linkbanner Updated on July 24, 1998

 

Special Column:
Getting Away from Blues

ブルースから逃れて ―ジョン・メイオール&ザ・ブルースブレイカーズ

Additional Notes (by Musashi)

 

 

メイオールとの出会いと別れ―ミック・テイラーの場合

ミック・テイラーブルースブレイカーズに加入したとき、彼は19歳。クラプトングリーンに続くブルースブレイカーズのギタリストの地位を得たことは、彼のキャリアに役立ったはずです。テイラーは、約1年間の間に、Crusade をはじめとする5枚のアルバムに参加しました。メイオールによれば、69年5月頃、ミック・ジャガーから電話がかかってきて、ブライアン・ジョーンズが辞めるが後任に誰かいいギタリストがいないか?と相談されたそうです。この頃、音楽的には変遷期にあって、次回の仕事ではよりアコースティックな音を試そうと考えていたメイオールは、その場合テイラーの活躍場所がないと考え、テイラーをジャガーに薦めました。ミック・テイラーのローリング・ストーンズ加入は、69年6月9日に正式に発表されました。

因みに、テイラーに決める前に、ジャガーはロン・ウッドにも打診しようとしたようですが、ウッドによれば、ジャガーからの電話は、当時一緒にフェイシズを始めたばかりのロニー・レインが受けて、「彼は今いるところで満足しているよ」と告げて断り、その時は電話があったことをウッドに伝えなかったそうです。

 

 

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