情報 「B(2)ア コンピュータにおける情報のあらわし方」の指導展開例
本時の目標 ・アナログとディジタルの基本を知る。

・2色のタイル(2進数)で表せる情報の数について考える。

評価の観点 ・アナログとディジタルの根本的な違いが理解できたか。

・2色でもいろいろな情報が表せることが理解できたか。

・ビットの性質が理解できたか。

第1限 導入(10分)

       ・日時計、ディジタル時計の比較

       ・振り子と歯車の動きの比較

          ビデオや実物を使って動きを観察する。

            アナログ・・・間がある。連続的な変化

            ディジタル・・間がない。段階的な変化

    展開(40分)

       ・グループ内での話し合い。

          身の回りのアナログ、ディジタルをあげる。

             対比するものがわかりやすいか?

          大きいポストイットに書かせる。

               アナログ、ディジタル色違い。

          黒板に貼っていきながら解説する。

       ・2つの符号で表される情報の数を考える。

         (手旗信号、モールス信号)

         モールス符号の表を渡して、聞き取りさせる。

            アルファベット順の表

             どのような表があれば受信しやすいかを考える。

            短、長で整理した表を作成させる。

       どちらが、わかりやすいかで情報の整理方法の多様性を知る。

             モールス符号を発信するとき

             モールス符号を受信するとき

第2限 導入(10分)

     ・モールス信号の復習(聞き取り)

        2つの情報(長・短)でアルファベットが表せることを知る。

    展開(30分)

       ・2色のタイルで表される情報の数を考える。(実習)

         プリント 実習  別紙

        ・タイルが1枚増えると、表せる情報の数が2倍になる。

        ・白を0、黒を1とすると数字に直る。(2進数の基礎)

        ・ディジタルの単位・・ビット、バイトについて解説する。

          ・考察

            ・アルファベットを表すためには何ビット必要か。

            ・漢字を表すためには何ビット必要か。

    まとめ(10分)

       ・アナログとディジタルの根本的な違い。

       ・2色でもいろいろな情報が表せる。

       ・ビットの基本的な性質について。

情報 B 学習指導案 木津高等学校  第  学年  組

                 指導者 古川 眞一 

項目名 (2) ア コンピュータにおける情報のあらわし方
 

目標

文字、数値、画像、音などの情報をコンピュータ上であらわす方法について基本的な考え方及び情報のディジタル化の特性を理解させる。
 

指導計画

第1・2限 ディジタルとアナログの基本を知る。

    ・日時計、ディジタル時計の比較

    ・振り子と歯車の動きの比較

    ・2つの符号で表される情報の数を考える。

         (手旗信号、モールス信号)

    ・ディジタルの基本単位のビットについて性質を考える。

      2色のタイルで表される情報の数を考える。(実習)

第3・4限 いろいろな情報をディジタル化する。

    ・文字、音、静止画、映像のディジタル化。

      文字を8×8でデータ化し相手に送る。(実習)

      細かな文字の場合、どうしたらよいか考える。

      そのときの問題点を探る。

    ・ディジタル化の問題点を探る。

      情報の欠落、補完、精度など

       ディジタル化を無限に細かくしていくと、

       アナログに近づくか。

       情報のデータの量と処理能力。

第5・6限  共通コードの大切さを理解する。

    ・のろし、モールス符号などで相手に情報を伝える。

    ・携帯電話のメールの打ち方・・・文字とコードの対応

    ・JISの文字コード・・・文字化け

コンピュータの処理、ワープロのデータ・

TXT保存の大切さ
 
 

留意点 ・2つの符号でいろいろな情報が表されることを理解させる。

・実際にアナログ情報をディジタル情報に直すことにより、ディジタ  

 ル化の問題点を見つけ出す。

・数学的な内容に深入りしない。(2進数の足し算、引き算など)

・基本的なルール(文字コードや書式)の大切さを理解させる。

実習プリント            組   番  氏名          

2色のタイルで表せる模様を考えよう。

 タイルの数

  1枚        □             ■

 

  2枚    □□     □■        ■□  ■■

 

  3枚 □□□ □□■ □■□ □■■  ■□□ ■□■ ■■□ ■■■

 

  4枚 □□□□    □□□□     □□□□    □□□□ 

 

   □□□□    □□□□     □□□□    □□□□

 

       □□□□    □□□□     □□□□    □□□□

 

       □□□□    □□□□     □□□□    □□□□

 

 

実習および考察

    ・タイルが4枚になったときの色のパターンを書きなさい。

    

    ・タイルが1枚増えると、表せる数は何倍になるか。

         タイル 1枚   (  )種類

             2枚   (  )種類

             3枚   (  )種類

             4枚   (  )種類

             5枚   (  )種類

    ・タイルの下に□には0、■には1と書きなさい。

    ・タイル1枚にあたる情報の単位・・・(      )

     8bitあつまって(      )

 

 

問題・アルファベット 26文字を表すには、最低何ビット必要か。

 

 

 

 

 

  ・アルファベット 大文字、小文字、数字10種、記号+、−、÷、×、

   コンマ,ピリオドなど 約100種類の情報を表すには最低何ビット必要か。

 

 

 

 

 

 

 

  ・ひらがな,カタカナと符号など、約150種類の情報を表すには

   最低何ビット必要か。

 

 

 

 

 

 

  ・ジス規格の漢字第1水準2965字,第2水準3390字,ひらがな,カタカナ,

   英数字,などの非漢字524字,補助漢字を加えて合計,約12000字を

   表すためには最低何ビット必要か。

 

 

 

 

 

 

 

感想