科学と聖書
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科学は、いつも新しい発見によって書きかえられています。しかし、一九○○年のあいだ、聖書は一度も書き直されたことがありません。三五○○年前から一九○○年前のあいだに書かれ、一部或いは全部が二千種以上の言語に翻訳され、毎年百万部以上も売られているベストセラーです。この聖書を、現代科学によって、不変的な真理が書かれている書物だと証明できます。
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科学について
科学者も神を信じています。過去3世紀において、最も有名な科学者300名のうち38名の信仰は不明、20名は無神論主義者(8%)、そして242名が聖書における神を信じていました(92%)。そのなかには、科学界の巨人である数学者ガリレオ、物理学者ニュートン、
発明家エジソンなどもいました。いくつかの科学的真理は科学が認める前に、すでに聖書に書かれていました。
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■地球は丸い
コロンブスが15世紀に地球を一周する以前、地は平らであり、地平線の果てでは地から落ちてしまうと思われていました。面白いことに、預言者イザヤが紀元前700年頃、次のように聖書に書いています。
「主は地球のはるか上に座し…」[イザ40:22](原文の地球とは立体の球のことです)。地球が太陽系の微妙な引力により、 |
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支えられていることはニュートンが万有引力の法則を発見した後の推定ですが、すでに聖書には「神は…大地を空虚の上につるされた。」[ヨブ26:7](紀元前6世紀以前)と書かれていました。
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■星の数は数えきれない
2500年前から聖書によると、「天の星は数えることができず…」[エレ33:22]と書かれています。昔から人間は星を数えようと試みました。
科学者 Keplerによれば、天の星は1005個であるということでしたが、後にこの銀河系には1億個もの星があるということが判明されました。1923年には天文学者ハップルによって、この銀河系以外にも他の銀河系があることが発見され、銀河系の数は億単位で数えられ、それぞれ100万から1000億個の星があるということなので、まさに「天の星は数えることができない」と聖書に書かれているとおりなのです。
■海流
19世紀、海洋学の父と呼ばれるMatthew
Maury(海流発見者)は地球の7つの大陸の間を流れている海流を発見しました。そのおかげで航海技術は大いに助けられました。なんと、その発見は聖書によるものでした。詩編8章8節は「空の鳥と海の魚、海路を通うものまでも」とあります。これが書かれた年代は紀元前9世紀頃です。
考古学について
■聖書以外の人間の堕落の記録
右が男、左が木の実を取ろうとする女、女の横に立っている蛇が話しかけている。そんな構図の5000年前のバビロンの彫り物が、発見されました。上に書かれた楔形文字が、聖書の創世記を書いたモーセ以前のものであることを示しています。
またニネベの町は1845年、A.
H. Layardに発見されるまで、その存在が疑われ
ていましたが、サルゴン王のような聖書における人物[イザ20:1]が実際に存在
していたことが、実証されました。1932年、スビセ氏がニネベの町で、3500年前の彫り物を発見、それは男と女が裸のままで、女が憂い顔をしながら男にすがって歩いていて、そのうしろには蛇が歩いているという構図でした[創3章]。この彫り物は、現在フィラデルフィア大学の博物館に保管されています。
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■ノアの箱船
聖書によると、人間の悪のため神が洪水によって地上のものを滅ぼそうとした時、ノアに言った「あなたはいとすぎの木で箱船を造り、箱船の中にへやを設け、アスファルトでそのうちそとを塗りなさい」[創6:14]更に大きさは
140×23×13.5mと定められました。洪水が始まった日から150日後に水がひい
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た時、箱船はアララテの山にとどまりました[創8:4]。アララテ山脈(Mt.Ararat)はトルコ、旧ソ連、イランの国境付近にある火山で二つの頂上の高さは5,100m
と3,900mです。アメリカの考古学者ロン・ワイトは1978年から何度も登山して調べた結果、聖書が示した通りの材料と寸法の箱船を発見しました。
ただし、地中に埋められ、地盤の動きによって、舟の幅が縮小されていました。[一部ムー雑誌1998年4月号(学習研究社)より]
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予言について
予言の実現によって、聖書が真実だということがわかります。
■イエス・キリストについての予言
旧約聖書において紀元前700年頃、ミカ預言者によって、救い主イエスがベツレヘムに生まれること[ミカ5:2]、又、イザヤ預言者によっては、イエスの生涯、容姿、遭遇、死、埋葬など[イザ53章]が、ことごとく予言されましたが、
紀元後になって、それらすべては実現されました。
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■イスラエル国についての予言
イスラエルはアブラハムの子孫たちであり、神はアブラハムと契約を立てて、その子孫を彼の選ばれた民としました。もし彼らが主の道を守り、正義と公道を行えば、神はアブラハムと立てたすべての約束を実現させたでしょう[創18:18-19]。ところが、イスラエルの民は神に逆らってしま
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い、神は紀元前626年と586年の間にエレミヤ預言者の口を通してイスラエルの亡国を予言しました[エレ24:8-10]。事実歴史はそうなりました。エルサレムはローマ帝国によって、70年と120年の2回に渡って
全滅させられ、またユダヤ人は今世紀にナチドイツによる迫害をはじめ、様々な国の忌み嫌われる対象となりました[エレ24:9]。 普通、どの民族でも亡国して500年位たてば、他の民族と同化してしまいます。ところが、イスラエルは2000年程たった、1948年に再び建国して、世間を驚かせました。亡国してから2000年ものたってから、再建できたのはイスラエルだけです。人間には予想できませんでしたが、聖書の中にすでに2500年頃前に予言されていました。「わたしの怒りと憤りと大いなる怒りをもって、彼らを追いやったもろもろの国から、彼らを集め、この所へ導きかえって、安らかに住まわせる。」[エレ32:37]
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■世の終わりについての予言
世の中にも様々な終末論があります。たとえば核戦争、隕石などですが、聖書による世の終わりはイエス(神様)の再臨の日、又、裁きの日、精算の日とも言
われています。これは、聖書の最大の予言の一つです[ルカ21:22]。そこには、多くの前兆が書かれています。知識が増すこと[ダニ12:4]、戦争と戦争のうわさ[マタ24:6-7]、罪悪が積み重なる[黙18:4-5]などです。この100年のあいだ、以上の現象が実に著しくなっています。
おわりに
聖書が神の言葉であることは、物理学や考古学から予言の実現まで、様々な例で
証明されています。聖書と聖書による神とは、信じ得ることができるのではないでしょうか。
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