英語学習
TOEFL勉強法(最高点600、2000年3月)
私が受験した時は、paper testでしたので、CBT化された今は、必ずしも私の勉強方法が妥当では
ないかも知れませんが、基本は変わらないと思いますので、以下、記述させていただきます。
ちなみに、TOEFLの勉強を始めた頃の、私の得点は、450点前後だったと思います。それを、
幸いにして、1年程度で、600点まで上げることができました。

私は当初、大手TOEFL予備校に通っていましたが、そこの指導方法になんとなく馴染めません
でした。そんな時、旺文社の神部孝先生著の「TOEFL攻略本」に出会いました。それを読んだ時、
「俺が探していた勉強法はこれだ!!」と思い、すかさず神部先生と連絡を取ってみました。
運良く
かんべ英語塾に入塾することができ、それから留学まで、先生にお世話になりました。

使用教材
TOEFL Test Preparation Kit 2nd Edition,TOEFL Practice Test Vol. 1 & Vol. 2,TOEFL Sample Test(以上ETS),TOEFL攻略本,TOEFL英単語3800,TOEFL英熟語850,TOEFL予想問題700
TOEFL英文法440,TOEFLリーディング270(以上旺文社),TOEFL攻略マニュアル(松柏社)
Complete Guide to the TOEFL Test,TOEFL PREPARATION COURSE(以上THE HEINEMANN)
TOEFLリスニング大特訓(アルク)

Listening(最高点61点)
Listeningの勉強方法は、問題集の、(1)PartAからPartCまで休まずに問題を解く、
(2)答え合わせをしながら、聞き取れなかったところ、知らなかった単語・イディオムに蛍光ペン
で印を付ける、(3)1問1問テープを聴き、スクリプトを見ながら3回くらいSpeakingする、
というやり方を基本としました。そして、解き終えた日から1週間くらいは、その問題のテープを
徹底的に聴き続けます。そうすると、ほぼそのテープの内容が頭に入りますので、その後新しい
問題に移り、また上記のやり方を繰り返します。私の場合は、TOEFLの勉強を開始した時点での
Listening能力がかなり低かったので、ETSの教材に関しては、全て100回以上聴いたと思います。
イディオム対策は、英熟語850を繰り返し聴いただけです。

色々な教材に当たってみて感じたのは、まずはETSの教材で基礎を固めて(傾向を理解して)
から他の教材に手を広げていくのが効果的だということです。といいますのも、様々な問題集が
販売されていますので、当然のことながら、全てが出題傾向に沿ったものであるとは限りません。
ですから、押さえるべきところを押さえてから、次の段階へと移っていった方が効率が良いと
思います。大手TOEFL予備校では、ETSの問題集を無視して、独自の問題集から始める場合
がありますが、私はその方法は正しいとは思いません。特にListeningの得点が低い方は、
まずは、ETSの問題集から始めることを強くお薦めします。

Listeningは、いくら勉強してもなかなか結果が出ないので、挫けそうになりました。しかし、
攻略本にある、「階段状にあがる」という言葉を信じ、ひたすら問題集のテープを聞きSpeaking
し続けました。私が60点以上取れたのですから、皆さん必ず取れるはずです。問題は
あきらめずに続けられるかどうかだけだと思います。

文法(最高点65点)
文法は、私にとっては一番苦労したSectionです。不注意な性格が災いして、なかなか安定して
高得点を取ることができませんでした。問題は、最後までポカミスを防ぎ切れなかったことにある
と思います。ですから偉そうなことは言えないのですが、(1)TOEFL攻略本等でTOEFLで問われる
基本的なポイントを押さえる、(2)ETSの教材を完全に理解するまで繰り返し解く、その後は、
(3)教材を絞って繰り返し解く、ということに尽きるでしょう。そうすることによって、
TOEFLで
問われる文法
のパターン身に付けましょう。中学・高校で文法を中心に英語を学ぶ日本人に
とっては、すごく難しい問題というのは少ないと思います。TOEFLの出題傾向をつかみ、ポカミス
をなくすよう練習することが大切だと思います。


Reading(最高点61点

Readingは、語彙力の伸びに比例して60点前後までは順調に行きましたが、最後までそれ以上
の得点への壁を破ることはできませんでした。やはり、語彙力が十分ではなかったのかもしれ
ません。私の場合は速読力がなかったので、攻略本のCDのピッチに合わせて、毎日必ず速読
練習をしました。これは、速読のリズムをつかむうえで、大変役に立ちました。問題演習の際は、
(1)Passage1からPassage5まで休まず解く、(2)答え合わせをしながら、分からなかった単語の
意味を全て調べる、そのうえで、(3)間違った問題の見直しをし、最後に、(4)上述のCDのピッチ
に合わせて、全てのPassageを速読する、という勉強方法をとりました。

Vocabulary

これはもう、ひたすら「英単語3800」を覚えるしかないでしょう。最初勉強し始めた頃は、RANK3
は半分以下、RANK4に至っては1割くらいしか分かる単語がありませんでした。そこで、比較的
分かる単語のあるRANK2、3をひとまとめにし、毎日1週間分の単語に当たりました。この際、
分からなかった単語に印を付けておきます。次の日は、前日に分からなかった単語と、次の
1週間分の単語に当たり、これを本試験の1週間前以外は毎日繰り返します。RANK4はほとんどが
分からない単語でしたので、さすがに1日1週間分はきついので、最初は2〜3日分を目途に、
新しい単語+前日の復習を繰り返しました。正解率が概ね50%以上になった段階で、RANK2、3
と同じように、1週間分+前日の復習へと量を増やしていきました。この様なやり方で、「英単語3800」
を購入してから最後のTOEFLまで、基本的には毎日語彙力強化の勉強を続けました。
これは最も辛い勉強でしたが、最終的にはRANK4も7割以上は分かるようになりました。
Vocabularyに関しては、やるかやらないかそれだけです。僕は30代で記憶力が相当落ちている
ことを考えると、僕より若い皆さんは、もっと楽に覚えられるとは思いますが…、とにかく覚えましょう。
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