打放しコンクリートの「セパ穴」
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安藤忠雄さんの作品など最近の打放しコンクリートの建物では、可能な限り「穴」が均等になるよう注意して設計されています。
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こんな質問をいただきましたのでお答えします。
図1。
図2。
図3。
図4。 じっさい、コンクリートを打設するときに一番コワイ事故がこれです。 そこで、圧力に耐えられる工夫をすることになります。
図5。 …もうお分かりですね。打放しコンクリートにある「穴」は、この鉄の棒の名残りなのです。 通常「セパ穴」と呼ばれます。 図6。 現在こんな方法は殆ど使われませんが、実は新大分県立図書館の柱や梁はこの方法で打たれています。だからあそこの柱や梁は、打放しコンクリートであるにもかかわらず、「穴」がないのです。
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最終更新日04/09/10