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留学志望者の皆さんへ −2003年度出願に向けて− |
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Do not go where the path may lead instead go where there is no path and leave a trail. - Ralph Waldo Emerson To do is to be. - Voltaire |
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ここでは、留学志望者の方に、経験者として、私なりの アドバイス、出願に至るまでの考え方、手法などについてお伝えしたいと思います。何か、皆さんのお役に立てるか、自分なりの手法を発見するきっかけになれば幸いです。 |
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2月7日 出願作業は進んでいますか?もう、全ての出願を終えられた方もいらっしゃるでしょうね。そう考えると、遅きに失した感はあるのですが、私の出願エッセイを掲載させていただきます。以前から掲載しようしようと思っていたのですが、遅くなって済みません。このエッセイは、Indiana UniversityのSchool of Journalismに出願した時のものです。一番標準的な内容ですし、Indianaには一応合格しましたので、サンプルとして適当ではないかと考えました。少しでも、参考にしていただければ幸いです。 出願エッセイ 11月12日 推薦状 私は、会社の元上司、北アイルランドでお世話になった、イギリス人の教官二人に推薦状を依頼しました。日本人の英語能力を考えると、ネイティブスピーカーに依頼できれば、その方が当然楽だと思います。ただ、都合よくネイティブの知り合いや恩師がいる方は少ないと思いますので、既卒の方であれば、会社の上司、学生時代の教授プラスアルファというところに落ち着くかと思います。入学審査をした経験もあるイギリス人教官によると、いい肩書きを持ったなじみのない人よりは、自分自身をよく知っている人にお願いするほうが絶対いいと言っていました。誰もが知っているような有名人と知り合いであれば話は違うかもしれませんが、そうでなければ、やはり上記の教官の言葉が正しいのかなと思います。大学院によっては、大学教授から推薦状3通を要求するところもあると思いますが、もし無理であればその理由(大学を卒業して年数がかなりたっているので、知り合いの教授が少なくなった等)、依頼予定の推薦者を添えてメールで確認すると、だいたいの場合、予定している推薦者で構わないといってくれます。これは推薦状に限りませんが、とにかく交渉です。テストのスコアも含めて、海外の大学院は交渉すれば何とかなることが非常に多いです。何か相手の要求に応えられないことがあれば、まず交渉してみてください。きっと何とかなります。たとえ相手が、すごそうな肩書きを持った人であっても、遠慮なくメールして構いません。忙しければ無視するかもしれませんが、メールを送るくらい、失礼でもなんでもないんですから。欧米には、日本のビジネスの世界や学会にある、無意味な権威主義はほとんどありませんので心配はいりません。まずは交渉!! 財政証明書 もし郵便局に貯金があれば、財政証明書は郵便局で依頼するのが一番いいかと思います。無料ですし、独断ですが、郵便局の職員の方は概して親切です。問題点は、あまり英文での証明書を発行したことがないので、若干時間がかかるかもしれないということですが、時間に余裕を持って訪ねればいいと思います。残高は円で表記されるので、大丈夫か疑問に思われるかもしれませんが、まったく問題はありません。私は延べ10校ほどに出願しましたが、問題にされたことはありません。仮に何か不都合があっても、財政証明書は、あくまでI-20発行のために必要になるので、出願時にその不備が理由で審査を拒否される可能性は低いと思います。 10月29日 出願エッセイ 日本語でさえエッセイを書くのは簡単ではないので、英語でのエッセイとなると結構大変なことだと思います。特に、英語で論文等を書いた経験のない方は、相当難しいことだと感じるかもしれませんね。でも、それほど難しく考えないでください。自分が何を学びたいのか、その大学院のプログラムがどうして自分に適していると考えるのか、そして、卒業後はどんなことがしたいのか、などを論理的に記述できれば、それで十分です。 私は、まず、基本となる事柄(上述のような、どの大学院でも問われるようなこと)についてエッセイを書き、それをイギリス人教授や、アメリカ人の友達にチェックしてもらいました。それが、一応の雛型のようなものになります。そして、各大学院のプログラムをよく読んで、なぜ自分はそのプログラムを必要としているのかについて、それぞれの大学院用のエッセイを作成しました。その際、複数の大学院が似たようなプログラムであれば、同じもので済ませました。私の場合は、7校の大学院のために、大別して、4種類のエッセイを書きました。とはいっても基本となる事項については、どの大学院もまったく同じもの(上述の雛型)を使用しましたので、まったく内容の違うエッセイを4つ書いたわけではありません。それぞれのエッセイを書き終えた都度、アメリカ人の友達に添削してもらいました。余談ですが、何回も添削をお願いしたので、この友人には添削料を支払いました。文法的なミスはないに越したことはありませんが、必要以上に神経質にならないでください。大学院側は、留学生に対してそれほど完璧な英語を求めてはいません。例えば、私は今School of Journalismで学んでいて、それぞれのクラスのシラバスには、文法的なミスは減点の対象となると明記してありますが、実際は、すべての教授が多少のミスは見逃してくれています。入学審査に関しても同様であると思います。 さて、最後に私が感じたことをひとつ。確信をもっていえるわけではないのですが、アメリカの大学院は、保守よりはリベラル、規律よりは自由を好んでいるように感じます(私がジャーナリズム専攻だからかもしれませんが)。例えば、アメリカジャーナリズムの問題点を指摘するのであれば、北朝鮮に対しての論調が甘いと論じるよりは、911以降の政府による報道統制によるジャーナリズムの危機を論じる方が好まれます。自分の考えを曲げる必要はありませんが、極端な保守的思想、少なくともそれをエッセイに書くことは避けたほうがいいかもしれません。 10月19日 必ずコンタクトを!! そろそろ出願の季節ですね。志望校からapplicationpacketは受け取りましたか?例え志望校が、オンラインでアプライ可能であったとしても、メールを送ってpacketを請求してみてください。それがファーストコンタクトになりますので。また、テストスコアが要求された得点に満たない場合は、「自分は○○点何だけど、出願可能か?」などと遠慮なく質問してみてください。基本的には、要求スコアを取れ、と言われますが、「その得点でも構わない」と言ってくれる学校もあります。もちろんスコアは高いにこしたことはありませんが。質問メールを送る場合には、なるべく個人宛てに送ることを心がけてください。組織宛てに送ったメールは、かなりの確立で無視されます。 出願校 最終的に出願する学校を決定するのも大変な作業です。1校へ出願するのにも、かなりの時間が取られますから。私は7校に出願しましたが、書類をそろえて出願するまでに、恐ろしく時間がかかりました。私の場合は、修士論文の期限を延長してもらい、出願に専念できましたが、働きながら、あるいは学校に通いながら出願を目指している方は、少しの時間も無駄にはできませんよね。そこで、学校選びです。まずは、入学したいと思っている学校には必ず出願するように努力してみてください。それがどんなトップスクールであろうが、出願しなければ始まりません。後になって後悔することを考えれば、例え不合格になろうとも、最低限チャレンジすべきだと思います。奇跡は起こせます。私の場合は、行きたいと思う学校にしか出願しませんでした。テストスコアを考えれば、全敗覚悟でした。それでも、留学に費やす時間的、金銭的コストを考えれば、やはり希望する学校で学びたいと考え、そうしました。これは考え方次第です。一刻も早く学位が欲しいと考える方や、とにかく海外に行ってみてからという方であれば、別の選択もあるでしょう。大切なのは、その時点でベストと思える選択をすることだと思います。 さて、具体的にどの学校を選ぶかについては、考え方はいろいろあると思います。プログラム内容、ランキング、授業料、地域などなど。私は、まず、各校のホームページに行って、プログラム内容を比較しました。その結果、ランキング上位校もそれ以外の学校も、それほど大差ないことが分かりました。であれば、評価の高い学校を選ばない理由はないので、いろいろなランキングや、卒業生の活躍度合いなどから、トップ15校ほどを選びました。そのうえで、各校の、プログラムの魅力度、要求テストスコア、授業料、願書締切日、卒業までに要するセメスター数、必要なエッセイの分量(各校によって、単にstatementを求めているところから、記事を書かなくてはならないところまで、いろいろでしたので)、ライティングサンプルの要否などを一覧表にしました。そうすると、プログラム内容がそれほど魅力的でないのに、または、一般的評価が他校より低いのに、提出しなくてはいけないエッセイがかなりの数である学校や、デッドラインが早過ぎるので出願が難しいと思われる学校などが、よく分かりました。そこで、絶対出願校、可能なら出願校、非出願校などと峻別することが容易になりました。結構お勧めです。 テストスコアについて この時期になると、出願のエッセイ、推薦状、願書の記入など、テスト以外にもやることが多いですよね。しかし、テストスコアが目標点に達していない場合は、テストも受け続けなくてはならない。そこで、これは一つの考え方ですが、どう考えても締め切りまでに目標点が取れないと思う場合、スコア獲得をあきらめて、エッセイ等に専念するという方法もあります。スコアを追いつづけるあまり、出願できなかったというのは最悪ですから。とにかく出願しなくては始まりません。私の場合は、GREのverbalの要求スコアがどの学校も500点以上でしたが、11月の段階で、最高点が380点。どう考えても、2ヶ月程度で目標点をクリアするのは不可能だと考えました。そこで、エッセイに集中することにしました。結果は、志望校のうち2校に合格しました。だたし、これは非常に危険な手段です。1校は、出願するや否や、不合格通知を送ってきました。おそらくテストスコアでふるい落とされたと思われます。ですから、あくまでスコアをクリアすることが理想的ですが、最終段階で、時間がなくなってきた場合に考えてください。念を押しますが、決してお勧めはしません。 |
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