祭りの後の静けさ宿の朝食は 500pts。 パンとオレンジジュース、ホットチョコレートというメニューはかわらず。 ここも、おいしい。 宿に荷物を預けて、まずはヒラルダの搭(Giralda)と大聖堂(Catedral)見学。 オレンジの木があるパティオから大聖堂に入り、すぐに見学コースはヒラルダの 搭へ続く。ここは階段ではなく緩やかなスロープが上まで続いている。 韓国人、日本人の団体客が前にいてかなりゆっくりなペースで登らされた。 スロープ1周ごとに数字がふって合って、30ちょっとはあったし、ビルにすると 何階分だろう、けっこう高さがあるはず。 日本人のおばあちゃん曰く、ノイシュバインシュタイン城と同じくらい辛いって。 搭の上からは、真下の公園はもとより鉄道駅、闘牛場、セビリアの街全体が 見下ろせ気分が良い。鐘楼なので上を見上げれば大きな鐘がつってある。 大聖堂には彫刻、ステンドグラスがかざってあり、ここそこでツアー客のガイドが 説明をしている声が響いている。 スペイン語、英語、フランス語、ドイツ語、韓国語、日本語・・・・・。 大聖堂も見てしまったし、姿をみかけるのは団体観光客ばかり。 フェリアの時の衣装はもう見れないし、一気にやりたいことがなくなってしまった。 どっか違うところに行こう・・・ インターネットカフェもどきを見つける宿の近くにFAX の文字の下に"INTERNET"という文字が確かにかいてある看板を発見。 店におそるおそる入って、「E-Mail 送れる?」って質問したら、「Si」だって。 いざタイプしはじめると、記号@の入力の仕方がわからない。 カウンターのおにいちゃんに押してもらって、解決。キーボードが違うのね。 英語で@はどう発音するんだと、逆におにいちゃんに質問される。 端末10分使用で、150pts。日本から来たって説明したら、妙にうなずいてたっけ。
ロンダへ1泊したセビリアを後に、バスで2時間のロンダへ向かう。 バスターミナルでロンダ行きのチケットを買う時、ちょっとしたいざこざがあった。 このバスターミナルには数人の物乞いの人がいて、カウンターの前に立つと、スッと 横にきてなんだかぶつぶつ話し掛けてくる。そんなの無視してお金を払ってチケットを 受け取ったのはいいけど、お釣のコインを床に落としてしまった。 すばやく手を伸ばす物乞いの人。転がるコインを、カウンターの後ろに並んでいた おじさんが靴で踏んでキャッチ。私の方へとパスしてくれた。 かがんでコインをつかむと物乞いの人がまた手を伸ばす・・・。 それまで絶対あげるもんかっって決めてたのに、ふと、もうどうでもよく思えてきた。 つかんだコインを渡し、「どうしてくれてやったんだ」みたいな口調のおじさんにも お礼を言ってその場を離れた。後にも数え切れないくらいの物乞いの人を見かけたけど、 お金を渡したのは最初で最後だった。 バスターミナルにはいくつかの会社のアンダルシア各地行きバスが並んでいて、 いったい目的のバスがどれだかわからない。運転手らしいおっちゃんに尋ねたら、その人の 横のバスを叩いて、これと同じ色のむこうに止まっているバスに乗りなさい って 教えてくれた。バスを叩いて教えてくれなかったら、わからなかったなぁ〜。 バスはけっこうきれいでシートはリクライニングもきく。 途中、小さい街をまわりながらロンダの街に向かって行った。 ロンダの街でも道に迷うロンダのバスターミナル。地図がはってあるだけでインフォメーションもなし。 町外れにあって歩かなくちゃ街の中心には行けない。地図をたよりにまっすぐ道を 歩いて、ここかなと思った栄えた通りもつっきる。まっすぐまっすぐ。 あれ行き止まりだ・・・。こんなおおざっぱな地図じゃわからないよ。 また栄えた通りにもどって人に尋ねる。 どうにかロンダのインフォメーションセンターへたどり着いた。 地図を買って、安い宿を教えてもらう。 i から3分の安いと言われた宿にチェックイン。1泊2000pts。シャワー、トイレ共同。 宿のおばちゃんは、まったくスペイン語を理解しない私にかなり不機嫌そう。 めきき通りを歩いて、スーパーを発見。声をかけてきた人をガイドに、CD屋や闘牛士の 衣装をかざっている店、見晴らしがすばらしい公園をまわった。 晩御飯を食べようとお店を探して歩いている時も、どっかのおっちゃんが声かけて きてパエリア食べたいと言ったら、ないからここではどう? って中華料理の店の 前に連れてきてくれるし・・・。結局、宿の近くのツーリストメニューを掲げた店に入る。 ロンダはどう?朝、いっきなりオートロックで鍵を閉じ込め宿の男の子に助けてもらう。出だし不調。 宿で荷物を預け、ロンダの街を歩く。 前日見た公園には、日本人の名前が石に刻まれていた。YOKOHAMAとも書いてある。 いったいなんの記念碑なんだろう?? ロンダは闘牛の発祥地でもあり、闘牛場は今では闘牛博物館になっていて、団体客が どっと押し寄せている。本物の闘牛が見れると勘違いした私。 新市街と旧市街を結ぶ橋は、とても立派。旧市街のアンティークショップ街をぬけ なおまっすぐ行くと、道が下りになって下に降りてしまった。それならばと、 橋の近くまで行って今度は見上げるアングルで写真を撮る。 下って、羊の牧場などを横目に最後は石畳を登って1周1時間弱のハイキングに うってつけのコース。 ロンダの街にも”ズーモ”発見!
いったい次はどこへ?午前中で見所を見てしまったので、どっか移動することにしよう。 バスターミナルで時間をチェック、マラガに行くことにする。 2時間近くバスターミナルで時間潰し。 マラガへ向かう途中には、”白い街”がいっぱいある。 バスはそれらの街の停留所に停まりながら、マラガに向かう。 途中、工事中の道、道端のサボテン等を見る。マラガはとても大きな街。 バスターミナルはやはり町外れにある。大きすぎる街は避けようという気分になって、 今度はグラナダ行きのバスに乗る。 このへんは最初からまったく計画してない、いきあたりばったり旅の醍醐味なのよ・・・。
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