linkbanner Updated on July 24, 1998

 

Special Column:
Getting Away from Blues

ブルースから逃れて ―ジョン・メイオール&ザ・ブルースブレイカーズ

Additional Notes (by Musashi)

 

 

クリームの結成とメイオール

ジンジャー・ベーカーが1966年6月、エリック・クラプトンに話を持ち掛け、2人でジャック・ブルースを誘って出来たのが、クリーム。7月には、クラプトンはメイオールに別れを告げ、バンドを結成しました。メイオールにとって、この出来事はかなりショックだったようです。「エリックがジンジャーとジャックと一緒になって、クリームを結成して・・・あまりに突然で素早かった。彼らは陰で計画を練っていたところがあると思うね。突然みんなを驚かしてシーンに一気に躍り出るために、秘密にして。俺はこの話は知らなかったし、誰も知らなかった。とても突然だった。」 ヒューイ・フリントの回想によれば、彼がメイオールと裏庭にいるときに、Melody Maker誌のスクープでクリーム結成の話を読んで、メイオールはすごく不機嫌になったそうです。この頃、ジンジャー・ベイカーはブルースブレイカーズのライヴに数回ゲスト出演していて、そうした機会を通じてクラプトンと接触したようですが、その背後で2人が別の場所でリハーサルを進めていたというのは、メイオールには寝耳に水のことでした。

 

 

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