしながら ある人は一人の部屋で ある人は自然の中で   ある人はハッピーなときに ある人は落ち込んだときに ある人は怒りを押さえ切れないときに ある人は楽しいときに   ある人は人の詩を読みながら ある人は舞い散る落ち葉を眺めながら ある人は見た夢を思い出しながら ある人は神を賛美しながら   ある人はそんな姿を想像しながら   97/12/03
   手紙   あなたからの手紙 大変そうな状況 事務的な連絡の中にも あちこちに隠せない あなたの心遣い   見ているだけで あなたが浮かんできて 頑張れよって思ったら 目には涙がいっぱい   「頑張れよ!」   そう書いたんだ   97/12/12
      溝   いくら埋めようとしても 埋まらない溝がある あなたとわたしの間   あなたに近づいてみようとするけれど そのたびに気づかされる その溝のあまりの深さ   その溝が海のように広いなら 初めから考えることもないのに あまりにも深い隔たり   愛を持って、あなたに近づくけれど この愛は伝わると信じて、近づくけれど そのたびに愛憎の念は強くなるだけ   いつか笑って、会えるといいね   97/12/12
       朝の光   眼下に遥かに見下ろす びょうびょうと横たわる静かな海   水平線から昇る太陽 太陽の赤と海の青   温かい水の中で目を閉じる 瞼の裏に広がる赤と水面にゆれる光のきらめき   水から出て、光に向かって両手を広げる 身体を包む冷たい大気   太陽の光を一身に浴びて、ボティは光となる いっせいに、ボディから発散される光   朝の透き通る光に照らし出される鮮やかなボティ 何と美しいものをお創りになられたのか   やがて、遥かな海を超えてくる白い光の道 その道を一艘の舟がゆっくりゆっくりと横切ってゆく 何と美しいものをお創りになられたのか   97/12/13
       サポート   もう、これだけサポートしてあげたのだから、 サポートを打ち切ってもよろしいですか?   「サポートとは、  してあげるものではなく、  させていただくものです」   させていただく。。。 させていただく。。。 させていただく。。。   もう、わたしのレベルではサポートできません。 決別というサポートもありえますか?   「感情に支配されてはいけません」   感情によらず、 調和の取れた方向を目指して 決別をわたしの選択とし、 相手に機会を提供することにより、 サポートさせていただきます。   97/12/16
         交流   見ず知らず  初めて会いし  交流に 温かく    迎える人の   ありがたさ 友情と    諸般の想い   その胸に秘め ベクトルの  和を携えて   集うなら それぞれの  夢は違えど   お互いの 尊厳を知る  人々に     出会えることは        人の喜び   97/12/20
     還元   あなたはとても素敵な人 すべて醜いものを すべて美しいものに還元してゆく   今日のあなたには少しだけ無理みたい 問題はいつだってあるけれど それに文句をいいたい日もあるけれど   あなたはそれに夢中で 見ることも、聞くこともできない   見てごらん、聞いてごらん そのとき、答えを得るから   97/12/21
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