冬の生活事情
冬の生活事情・必需品・冬のアクティビティー等
● どんな衣類が必要? |
● 靴は?現地調達? |
● 雪はどれくらい降る?温度?気候? |
● 冬の運転は大丈夫? |
● 家庭の暖房器具は? |
● 日本から持参したほうがいいモノは?〜冬編〜 |
● 市内にスキー・スノボー場はある? |
● 他のウィンタースポーツは何がオススメ? |
。はじめに。。。 ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー (2005/10更新) | ||
マイナス20℃。マイナス40℃。そんな環境で皆さんどうやって生活しているの?というご質問があります。ホント、そうですよね。日本の本土なら、寒くてもせいぜいマイナス5℃くらいでしょうか? エド作はエドモントンに10年以上住んでおりますが、日本の冬に一時帰国すると逆に「日本は寒い!」と感じ、風邪をひきます。それはなぜか? 屋内の室温→エドモントンはセントラルヒーティングのため、お風呂場でさえ常に20℃前後。日本だとファンヒーターやストーブのある部屋から一歩外に出るとすっごく寒いですよね。この温度差が私の風邪の原因です。エドモントンでは室内にいる限り、半袖での生活が可能です。 空気が乾燥→エドモントンの冬はすっごく乾燥しています。日本は冬でもジメジメした寒さで「骨にしみる」ような寒さです。同じ気温で比較すると、乾燥しているほうが暖かめに感じますよ。 以上の二つの理由で、逆に日本は寒いと感じるのです。その他、知っておきたい事として。。。 寒いより「痛い」→ 私の個人的見解で失礼しますが、マイナス20℃より寒くなると、鼻水の一部がパリって凍るような感覚がします。鼻のあたりまでマフラーで覆っていると、マツゲにかかる蒸気が少し凍る感覚があります。マイナス25℃くらいだと、顔など肌が出ている箇所が、寒いって感覚よりも「肌がチクチクする」感覚になります。足の先が冷たくならないよう、分厚い靴下が理想的です。胴体は重ね着さえしてれば温かいのですが、外出時間が長いと一番痛くなってくるのは「足の先」と「ふとももの前のほう」です。マイナス25℃〜40℃では、20〜30分くらい連続で歩くと結構つらいです。バス停は、かぜよけのあるバス停だとマシですが、風が吹き抜けるバス停だと結構つらいもんがありますね。足の先が痛くなってくるときも。 1〜2月が寒い→ 日本もそうかと思いますが、寒さが厳しくなるのは1月に入ってからです。1,2月を乗り切れると大丈夫です。 ウィンドチル→Windchill (またはWindchill factor) という言葉をお天気予報でよく聞かれることでしょう。これは、風が吹いたとき、身体に感じる体感温度のことです。実際の気温がマイナス20℃だったとしても、強風で北風がすごい日のウィンドチルはマイナス35℃だったり。そういうときは、マイナス35℃だと腹をくくったほうがいいでしょう(笑) マイナス40℃は珍しいです。運が悪くても2週間以上続くことはメッタにありません。しかも夜間の最低気温がマイナス40℃でも、日中気温はマイナス20℃だったりします。 マイナス40℃ほど寒い日にはあまり出かけません。出かけてる時は、車でA地点→B地点の駐車場まで行き、さっさと暖かい室内に入ります。このB地点とは映画館であったり、ショッピングモール、スーパー、友人宅などです。友達と会う時は友人宅へ行ったりしますが、外出したいときはウェストエドモントンモールのような室内に出かけます。モールにレストラン、映画館、遊園地、ショッピング街など揃っているから、室内でお茶をして映画をみてって感じで余暇を過ごします。 どうしてもバス移動の時は、あらかじめバスの時間を調べ、近いバス停まで我慢すればいいだけです。このとき、寒さを我慢しないといけないのは自宅〜バス停の距離だけです。目的地がショッピングモールや映画館だったりすると、たいていバス停がすぐ近くにありますから。バス時刻をしっておくことで随分待ち時間を計画的に減らすことができます。これもサバイバルの一種でしょうか (^^ゞ こんなので生活事情がお分かりいただけましたでしょうか? |
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。どんな衣類が必要? | ||
厚着よりも、重ね着がキーポイント! 薄手のシャツなどでも重ね着するとかなり体温が保温され快適です。 分厚いセーターにジャケットだけだと温度が外に逃げたりして逆に寒く感じたりしました。 例:(上半身、下から)長袖Tシャツ+襟付きシャツ+フリースジャケット+冬用ジャケット。(下半身)パンツ+タイツやスキー用スパッツやモモヒキ(?)+ズボンやジーンズ+さらに寒いときはウィンドブレーカー的なナイロンのパンツ(ここ参照)。これで−25℃でもかなり快適です。宣伝のつもりではありませんが、Mountain Equipment Co-op というカナダのアウトドア店で冬用のジャケット、下着、ブーツなど売っています。値段的には低〜高まで様々。他にも SportsChek や SportsMart などのスポーツ専門店でもあります。 ジャケット…日本のジャケットでもOK。現地でも沢山あり。安いお店では Winter Co など。このお店は Southgate Mallや West Edmonton Mall にあります。安くて$50〜高くいいモノで$400とピンキリ。$100〜150ので充分。 靴下…日本のもので十分、寒がりの人には長ソックス。日本製のほうがゴムがキチンとしてていい。 下着…モモヒキや女性には「オバシャツ」が快適 (*^o^*)。 断然、日本製のほうがいい。 耳あて…イヤーバンド、ヘッドホン型耳あて、など。現地ほうが種類が豊富。 帽子… トゥーク(tuque)とカナダ英語で呼ばれる毛糸、アクリルの帽子。スノーボーダーも愛用(カナダで)。 Army & Navy (生活用品店)で安いので$6〜。現地のほうが多種あり。 ▲これらの商品は生活開始ページで紹介している「生活用品・雑貨がかえるお店」で買えます。 |
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。靴は?現地調達? | ||
個人的に現地調達をオススメ → 冬のブーツ類は重いですから、どうしても日本から持参なら、スーツケースに入れずに履いてくるのがよし。 靴屋さんでは、冬用の足首までのショートブーツ、膝までのロングブーツ、雪上ブーツなど色々置いてあります。 学校・職場まであまり歩く必要がない人は、普通の靴でも充分です。大抵のサイドウォークは雪かきがしてあるし、町中は除雪車のお陰で雪があまりありませんよ。 種類 → 足首の少し上まである short boots といわれるものがオススメです。私は足首より10cmほどのブーツです。中にボワボワした保温効果のあるクッション(?)があるものも。 お値段 → ディスカウント的な靴屋さんでブーツは$30〜50。普通のお洒落な(?)靴屋さんで$60〜100。 スポーツショップで冬用厚底靴が$50〜100程度だと思います(参考程度に)。 ディスカウント靴屋は → Payless ShoeSource や Shoe Warehouse など(市内各地にあり。詳細は電話帳で)。 Zeller's や Wal*Mart でも安い靴あり。 |
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。雪はどれくらい降る?温度?気候? | ||
毎年違うので一概には言えませんが、ここ8〜9年の経験からすると。。。 ・ 9月はもう立派な秋!日本のような残暑はなし。 ・ 10月末〜11月初旬に初雪 → これは直ぐにとける。 ・ 12月 → 一気に降って10〜20cmくらい積もるが、晴れる日が多く快適。温度は-10〜15℃が最低ライン。 ・ 1月 → 冷え込む。雪はあまり降らない。晴れが多いが外に出ると、最高で−5〜10℃。最低−15〜30℃。 ・ 2月 → 1月とほぼ同じ日が続く。 ・ 3月 → 2月より暖かくなるが、日本の春よりかなり寒い。雪が完全になくなるのは4月に入ってから。 ※ 2002年2月初旬現在:雪は深いところで15センチ以下。サイドウォークは雪なし。交通量が多い道路には雪なし。交通量が少なし住宅街にある道には雪が1〜2cmで運転に支障なし。 |
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。冬の運転は大丈夫? | ||
交通量が多い道路は殆ど雪が見られませんので大丈夫。 ・ ブラックアイスでツルツル!気温上昇での雪解け水がその後の気温降下で一気に凍ると怖い状況です。 これを black ice といい、目に見えないのに実はツルツルに凍っている道路のアイスを指します。車間距離は多めに!ブラックアイスは頻繁に起こらないので、神経質になる事はありません。出かける前はお天気ニュースでチェック。 ・ タイヤ用チェーンはつけません。つけた人をエドモントンで見たことがありません。 ・ タイヤはオールシーズンタイヤが主流です。 ・ 冬前にチューニングしてもらいましょう。これを winterization と言います。Have your car winterized! ・ チューンアップですが、オイルなど−40℃に耐えれるオイルに交換するなどです。 ・ 教習所で Winter driving の短期コースがあります。 ・ 車を買うときに Block Heater が付いているか確認しましょう。これはボンネット内の一番前のほうにあり、そこから電気コードが出ています。このヒーターはエンジンを蓄熱する機械で、−15℃以下などでエンジンがかかり難い時に、前以て(約3時間)ヒーターをONにしておきます。(plug inする)。これを怠ると、−25℃などでエンジンがかからなくなり、お家に帰れません! ・ リモートスターターはお店で$100などで売っています。遠くからスイッチ1つでエンジンがかかります。 |
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。家庭の暖房器具は? | ||
ほぼ100%の家庭がセントラルヒーティングを使用しているため、家中はトイレも暖かいです。 ・典型的な暖房器具はガスによるセントラルヒーティング。地下のボイラー室で温風が作られ(?)、ダクト管を通し 各部屋の床から温風が出てくる仕組み。温度調整はキッチンや居間付近にある温度調整器具で。家族が在宅する 夕方〜朝まで20〜25℃と設定してあり、誰もいない留守時には10〜20℃として節約する家庭が多い。 ・ 補助的で持ち運び可の暖房器具も使われることがあります。例えば、1〜2階は暖かいけど、地階は寒いことがありベースメント(地階)の部屋を借りている人で寒い人は、補助的に電気ストーブなどを利用するといい。これらは Canadian Tire などのハードウェア・ショップで売っています。 |
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。日本から持参したほうがいいモノ〜冬編〜 (個人的な趣向で申し訳ないですが) | ||
使い捨てカイロ | カナダであまり見かけないので、愛用者は日本から持参したほうがいい。 | |
静電気スプレー | エドモントンの冬は静電気だらけ。静電気が気になる人には防止スプレーは必要かも。 | |
ショウガ湯のもと | 個人的な必需品ですが。喉が痛いときに必要なので…。ヾ(^^; | |
温泉のもと | これまた個人的に好きです。寒い冬にはシャワーよりも温泉風ホットバスが一番。カナダのバブルバスやバスミックス(お湯に混ぜるもの)は香り重視でラベンダーやローズなど多数ありますが、日本の温泉ミックスもたまにいいです。ヒノキの香りのが最高 \(^o^)/ | |
スキーウェア | カナダのは、日本のと比べデザインや色使いがかなりダサいです。よくスキーに行き、見かけを気にする人は日本から持参したほうがベター。但し、ド派手なのはすぐ「あれ日本人だ!」とバレてしまいます。何故か・・・現地のスキーウェアは地味なのが多いですから。。 | |
⇒ 冬用品以外で持参したほうがいい、しなくていいものはこちら。 | ||
。市内にスキー・スノボー場はある? | ||
数箇所あります。ロッキー山脈のゲレンデとは比較できないほど小さいですが。。。 | ||
Edmonton Ski Club | 9613 96 Ave (TEL: 465-0852) ダウンタウンから見えそうな距離。かなり小規模。 | |
Rabit Hill | (TEL: 955-2440)エドモントンより西へ車で20分。週末はシャトルバスあり。 | |
Snow Valley | 13204 45 Ave (TEL: 434-3991) なかなか楽しめる。 |
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。他のウィンタースポーツは何がオススメ? | ||
アイススケート | スケート靴はレンタルが少ないです。新品で$40〜70。リンクは職業別電話帳の「Skating Rinks」の欄で調べて下さい。コミュニティーセンターだと無料だったり1日1〜3ドルと格安。公園などにある屋外リンクは大体無料です。 | |
ホッケー or ホッケー観戦 |
ホッケー用品を揃えるのでお金がかかりますが、長期滞在や高校生なら学校のチームで練習することも。観戦は、地元のプロホッケーチームの「Edmonton Oilers」のホームスタジオで熱く観戦するのが楽しいですよ。 | |
クロスカントリー スキー |
平坦な丘などを長く細い専用の Cross-country
ski で歩く(滑る?)というスポーツ。 景色や自然を楽しみながら…というコンセプトらしいが、私は個人的に普通のスキー(Downhill skiing)のほうがスリルがあって好き。 |
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カーリング | Curling はカナダで盛んなスポーツ(らしい)です。コミュニティーセンターでよく練習しています。ボーリングのような感じで大きな石(?)を投げ、それを同じチームの人がホウキ(?)のようなモノで氷表面をはき滑りやすくし、石を標的へより近く寄せることで勝負するみたいですが、イマイチ理解してません。 | |
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