<表U−5> 普通教科「情報」の評価

観点  趣 旨   注意点
関心・意欲・態度  情報や情報社会に関心をもち、身のまわり問題を解決するために進んで情報及び情報技術を活用し、情報社会に主体的に対応しようとする。  実際の活動を想定してできるだけ具体的な評価項目を設定する。
思考・判断  情報活用の方法を工夫したり改善したりするとともに、情報モラルを踏まえた適切な判断をする。 情報モラルを踏まえた判断を重視する。
技能・表現  情報の収集・選択・処理を適切に行うとともに、情報を目的に応じて表現する。  目的の理解、適切な表現。教員の評価以外に、生徒の自己評価、生徒同士の相互評価を取り入れる。
知識・理解  情報及び情報技術を活用するための基礎的・基本的な知識を身に付けるとともに、現代社会における情報の意義や役割を理解している。  覚えた知識の量だけの評価にならないように、調べ学習を通じた実感を伴う理解の評価を行う。

 

   観点の作り方)
観点 関心・意欲・態度 思考・判断 技能・表現 知識・理解
基本語尾  〜〜しようとしている。 〜〜工夫している。
〜〜〜を適切に判断している。
〜〜できる。  〜〜を理解している。〜〜について理解している。
         
中学校の技術家庭の例
  生活や技術への
 関心・意欲・態度
生活を工夫し創造
 する能力
生活の技能
 
生活や技術につい
 ての知識・理解
 
   生活や産業の中で情報手段の果たしている役割について考えようとしている。 コンピュータ等の情報機器や情報通信ネットワークを効果的に活用し,生活の中に取り入れる方法を工夫している。 自らの作り出す情報が他の人々や社会に及ぼす影響について調査しまとめることができる。
 
情報手段の発達と情報化の進展が社会や生活に及ぼす影響について知るとともに情報モラルの必要性について理解している。
  ・生活や産業の中で利用 されているコンピュータ等の情報機器や情報通信ネットワークに関心をもち,生活や産業をどう変化させてきたのかについて調べようとしている。
・情報化が社会や生活に 及ぼす影響と情報モラルの必要性について調べようとしている。

 
・情報を適切に使う方法について調べ,自らができることを工夫している。 ・個人情報や著作権の保 護及び発信した情報に対する責任について調査し,情報モラルの必要性についてまとめることができる。
 
・情報手段が発達してきた経過や特徴及び,情報化の進展が生活を充実・発展させてきたことについて理解している。
・生活の様々な場面で活用されているコンピュータについて,利用されている形態や利用方法について理解している。
・情報社会の特質や情 報化の進展がもたらす社会や人間に対する影響について理解している。
  ・生活や産業の中で利用 されているコンピュータ等の情報機器や情報通信ネットワークに関心をもち,生活や産業をどう変化させてきたのかについて調べようとしている。
・情報化が社会や生活に 及ぼす影響と情報モラルの必要性について調べようとしている。
 
・情報を適切に使う方法について調べ,自らができることを工夫している。 ・個人情報や著作権の保 護及び発信した情報に対する責任について調査し,情報モラルの必要性についてまとめることができる。
 
・情報手段が発達してきた経過や特徴及び,情報化の進展が生活を充実・発展させてきたことについて理解している。
・生活の様々な場面で活用されているコンピュータについて,利用されている形態や利用方法について理解している。
・情報社会の特質や情 報化の進展がもたらす社会や人間に対する影響について理解している。
  コンピュータの基本的な構成と機能及びソフトウェアの機能について関心をもち,コンピュータの操作をしようとしている。   コンピュータの基本的な操作ができる。 コンピュータの基本的な構成と機能及びソフトウェアの機能について理解している。
 
  ・コンピュータの基本的な構成と機能について調べようとしている。
・コンピュータの基本的な操作方法を調べ操作しようとしている。
・基本ソフトウェアと応用ソフトウェアの機能と役割の違いについて調べようとしている。
 
  ・コンピュータの起動と終了の操作ができる。
・キーボードやマウスの操作ができる。
・プリンタの操作ができる。
・コンピュータの基本的な構成について理解している。
・コンピュータ各部の機能について理解している。     
・基本ソフトウェアと応用ソフトウェアの機能と役割の違いについて理解している。
 
  応用ソフトウェアの特徴と利用方法について関心をもち,応用ソフトウェアを利用して自らの考えを表現しようとしている。
 
課題を解決するために応用ソフトウェアの利用方法を工夫している。
 
応用ソフトウェアの操作技術を身に付け,基本的な情報の処理ができる。 パーソナルコンピュータの利用形態としての応用ソフトウェアの特徴と利用方法及び操作方法について理解している。
 
  パーソナルコンピュータの利用形態としての応用ソフトウェアの特徴と利用方法及び操作方法について理解している。
 
・身の回りにある情報を選択し,応用ソフトウェアを利用して情報の処理の仕方を工夫している。
 
・応用ソフトウェアの操作ができる。
・選択した応用ソフトウェアを利用し,収集した情報を処理することができる。
・作品の印刷やデータの 保存ができる。
・パーソナルコンピュータの利用形態は応用ソフトウェアの利用によって分けられることについて理解している。
・応用ソフトウェアの特徴と利用方法について理解している。
・データの種類や特徴について理解している。
・応用ソフトウェアの操作に関する知識を身に付けている。 
  情報通信ネットワークに関心をもち,インターネットを利用して情報を収集したり発信したりしようとしている。 相手に情報が正しく伝達及び理解されるように情報手段の選択を工夫している。 情報通信ネットワークを利用して情報を収集,判断,処理し,発信することができる 情報伝達方法の特徴や利用方法及び,情報通信ネットワークの取り扱いについて理解している。
  ・情報通信ネットワークに関心をもち,情報伝達方法の特徴や利用方法について調べようとしている。     
・インターネットなどを利用して情報の収集をしようとしている。
・情報の処理や発信をす る場合に著作権やプライバシーを侵害しないようにしている
・疑問点や意見の交換に 電子メールを利用し,相手に情報が正しく伝達及び理解されるよう情報手段の選択を工夫している。
 
・閲覧ソフトの操作ができる。
・検索ツールの操作ができる。
・メールソフトの操作ができる。    
・インターネットなどを利用して情報を収集することができる。
・収集した情報を判断,処理し,インナーネットなどを利用して発信することができる。
 
・情報通信ネットワークを利用した情報の伝達方法の特徴について理解している。
・情報通信ネットワークの利用方法や使用時に必要なソフトウェアの操作に関する知識を身に付けている。
・ネットワークの利用者個人を識別するためのユーザIDやパスワードの必要性や重要性について理解している。
・情報の処理や発信における著作権やプライバシー保護の必要性について理解している。
  マルチメディアに関心をもち,生活に活用できる範囲や使用方法を考えている。 目的に即した課題を設定し,その課題解決のためにソフトウェアを適切に組み合わせて活用する方法について工夫している。 マルチメディアを活用して,情報の表現や発信ができる。 マルチメディアに関する基礎的な知識を身に付け,その特徴と利用方法について理解している。
 
  ・マルチメディアの特徴や利用方法について関心をもち,それらを調べようとしている。
・マルチメディアの特徴を利用して情報の表現や発信をしようとしている。
・作品の制作に使用する 素材の著作権等に注意 しようとしている。
 
・課題解決のために,適切なメディアの選択に工夫をしている。
・多様なメディアの素材を活用して効果的な表現方法を工夫している。
 
・マルチメディア用ソフトウェアの基本操作ができる。
・マルチメディアの素材を生かし,情報を処理することができる。
・マルチメディアを活用して表現や発信をすることができる。
・様々なメディアの素材を収集したり発信したりするための機器の操作ができる。
 
・マルチメディアの特徴や利用方法について理解している。
・ソフトウェアを活用した情報の表現や発信の方法を理解している。
・作品の制作に使用する素材の著作権等について理解している。
・個人情報の取り扱い
・著作権の有無
  コンピュータを用いたプログラムに関心をもつとともに,身の回りで見られる計測・制御について調べようとしている。
 
計測・制御にかかわる課題を設定し,その課題解決のためにプログラムの手順を工夫し創造している。
 
コンピュータを用いた簡単なプログラムの作成及び計測・制御ができる。
 
簡単なプログラム作成の基礎的な知識を身に付けるとともに,コンピュータを用いた計測・制御の仕組みを理解している。
  ・コンピュータを働かせるプログラムの役割とその機能について考えようとしている。
・プログラムを作成するための基本的な操作を身に付けようとしている。
・身の回りにあるコンピュータを用いた計測・制御の機器について調べようとしている。
・コンピュータを用いて行う計測・制御システムとプログラムの関連を見付けようとしている。
・簡単なサンプルプログラムを用いて,課題を解決するために,情報処理の手順を工夫している。
・コンピュータを用いて目的に応じた計測・制御の方法を工夫している。
 
・プログラム作成のための基本的な操作ができる。
・サンプルプログラムをもとに,簡単なプログラムの編集・作成ができる。
・コンピュータを用いて簡単な計測や動く模型の制御をすることができる。
 
・簡単なサンプルプログラムを用いて,基本的な情報処理の手順を理解している。
・簡単なプログラム作成のための基本的な操作方法を理解している。
・身の回りにある計測・制御とコンピュータとのかかわりについて理解している。
・簡単な計測・制御の構成要素について理解している。