ゆたか1998-4


現実から乖離した意味のない映像 この世界さえ幻想なのに 何故、さらに幻想を求める 二人が存在するという現実に その幻想はあまりにも価値がない わたしは純粋に楽しめない自分を感じている 98/04/11
あなたのいない部屋に 残るあなたの香り 一人の部屋の静けさに 残るあなたの声、表情、仕草 あなたの残した足跡を見るたびに 溢れ出す人間の感情 あなたの残したいたずらを見つけるたびに 少し嬉しく、少し寂しい 浮かんでくるあなたの笑顔 何事もなかったように 明日を始めるつもりでいたのに あなたの足跡を 消すことをためらっている 98/04/11
それは寂しさですか それは悲しさですか それは愛ですか 愛するのには理由が必要だと思っていました そして それは条件付きの愛だと気づきました 98/04/11
自らの都合のために 自らを歴史を隠すことをやめなさい それは不安と恐れである 自らの欲望のため 自らの行動を隠すことをやめなさい それは破壊的な虐待だ 98/04/11
寂しさとは 誰のための感情 自分のため 相手のため 考えてみれば明らかなことだ それは あなたのためになる感情なのか 98/04/11
出会いは一瞬 あなたとわたし 雪の結晶のように はかなく美しい 今のあなたは今しかいない 今のわたしは今しかいない 無限の可能性の中から 巡り合えた奇蹟 98/04/11
あなたが素晴らしいことを奇蹟と感じたならば あなたの境遇や、その状況や、つまらない日常も すべて奇蹟と感じないだろうか そのとき、あなたは感謝せずにはいられなくなる 神よ、ありがとうございます 98/04/11
あなたの純粋な心の叫びに わたしの心が呼応している 透き通っていく心 そこに映し出される わたしの醜い意識 何故あなたを慕うものを裏切ることができるのか 何故あなたを信じるものを無視することができるのか 何故あなたの愛するものにそんな仕打ちができるのか 訪れる自責の念 顕れてくる不誠実だった心 わたしは静かにそれを見ている 98/04/11
あなたはピュアなわたしを 呼び覚ましてしまった わたしは子供のように 素直になって 心を隠せない自分を 感じている 98/04/11
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