■「板わかめ」のひみつ。
99.03.24
鳥取で土産にいただいた「板わかめ」は、丁度焼海苔のように、火で軽く炙ってそのまま食べるとよい、との注釈をいただいて帰りました。
60cm×30cmの大きな袋に入っており、わかめの原形をとどめています。葉肉は薄く、しかししっかりとした色をしていて、炙って食べると、潮の香りもし、おいしい。
僕はこんな食べ方をするわかめは初めてでしたが、『聞き書 鳥取の食事』にも、このようにあります。
「わかめの新芽をむしろの上に広げ、長さ二尺、幅一尺くらいにのし干しにする。それをほいろではしらがして(焙じて)手でもんで粉にし、ごはんの上にかけて食べるのが鳥取の食べ方である。酒のさかなにも、お茶うけにもとてもよく合う。わかめほいろは箱型で、引出しの底が紙張りになっている。下に小さい火鉢を入れてわかめを焙じる。」
「わかめほいろ」
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