ヒロシさん

僕が3番目のホストファミリーの家についたその日に、お母さんが「斜め向かいに日本人のヒロシさんがすんでいるから挨拶に行きましょう。」と言ってきたので、行くことにした。僕が靴をはいていると、(オーストラリアの家では、普通家にいる時は裸足で生活していた。)「日本では外に出かける時は必ず靴を履くの?ここでは近所に行く時は裸足のままでいいの。」と言うことで裸足のまま行くことにした。

家に行くと中からいかにも日本人のおじさんという感じのヒロシさんと奥さんが出てきた。奥さんはオーストラリア人らしい。ヒロシさんが「君はどのくらいここにいるの?」と聞いてきた。久しぶりに日本語というものを聞いたため、すぐに答えが出てこなかった。その後自己紹介などを済ませると、ホストファミリーのお母さんがヒロシさんに何か話していた。話し終えるとヒロシさんが僕に「今日の晩飯は中華料理だって。肉の炒めたやつとライス。ライスってわかる?ご飯だよ。ご飯。」と言った。

「ライスぐらいわかりますよ〜」とつっこみたかったがやめておいた。

話はベジマイトのことになった。お母さんとヒロシさんの奥さんは、オーストラリア人なのにベジマイトが嫌いらしい。しかし、ヒロシさんは日本人なのにベジマイトが大好きらしい。オーストラリア人なのにとか日本人なのにと言うのは少しおかしいかもしれないけれど、やはり小さいころから食べなれていない日本人にとってあの味に慣れるのは結構大変だと思う。ヒロシさんは初めて食べた時からおいしいと思ったのだろうか?