エミューファーム

子供たちも一緒にエミューファームにつれていってもらった。

エミューというのは、ダチョウのような鳥のこと。

そこで出迎えてくれたのは、服は破れ、ひげがもじゃもじゃ、子供にパンツをはかせていない、とてもワイルドな感じの人だった。その人に案内されてエミューのいる所へ行った。

そこには、5〜60匹のエミューがいて、そのすべての目が僕らを捕らえていた。

そして、柵の中に入った瞬間、ザザザ〜と、逃げていってしまった。

すると、ワイルドな人は、子供のエミューを捕まえて、抱っこさせてくれた。

持った感じは、なんか、ごつごつしていた。

その後、ワイルドな人の家に行って、エミューの肉で作ったハムをごちそうになったり、エミューの皮で作った財布などの品を見せてもらった。その人によると、エミューの体で捨てる所がないそうだ。

そして、さらにその人がエミューの卵(中身なし)をくれた。これは、現地の人も持っていないくらい大変貴重なものらしい。

エミューファームは、エミューパークと違って、見せるためにエミューを飼っているのではなく、育てて加工するために飼っているので、全く施設の整備されていなかった。足下に糞がおちていたり、顔の周りには常にハエが飛んでいたりとかなり苦しめられた。

その後、お母さんがカイロプラクティックに行くというからついていった。

待合室で待っている間、そろそろなれ始めた子供たちがちょっかいを出し始めた。

母親がこないのを確認しては、蹴りを入れたりしていた。そして、母親がくるといい子ぶる。

以前日本で、最近の子供は内弁慶ではなくて外弁慶だと言っているのを聞いたが、まさかこんな所で自分が経験するとは思わなかった。子供は世界中一緒なのかな?

それともオーストラリアの子供は昔から外弁慶なのかな?