B級メタルへの誘(いざな)い パート3 |
というわけで、パート3です。 このコーナーをご贔屓にしていただいている、物好きな奴クサレメタラーのみなさんもだいぶ増えてきており、筆者もいたく感激しており筆も進む一方。 というよりこのコーナーしか書いてないような気もします。(笑) よ〜し、いつか単行本出したろ。(大馬鹿) 読みやすさを考えて、フレームやらなんちゃらを導入しようとも思ったのですが、 いままでのも全部修正すんのかいなと思っただけでゲンナリしちゃってやめ。 (-_-;; せめてもの償いに、アップデートの“べき順”だけでも変更しましたので、ご容赦のほど。 (_ _)
続中南米メタル調査報告。80年代初頭から活動しているトリオバンド。 『メキシコのRAVEN (^^;』。 戦車+ガイコツ+ドラゴン+ヘビ+火を吹くギター+天使+サーベルと、メタル満艦飾ジャケ(^^;がうれしいおそらく3rdアルバム。その後、GAS Discosから、あの!メキシカンメタルの宝庫、Denver Discos(コロラド州とは関係ないっす)に移籍し、2枚ほどアルバムを残したようです。 ちなみに、バンド名の意味は、CRYSTAL AND STEELです。うーん完璧。(笑) しかし、いくら手持ち無沙汰だと言って、ドラマーがタム担いで鼓笛隊(死語?)しなくてもいいのになぁ。(^^;;
難易度:B \3980
続中南米メタル調査報告。随時追加予定。これはベネズエラの伝説的バンドの1st。 時代がら、ドチープなNWOBHMあるいはOBUSあたりのスパニッシュサウンドそのまんまといった感じでグッド。とりあえずジャケもカッコイイっす。で、な〜んとこのバンドの創始者でありボーカル担当が、あの! Paul Silvestre Gillmanだったのです!!(そんなに意気込んでも誰も驚かんちゅーに ^^;) ちなみに、ARKANGELのオフィシャルサイトや、Paul Silvestre Gillmanのオフィシャルサイトなんかもちゃんとあります。 どっちももうちょっと充実させて欲しいような気もしますが、さりとて読めんとも言う。(^^;;
難易度:A $200
ギリシャのバンドのライブアルバム。 声質がなんとなくKal Swanに似てるので、"TYTAN meets WILDFIRE"っぽくてなかなか日本人受けする音です。曲も全体的に良くできてます。 全編英詩ですが、しゃべくりタイムになると、いきなりギリシャ語全開でまったく意味不明。(笑) クレジットがないので詳細不明ですが、ツインリードの5人組。 スタジオアルバムは確認されていません。 ギリシャといえばSPITFIREですが、関係があるのやらないのやら....... しかし、ベタなバンド名ではあります。とりあえずRecommended。
難易度:A \2980。
ニュージャージーのバンドの自主製作オリジナルデビュー12インチ。 後に、New Renaissanceからも再リリースされます。(ジャケ違い)と聞くと思いっきり引いてしまうかもしれませんが、コレはけっこうまとも。 METAL CHURCHとかHEATHENとかのスラッシュ風味パワーメタル(と書いて大体音が想像できてしまうこのギョーカイの人達もスゴイよなぁ、笑)バンドで、若さ一発でなかなか潔く突っ走って小気味良いです。中心人物のMike Manoの自己推薦文(笑)が付属していまして、ななーんと、総制作費は500ドルだそうな。もひとつオマケに、バンドのハズカシイ生写真付き。メタル好き心が痛いほど伝わってきてなかなかグーであります。
難易度:B \2980。
パート3もだいぶ重くなってきました。そろそろパート4でしょうか。(クワバラクワバラ....) スウェーデン出身の5人組の唯一の音源。 あの!Janne "The Professor" Stark氏の、『スウェディッシュメタル大辞典』にもなぜか収録されていないことからその知名度が一気に上がったバンド。(日本語意味なさず) なんせ、『本当のメンバーの出身地がスウェーデンじゃない(フィンランドあたり)から』という理由で、OZやHARDLINEの掲載を見送ったJanneセンセーのこと、きっとまた何かイワクがあるんでしょうね。(^^; いちおうこのバンドのコンタクト先はスウェーデン国内(しかも田舎?)だし、なぜ除外の憂き目にあったのかは謎につつまれたままです。路線的にも日本人受けしそうなんだけど。 今度、センセーに尋ねてみましょうか。(苦笑)
難易度:A \3980。
RAFFなしのアルゼンチンのバンド。80年代アルゼンチンメタルシーンも鋭意調査中なのですが、 なかなかその姿を表しません。その中でこのバンドは結構の古株らしく、他にもアルバムを出しているようです。 しかし、ジャケはいいぞ。(もーそればっか ^^;)甲冑+馬車+羽根と三拍子そろってます。 近々、RATA BLANCAのファーストのアナログが入荷するはずなので、楽しみにしているところ。 引き続き、ベネズエラ、コロンビア、メキシコあたりとともに調査を続行する所存でございます。(^^;;
難易度:A \????。
ハワイ出身のHAWAII(あたりまえ)の後身バンドの1つ。 HAWAIIが暗礁に乗り上げたのち、『やっぱハワイなんぞでフラダンスやってる場合じゃねーぞ。 ロス行くべ、ロス』と一気呵成に意気込むメンバーであった。 田舎から都会へ出てきたおね〜ちゃんほどケバくなってしまうのは良くあるハナシであり、 このバンドもDAGGER(カナディアンけばけば)かALIENなみ(もちろんメリケンのほう)にケバイっす。 『水鏡』といえば、そこはかとなく文学の香りもただよってきそうなのに、 このバンドには一切関係ありません。(笑) しかーし、ジャケはいいぞ。典型的な『おねーちゃん何かにまたがり大悶絶系』です。 ARMED FORCES, WHITESNAKEあたりが思い浮かびますが他にもなにかあったら教えてください。 なお、あの!RAT ATTACKのギタリストが在籍したことでも有名(ほんとか)です。
難易度:B \3980。
つ、ついに、フレンチメタル最後の牙城ゲット!! そもそも、とある雑誌でこれのモノクロ写真を見てしまったのが運のツキ。 それから寝ても覚めてもMISTREATED, MISTREATEDとうわごとのようにつぶやいていたのでありました。(おおげさ) 長らくWant Listにも載せていたのですが、まったくアテもなかったところ、ひょんなところで発見!! さすがに高かったんですが、ちょうどアブク銭もあったので(^^;)迷わず購入。早く届かないかなぁと指折り数えて幾年月。 ついに到着。ぬぅおおお!やっぱド自費出版のわりにジャケもなかなかいいじゃないか。 中身のほうも、典型的なフレンチメタルでなかなか。BLASPHEMEあたりに近いかも。 アルバム未収の7"もあるらしいので、それはそれでちょっと困っている今日このごろ。 インサートが付いているんですが、これの片面は、バンドの近所のドローカル商店の広告がびっしり。 自費製作も楽じゃないよねぇ。(^^;;; というわけで、ジャケット御開帳(いつもより大きく写してます)。 うるうる......別に小川真由美のファンていうわけじゃないぞ!(笑)
難易度:特A $90しました。
結構長くがんばってたドイツのバンドの4曲入り12インチ。 このバンドもなかなかリフがかっこよくて、(BRAINFEVER + ATLAIN + FAITHFUL BREATH)/3 といった風情であります。 かと言って、DARXONを3倍してBRAINFEVERとATLAINを引いたとしてもFAITHFUL BREATHにはなりません。(笑) お約束の"Heavy Metal"(名曲!)で、ただひたすらクビを振るのみであります。
難易度:B \1280
SEDUCERとSAD IRONのスタジオライブを収録したアルバム。 ライブとはいっても客の声は一切入ってないので、ほとんどFriday Rock Show状態。 本当にこういう番組があったのかも。しかしなんといっても'82年収録という点が凄いし、 あの!SAD IRONのライブを聴かされてしまうという恐ろしい1枚ではあります。(^^; 第2集も出ていたようで、こちらは、SECOND SKIN, VORTEX, AZA, THE WILD, NEXUSが収録されているようです。VORTEXとNEXUSしか知りません。(^^;;
難易度:B \2980
すいません、これ明らかにブートです。 どうやら87年ごろのお蔵入り音源集のようで、Joey TafollaとTyrant(笑)が参加しているのは1枚のみです。 しかしまぁピクチャディスクとはいえ、このデザインは凶笑。 B面は、イカニモのIron Works(オリジナルの"Ample Destruction"を出したレーベル)を踏襲した路線となっていてなかなかなのにねぇ。 おまけに、発売元が、Hellhammer Maniac Recordsときたもんだ。(笑) 書道二段の筆者(えっへん)から見ても、このレコード会社のしゃちょ〜の腕前は、英語書道七級程度だと思われます。
難易度:B \3000
唐突ですが、お宝げっとぉ! その名声は聞けども姿は見えない代表選手。メリケンのカルトバンドの唯一の4曲入り12インチシングルで、毎度おなじみのロゴだけジャケです。 シールドだったんで開けたくなかったんですが、聴きたいのでしょうがない。しぶしぶ開けました。(^^; うーん、いわゆるあっちのメタラーが良く使うEpic Metalっちゅうやつだと思いますが、それほどのもんでもないなぁ。しかし、『うんちゃらKNIGHT』ってのは、なんでどれもお宝なんでしょうね。CRYSTAL KNIGHT(Denmark)しかり、BLACK KNIGHT(Canada)しかり.....
これからデビューするバンドのみなさん、バンド名はぜひうんちゃらKNIGHTにしましょう!! きっと将来、廃盤になったときにお宝になりますぞ。(あんまりうれしくない? ^^;) ここはひとつ、SAMURAI KNIGHTなんてどうでしょうか?(笑)難易度:特A $300?
(超)有名人のハズカシイ過去シリーズ第5弾。 80年代から生き長らえているブラジルのバンド。なぜかアメリカから入荷。 詳細は一切不明ですが、数枚のアルバムをリリースしています。 本作は、どうやらナイジェリアの飢餓状態をテーマにしたアルバムのようです。メンバーも結構の年かさのようで、メンバーもなかなかいい感じです。(^^;; で、問題の有名人なんですが、ななな〜〜んとIan Gillanがインナースリーブにメッセージを載せています。 おそらくブラジル公演時に、ファンであったメンバー一同が楽屋に押しかけたんでしょうねぇ。 Gillanも、ZERO NINEではプロデュースまでひきうけたくらいだし、ローカルバンドと付き合うのも嫌いじゃないんでしょうね。のんべーだから飲み屋で意気投合したのかも。 ALTA TENSAOのメンバー一同もメッセージを書いてもらったのがよっぽどうれしかったのか、このアルバムの中で"Burn"をカバーしちゃってます。(笑)
難易度:B \1000
コレって結構有名だと思うんですけど(よってジャケスキャン無し)あまり話題に上らないような気がするのはなぜ? いちおうブートじゃなさそうだし。 いわゆるスラッシュ系第2世代バンドを中心としたメジャー進出直前のライブ(他)を収録した2枚組コンピレーションで、配給はRestlessです。1枚目はライブですが、2枚目はスタジオ録音と変則構成となっています。今となってはなんといっても収録バンドがスゴイ! LEGACY(ご存知その後のTESTAMENT、バンド名がバッティングしてメジャーデビュー時に変名したんですが意味はおんなじという....^^;)、FORBIDDEN EVIL(言わずもがな)、DEATH ANGEL、LAAZ ROCKIT、HOLY TERROR、HEATHEN、RUFFIANSなどそうそうたる顔ぶれです。しかも、そのテイクのほとんどが(全部かも?)exclusiveです。その中で、LAAZ ROCKITはなぜかギターソロのみの収録というのが意味不明。よっぽどAaronのテクでも自慢したかったのかなぁ..... (^^;;; 何はともあれ、そのスジの人にはMUSTアイテムでしょう。第1集、第2集は出てないと思うんですがどうなんでしょうか?
難易度:B \1980
新年早々、(ちょっとだけ)有名人のハズカシイ過去シリーズその4。 このバンド、デビュー7インチやら、その後出したODINそのまんまジャケのアルバムやら、 なぜか日本で出た激ツマなのにプレミアだけ付いているCDで有名ですが、なぜかこのド自費出版アルバムだけはあまり知られてないようです。 ギターの片割れは、ご存知Jeff Duncan(左から2番目)で、その後、Dave Prichard(R.I.P.)の後釜としてARMORED SAINTで名を馳せることになるのは、 みなさん先刻ご承知。で、良く見ると、一番左のメンバーの名前は、Shawn Duncanとなっていました。 ここにも兄弟が.....(笑) 全員のサインも入っているんですが、あんまりウレシクありません。(^^;;; ところで、METAL BLADEから出てたARMORED SAINTのビデオ。初期の甲冑武士(というより超オンボロのロボタン状態、中身は当然John Bush(笑))の寸劇で笑わしておいて、 Dave Prichard(白血病でした...)最後のステージ映像でしっかり泣かすという黄金の『てんぷく笑劇場』構成をとっていますので、もし機会があったらどうぞ。
難易度:B \2980
行きがけの駄賃的ジャパメタシリーズ。だから和モノはあんまり知らないんだよぉ。 (という割にワケわからんのばっかり出してきよる! なんて言わないで ^^;) ご存知札幌出身のバンドの3曲入りデビュー7インチ(だと思う)。 このバンドは、その後アルバムやらピクチャーやらベストCDやらイロイロ出してます。 が、気合の入りようは本作に勝るものはありません。 ほとんど、『北斗の拳』に登場する一撃でヒデブっ★▲!にされてしまう下っ端悪党一同(笑)のようなイデタチがグレイト。 装丁もなかなか凝ってまして、表裏で33/45rpmが異なっていたり、3曲目は、別のソノシートとして同封されたりしています。 ボーカルの線が細い点は、SABER TIGERの初期の名曲、"Kurenai"を歌ってたおにぃさんにそっくりだし、 なぜか全体的に北海道を感じてしまうところは不思議ですね。
難易度:B \980
(ちょっとだけ)有名人のハズカシイ過去シリーズその3。 Burn!誌上では、元変酋長に特にボーカルがクソミソに言われて14点という栄えある得点(^^;を計上した、 パサディナあたりの出身バンド(といえば有名なのはARMORED SAINTですが)の唯一のアルバム。 で、その問題のボーカル担当氏なんですが、これが、な、なんと!その後、OMEN、ANNIHILATORと渡り歩いて、一旗揚げることになる(果たして旗は揚がったと言っていいのだろうか...) Coburn Pharrなんですね。 そうと知ったら『ををっ?』と思う人も多いかも。え?多くない? すいません。(^^; 当然ですが、ANNIHILATORのオフィシャルサイト上のJeff Watersの人脈図にもちゃんと登場しています。 どうでもいいけどこのリスト、『私の体の上を通り過ぎて行った男たち』といった様相を呈しております。(苦笑)
難易度:C \300
(けっこう)有名人のハズカシイ過去シリーズその2。 兼、エロジャケ愛好家WOLFさん(^^;対抗策。 最近流行のマイクロミニを、10年前にはいていた超流行先取りねーちゃん5人組。 (なんか違う)もう充分ケバイっす。 で、有名人ってのは、ねーちゃんズの中の誰かがAV嬢で出世したというわけではなく、アルバムのプロデューサです。 な、なーーんと!これが、Stevie Salasなんですね。まぁこの人の場合は、趣味と実益を兼ねてたのかも。(^^;; しかし、♪昼間3回よ〜 夜も3回よ〜 でもって1日で6回よ〜♪ (−_−;; なんてやられた日にゃぁ、いかにSalas君といえども大変だったでしょうなぁ。 心中お察し申し上げます。(^^;;;;
難易度:C \300
(ちょっとだけ)有名人のハズカシイ過去シリーズ。果たしてシリーズになるのか?(^^; トロント出身のバンドの唯一のアルバム。HANNOVER FISTが変名したバンドです。 "Metal Of The Night"って曲をラヂオで聴いたことがある人もいるかも。 中身は、とっかかりのないフツーのメタルとしか言いようがありません。 の割に、某雑誌は89点もつけているところなんかからも、 いかに点数なんてあてにならんということが良くわかります。:-) で、問題の(ちょっとだけ)有名人なんですが、ドラム担当のMike Terranaは、その後、 KUNIのアルバムに参加した後、Yngwie Malmsteenでも叩いていました。 『アイツは○×だ!』とか散々に言われてさっさとクビになりました。(笑) いまでも、ネオクラ人脈のアルバムに顔を出しているはず。 ちゃんと国内盤も出ており、タタキもなかなかなので紹介します。 『英雄達は万物のオーラに狂気の眼光を放つ。 鋭角な感性と聖なる領域を侵略する背徳の儀式。(以上、まったく意味不明 ^^;) 世紀末からの使者、ハノーヴァー誕生!』
15年早いっつぅの!!(笑)難易度:C \500
毎度おなじみ、Iron Worksレーベルのピクチャディスク。本アルバムのほかに、もう1枚出してます。 このレーベル、World Metalレーベルとおなじく、わけわからんのを色々と出してます。 いずれのレーベルも、ピクチャの製作に全予算を投入していますので、内容は二の次。(-_-;; このアルバムも、L.A.メタルっぽいのやら、MAIDENのフォロアーのそのまたフォロアーみたいのやら、どうもいま3。 まぁ、このカラス天狗のようなわけわからんジャケで元が取れたような取れないような気がするからまぁいっか。 しかし、タイトンですか、はぁ..... タイソンとすいとんの造語なんでしょうか。カッコ悪すぎ。
難易度:C \780
ジャパメタついでのついで。どうもジャパメタバンドはよ〜知らんのよね〜。 自主制作でがんばる山口県出身らしい(Burn!による)Key.入りの5人組。 左端のおにーちゃんのヒラヒラシャツ (^^;がすべてを表しているように、大雑把に言えば様式美系のことをやっています。 とは言っても、ひたすらネオクラ路線ではなく、キーボードの音質のそっくりさ加減などからも『日本のZERO NINE』といった雰囲気。 Vocalは、DIOを意識しているのか、かなりキバッていますが、ちょいと力不足だなぁ。まぁ許してしんぜよう。なんせ人気バンドのZERO NINEなので(ほんと?)変に『....のZERO NINE』なんて書くと捜索する人が増えちゃいそうでマズいかなぁ。(^^;;; ちなみに、"Metal Warning"コンピレーションにも2曲収録されています。
難易度:B \不明。(いざ探そうとすると結構無いかも)
毎度おなじみの2色刷り自主制作でがんばるスペインはマドリッドのバンド(らしい)。 これがなかなかの出来。当然ながら音質はかなり劣悪ながらもリフもソロもかなりのセンス。 というのも、クレジットを良く見て見ると、ボーカル、ギター、ベースを兼ねる、 Jose Manuel Sanchez Castroのワンマンバンドのようなのですが、さらに目を凝らして見ると、 残りの1名であるドラム担当はRafael Sanchez Castroと明記してあります。 というわけで、究極の兄弟(だけ)バンドのようです。(笑) 兄弟の割にはたまのズッコケもありますが、全曲NWOBHM的パワーメタルっぽい質感で好感度大。 敢えて言えば、『スペインのJAGUAR』といったところでしょうか?(誉め過ぎ ^^;) 実際に、雰囲気が"Axe Crazy"にそっくりな曲なんかも入っています。 Spanish Metalのアーカイブのリストにも入ってないんだよなぁ。よっぽどマイナーなの? (^^;;;
難易度:A \1200でした。
GILLANのスペルミスではありません。GILLMANです。(^^; どうやらベネズエラのバンドのようなのですが、詳細は一切不明です。 しかし、なんでこんなのが日本に売ってんの? Vocal担当のPaul Silvestre Gillmanのバンドらしいんですが、 いくら自分の名前を冠したバンドだからといって、 自分だけが総天然色で、他のメンバーは白黒というジャケはあんまりじゃねーの!(笑) 曲調は、頻発する軽めの音色のツインリードがDER KAIZERにそっくり。Gillmanのボーカルはダミ声です。 ベネズエラのメタル事情みたいのが書いてあるんですが、まったく意味不明。 スペイン語とはまたちょっと違った雰囲気があるので、ポルトガル語あたりでしょうか?(いいかげん ^^;) ベネズエラというと、IRON MAIDENの首狩りジャケが有名ですけど、それなりにシーンがあるみたいですね。
難易度:A \1200でした。
イタリアンアヤシイメタルの最深部に位置するバンド.....というよりおっちゃん+その他2名。 The Blackこと、Mario Di Donatoのプロジェクトのバンドのようで、非常にアヤシイことをやっています。全曲イタリア語で歌ってるんですが、歌というよりも全編にわたって邪教の呪文といった雰囲気。(-_-;; その割に、ちゃんとクロスは正位置にかけてるし、なんといっても、ベース担当は神父さんだもんなぁ。さすがカトリックの国イタリア。(笑) 5曲12インチのはずなんですが、盤面には33rpmの表記。どっちの回転数できいても何か回転数が違って聞こえるのはほとんどHELLHAMMER状態。いまだにどちらが正しいのかわからず。(-_-;; ちなみにこのおっちゃん、REQUIEMでもアルバムを出してたはず。 この手のブツって、海外では結構な値段がついてたりすることが多いんですが、万が一国内で見つけられたらほとんど\300コーナー。筆者ももちろん後者なのであった。(^^;; レーベル(Minotauro)メイトのPaul ChainをThanks Listに載せる点では、ちゃんと韻を踏んでいるようです。
難易度:B \300または$50(笑)。
Mausoleumからもアルバムを出していた(Classixシリーズでも出ていました)ドイツのバンド。 本作は、Mausoleum同様に数多くのクサレメタル作品でおなじみのEarthshakerレーベルからのリリース。 このバンドはなんといってもリフにつきます。アルバム制作の全精力をリフに注いでいるだけのことはあります。これなら、大物バンドからのリフ外注の請負でも充分食っていけそう。(^^;; 一方、ボーカルはちょいと調子っぱずれ。声質的な雰囲気は、『思いっきり背伸びしてキルキンに挑戦してみたけど、バックはバッチリでもやっぱりボーカルだけずっこけてしまったADX』にそっくり。(注:アルバム "Weired Vision"に収録、CDだけの収録だったかも?)しかしながら、所詮このレベルのバンドは、変に凝らずに一芸に秀でるだけで充分。 ギターソロだって結構がんばっています。 とりあえず、"Guardians Of Eternity", "Brainstorm", "Out In The Street"など、クサレメタラーズを悶絶させるだけの出来になっています。 とりあえずこんなページを読んでいる人に限定でお薦め。(^^;; ちなみに、プロデュースは若き日のRalph Hubertです。
難易度:C \980。
ついに秘蔵のお宝のお出ましだっ! (^^; テキサス州ヒューストン出身のバンドの唯一の自主制作アルバム。 クレジットが無いのが残念ですが、おそらく4人組と思われます。 いかにもアメリカ人がやってるパワーメタルといった感じで、部分的にはBREAKER(Cleveland)を彷彿とさせたりもします。ギタリストがかなり『俺が俺が』していますが、手の込んだリフとセンスあるソロをかましてくれます。ソロになるとちゃんと裏が薄くなる点もグレイト。(^^;; 曲もけっこう良くできています。 層が厚いと言われるテキサス州のアンダーグラウンドシーンでも、トップの実力かも。 なお、あのMADD HUNTERとはまったく異なるバンドのようです。 なぜか、オハイオ州ミネアポリスで購入。もちろん、ジャケ買い(なんとなくキリコっぽい?)だったのは言うまでもありません。(^^;;
難易度:A $40くらいしたような気がする。
ジャパメタついで。『横浜のlittle TERRA ROSA』。 WOLFをリリースしていた横浜のColosseum Recordsのバンドの唯一のアルバム。 ボーカルのKAORU嬢ですが、いかにもカラオケボックスからちょっとだけウマいからとスカウトされてきたようなあんばいでちょっと頼りなげですが、 昨今の、ちょっと見では国籍さえも不明な、巷のガングロウ○コギャル(-_-;;)の大増殖を見るにつけ、 なんとまぁ清純派なんでしょと思ってしまいます。当時としては充分ハデだったんでしょうけど。(^^; 路線的には、いわゆるPURPLE的なノリで終わりの部分が"Burn"のパクリでニヤリとさせられる曲や、ピアノを効果的に挿入する曲などもあり、捨て曲を交えながらも結構がんばっています。 無茶な速弾きに走らないギタリストも好感が持てます。 7" ソノシートがオマケに付いていますが、この曲なんかまんまTERRA ROSA。 このフォーマット自体、TERRA ROSAを見習ったのかもしれませんね。 :-)
難易度:C ¥50〜\5000くらいまでばらつきあり。 (^^;;
ZINC ALLOYと同レーベルのバンドの、こっちは片面2曲入りのソノシート。 こっちもなかなかっす。当然ながらボーカルは線の細いハイトーンタイプで、早弾きありの様式系っぽいところもあります。 雰囲気のあるジャケもグッド。特に2曲目の"Blazing Heart"は、 もし(日本の)WOLFあたりが演ってたら名曲といわれてたかも。ZINC ALLOYと同時に\100で購入。 充分元は取れました。(^^; ちなみに、SCORPIONSとは関係なさそうです。
難易度:C ¥100
本コーナー初の“ジャパメタ”バンド。(蔑視用語として使用してはおらず憧憬の意を含んでいます。 ^^;) 10インチ4曲入り両面のソノシートで、Explosionからのリリース。 ライブ録音の割に客の声が聞こえません(^^;)が、元気のいいパワーメタル演ってて好感が持てます。その他委細不明。まぁ、"Heavy Metal Panic"と来た時点で『買い』に入ってますが。(笑) ちなみに、T.REXとは関係なさそうです。
難易度:C ¥100
フレンチメタルの始祖バンドの1つ。 このバンドもご多分に漏れず、一番左のぼっちゃん刈りに〜ちゃんなんかどう見てもピコピコ音楽でもやっていそうで、あまりメタル屋さんには見えません。 ゴミ処理場でポーズを決める場面設定も凶劣。 ちなみに歌詞はすべてフランス語です。 しかしながら、イカにも時代を感じさせる"Rockaroline"などのタフでシンプルなリフや、WEAというメジャーレーベルから出ていることもあり、まさに『フランスのA-II-Z』たる風格を備えています。(絶対誉めすぎ ^^;)
難易度:B ¥1980
ご存知、220VOLTのお宝7インチシングルで歌ってたChrister Asell("A"の上に楕円付き ^^;)のバンド。驚くべきは、Christer氏のボーカルの化け度。 220VOLTのときは、ウルトラヨワヨワで高校の文化祭バンド程度の出来でしたが、年月を経て目を見張る上達を遂げています。曲調もいかにも日本受けも良さそうな路線(リフはちょっとL.A.メタルっぽい)なので、探す価値は充分にありそうです。もちろん同名異曲です。Janne Stark先生の辞典によるとこのバンド唯一のシングルのようですが、アルバムを残さなかったのがちょっぴり残念です。
難易度:B ¥2980
フィンランド産トリオの、確認されている唯一の7"シングル。 軽いブギーの曲調と、効果的に挿入されるツインハモハモが好印象。 北欧諸国は、英語の教育水準が高く、誰でも日常会話は完璧なのがすばらしいですが、 そんな環境下で、このタイトルはあんまりなんじゃないでしょうか。 日本のドC級バンドでもこんなこと言わんぞふつ〜。しかも、連呼しています。(^^;; と思って、裏面を見ると、なんと! JukkaとSeppoのSallinen兄弟のバンドなのでした。(大笑) まさに、『フィンランドのぴんからトリオ』といった風情なバンドではあります。
難易度:A ¥2980
RAVENじゃないぞ!(笑) おそらくドイツあたりのバンドの唯一の7"シングル。 現在まで、アルバムは確認されていません。 "Heavy Metal rules!"というタタキ(右上)や、『オーバーダブは一切してないぞ』という但し書きに気概を感じます。 音のほうも、年代がらモロNWOBHMしていて、特にB面の"Stoned And Hated"は出色のカッコ良さ。 ドB級だけど、希少性から法外な値段がついているNWOBHMバンドなんかよりはよっぽどマシ。 (それで誉めてるつもりなの? ^^;) おまけに、ギターの片割れとドラムが兄弟であると知っては、これはもうクサレ外道メタラーは、 金わらじで探し回るしかないでしょう。(笑) いや、ほんと、"Stoned And Hated"はグッドですぞ。
難易度:A ¥不明
おそらくドイツの4人組の唯一のアルバム。 ツインリードの片割れも努めるこのボーカル氏、『うるさくガナりたてるルー大柴』(-_-;; といった雰囲気がちょっとツライのですが、どことなくSTORMWITCHのアンディに似ているので許す。(^^;; 決めは1曲のみ。"Swordbreaker"というなかなかカッコイイ曲。 こんな曲名つけといて駄作だったら怒るよなぁ。
難易度:C ¥800
初期Shark Recordsシリーズ第2弾! といってもこれで終わり。 (^^; 国籍不明(おそらくドイツ?)の4人組。 しかし、このジャケも実に金がかかってね〜なぁ。(笑) ところどころにクレジットされていないキーボードを導入した(ありがち ^^;)結構メロディスなバンドで、PRETTY MAIDS路線といっても過言ではないでしょう。最近では、CENTAURあたり? あれほどキーボードは出しゃばってはいませんが。『やっぱりPRETTY MAIDSは、"Back To Back"や"Future World"なんかじゃなくて、"Shelly The Maid"のオリジナルミックスが1番だよなぁ』などと思っているひねくれ者の筆者と同じ感覚を持つ人(いね〜よ!)には、けっこう裏の裏愛聴盤になる可能性もあるかも。
難易度:B ¥500
おそらくUK出身ではないかと思われる4人組。 このアルバムしか見たことないので、おそらくこれっきりなんでしょう。(実にいいかげん) なかなかルックスも良いバンドで、バンド名からしてメリケンで売れたい!.....だけど心はジョンブル(まったく意味不明 ^^;)なあの路線で、曲もわりとまとまっています。 なぜかあの!Pete Wadesonがからんでいるようですが、TROJANやTALIONのような勢い一発のパワーメタルっぽいところはなく、あくまでジョンブルです。(だからわからんつ〜の) いかにも自主制作なジャケットもなかなかです。
難易度:B ¥500
オクラホマ出身の4人組パワーメタルバンド。 いまでこそ、すっかりメジャーなマイナーレーベル(意味不明)の仲間入りをしたShark Recordsですが、このころはまだまだごく初期で資金繰りがアヤシく、当然ながらモノクロジャケしか作れなかったようです。しかし、こんなメリケンのバンドを発掘していたんですね。 リフ先行で、音質は劣悪ながら、なかなかカッコいい曲もあります。 特に、バンドのテーマ曲、"(The awaking) Powerlord"はお薦め。(しかし、ベタなやっちゃなぁ ^^;)いかにもオクラホマスタンピード!!といった感じであります。(ますます意味不明)。
難易度:B ¥1280
なぜか巷で話題のオランダのバンドの唯一の自主製作12"シングル。 『マイナーダッチメタルの父』とも言えますが、なんと言ってもこの1枚の知名度を上げているのは、あの!マイナーダッチメタル界の重鎮(そんなんばっか)、Frankie Woodhouse(Dr.)が在籍したからでありましょう。 とはいっても、内容のほうは、ドドドチープなキーボードを挿入して、ドドドドチープな70年代ハードロックのようなことをやっています。 プレス数は500〜1000枚といわれています。 いかにも自主製作っぽいモノクロジャケも、なんだかサイケ系のスーパーなお宝みたいでいい味出してます。
難易度:A ¥10000
Minotauroレーベルのイタリアのトリオバンド。 DARK QUARTERと同じで、どうしても怪しさが漂ってしまうのは、イタリアの性でしょう。ジャケットも白黒のためかアヤシサいっぱいで、雰囲気よろし。 そんなこんなも、プロデューサとしてイタリアンアヤシイメタルの重鎮(なの? ^^;)Paul Chainが取り仕切っているからでありましょうか?
難易度:B ¥1980
Pang recordのバンドの唯一の7インチシングル。 10枚買ってアタリが出るのは1枚あるかないかということで、『スウェーデンのNew Renaissance』と恐れられるPang Recordsですが、このバンドはこのレーベルとしては割とまともなほう。 たいそーなバンド名の割には情けないジャケットですが、TORSTENあたりから見ればちょっとはマシか。実直で取りつくシマもない(^^;)パワーメタルをやっております。 Pangの中では貴重な1枚。といってもワラジ減らして探し回るほどのもんではないっす。(^^;;
難易度:A ¥5980
Seattle周辺のKirkland出身のバンドのおそらく唯一の12インチシングル。 どーってことのない曲が並んでおり音質もイカにもですが、82年リリースってのが凄い。 まさに『ノースウェストメタルの父』です。(^^; 他にも、母とか兄とか放蕩息子とかいろいろいそうです。 そういえば、近郊のTacoma出身のHAMMERHEADなるバンド(このバンドも12インチを出しています)のライブをかつて見ましたが、まさに『タコマの若ダンナ』といった感じでした。(^^;;;
難易度:B ¥1980
オランダ出身のほうの実直パワーメタルトリオ。メリケンにも同名バンドあり。 どっちつかずで曲もいま3ですが、3人の内の2人のヒゲに免じて許してあげましょう。 良く見ると、全員のサイン入りなんですが、ウレシイような悲しいような。(^^;; たしか、シアトルでお気に入りのRetrospecto Recordsで買ったような覚えがあるのですが、 こんなマイナー盤のしかもサイン入りがそんなところで発掘されたのかはいまだに謎。
難易度:B ¥1280
コネチカット州出身らしい4人組の7インチシングル。 リーダーは、一旗上げようと単身米国に渡った(勝手な憶測)Tim Yasui氏(Dr.)である。 さっそくメンバー募集を開始したが、現実は厳しく、QUIRE BOYSのボーカル似のおに〜ちゃんと、その友達の2人のノー天気に〜ちゃんだけが集まった。 しかしこんなことではめげない安井氏、ノー天気に〜ちゃんに囲まれながらも、自分はびしっとポーズを決めるのであった。リフを含めたサウンドはまんまL.A.メタル。とは言っても、そこは安井氏の感性で、MALICE, ARMORED SAINTあたりの割とヨーロッパを感じさせる路線。 曲も結構良くできており、もしL.A.あたりで活動していたらもうちょっと出世したかも? なお本作は、Yasui Recordsからのリリースとなっています。(笑)難易度:A ¥300
深いのか浅いのか良くわからんグリークメタル界のバンド。 どうやらMolon Laveレーベルはギリシャでのこの業界では重要な位置を占めるレーベルのようです。 というより他にロクなレーベルが無いのかも。 (^^;; DIVORCEや、VOIDなんかもこのレーベルからのリリースです。 しかしながらこのバンドはなかなかいいぞ。 ひょっとしたら、90年代のバンドかも? 特にB面が充実しており、"Avenger"なんかは結構ガッツポーズ。 実直なパワーメタルに、ジャケットに表されるような趣味をパラパラで、がんばってくれています。 いるとこにはいるもんですねぇ.....難易度:B ¥1980
カリフォルニアあたりのバイク好きに〜ちゃん、Guy Lord(Vo.)のプロジェクトの唯一のアルバム。このガイに〜ちゃん、さすが他のメンバーを裏ジャケに追いやってまでして(^^;)ジャケにば〜ん!と登場しているだけあってなかなかのドス声。(なんとなく桑名正晴系?) ちょいと外す部分もあるけどなかなかの逸材です。一方裏に追いやられた他のメンバー達もハーレー使いばっかり(おそらくMANOWARと同じで、バイクショップで調達したと思われます ^^;;)で、みな腕は確か。 音質は劣悪ですが、爆走曲あり、事故で他界した仲間のレクイエムあり(勝手な想像 ^^;)となかなかの出来です。特に、ラストの"Leather Queen"は名曲でしょう。曲名がイカニモですが。(笑)難易度:A ¥5980
ノルウェーのパワーメタルバンドのおそらく唯一の7"シングル。 他にアルバムを1枚出していますが、シングルは両面ともアルバム未収録曲。 しかし、普通過ぎるバンド名だよなぁ。(苦笑) スイス出身で、GULLレーベルからもアルバムを出してる同名バンドがいたような気が..... ん? BLACK RIDERSだっけ??? まぁどっちでもいいや。(笑) Vocalがガラ声で、ドイツのWARRANTみたいですが、さすがに北欧のバンドらしく、 音像にかすみがかかったような雰囲気(と言っても哀愁はなし ^^;;)も割とグッド。 とりあえず、集合写真の気合いの入りようがウレシイ1枚です。難易度:A ¥2980
出すたびに『ジャケット*だけ*はカッコイイ』と言われた、ドイツのほうのMASS。 おそらく3rdアルバムでしょうか? たしかにジャケットとしては本作が最高で、『羽根モノジャケに駄作なし』の格言を裏付けてくれると思いきや、MASSにはこの公式は通用しません。 (-_-;;; 特にひどいこともないのですが、どこも凄くもないという困ったシロモノなので、 ジャケットをディスプレイ用に使うのが最良の方法かと思います。 ちなみに、前作の"Metal Fighter"では、"Born To Be Wild"をカバーしていますが、思いっきり外していました。難易度:C \1280
日本でも『危険地帯』でデビューした、N.Y.出身バンドの2ndのMongol Horde盤(カナダ盤)がコレ。 規格番号が、Horde 1 (^^; なので、レーベル初のリリースか? David DeFeisの超音波ボーカルと、Jack Starrのうまいんだかヘタなんだかわからないギターワークが2枚看板でした。 が、このバンドの問題点はなんといっても、まともに曲を書ける人がいないこと。(-_-;; もうちょっと曲が書けたらもっと出世したかもしれないのになぁ。 最近は分不相応な大作に走っているようですがどんなもんなんでしょうか? なお、同レーベルからは、12インチシングル(Sealedにつき、画質わろし)も出しています。 こちらは、Mongol 4 となっていたので、1〜3までのリリースタイトルがちょっとは気になっております。 (^^;;;難易度:B \1980
『イタリアのCLOVEN HOOF』ことSTRANA OFFICINAの2ndアルバム。 1stアルバム(あの!Minotauroレーベルよりリリース)はイタリア語で歌っていましたが、今作ではイカにも非英語圏民族が世界制覇を目論んで英語で歌ってみましたっ!(ジャパメタみたいなもんか ^^;)的な趣向もうれしい1枚。 Vocalのいきみ具合が、CLOVEN HOOFのRuss Northそっくりな点がポイント高し。 タイトル曲を始め、泣かせの"Unknown Soldier"、ぶちかましの"Metal Brigade"と曲も次第点。3rdアルバムでは、キーボードも『効果的に挿入して』といいたいところですが企画倒れ。(^^;; ということでこの2ndがベストか? "Una Vita Per Il Rock"なるベスト盤のCDもリリースしています。ふたたび自国語に戻っちゃうとこなんかも、VANADIUMと同様に泣けてきます。 (^^;;難易度:C \1580 (ベスト盤CDもあり)
現LIONSHEART(まだいるのか? ^^;)のSteve Grimett(Vo.)を含むNWOBHM残党組のRCAからのメジャーデビュー3rdアルバム。ジャケットは載せる必要もないでしょう。 ここの読者ならまさか聴いたことのない人はいないと思いますが、万が一と思い載せてみました。:-) Vocalばかりがクローズアップされてしまいますが、注目すべきはむしろギター担当のNick Bowcott。 いかにも日本人好みがするリフの才能に長けており、まさに『B級界のリフマスター』の称号を与えたい存在。 おまけにハーモニクスを使用したソロのセンスも抜群。 ぜひとも、現役復帰を望みたいところ。 (現在はコルグのインストラクターとの情報あり ^^;) "Night Of The Vampire", "When Heaven Comes Down", "Rock Me 'Till I Die", "I Want More"あたりはどれも名曲と言って良いでしょう。 個人的に80年代後半のブリティッシュの作品の中ではベストかも。 その昔、AIR SUPPLYは、『とりあえずなんとかLOVE』な曲の数々で一世を風靡しましたが、GRIM REAPERの場合は、『とりあえずなんとかHELL』でした。(笑)難易度:D \500 (CDもあり)
続々々々.....METALUCIFER壁面モノ。このバンドも2枚目の登場。 おそらく2ndアルバムと思われます。次作では、L.A.メタルっぽいカッコで、 かなり世界を意識して(笑)いたようですが、本作では、 まだヒゲ率は6割と王道を行っています。 内容もルックスに沿ったものとなっておりますが、 所々でキーボードがユニゾってくると、ZERO NINEを彷彿とさせたりもしてくれます。 やっぱりフィンランドだねぇ。 しかし、この『ピカピカ首に、スタッド板、刺さるナイフに、かみそりさらり』(-_-;; というジャケットは、いったい何を暗示しているのでありましょうか。 『これだけの材料でSteel Warriorを製作せよ』ということなのかな。(笑)難易度:A \3980
最近、戦闘馬ならぬイノシシにまたがって(笑)いきがる同名のパワーメタル?バンドがアルバムを出しているようですが、 それじゃこの元祖WYVERNがかわいそうじゃないかっ! まぁ、トルコにもいましたけど。(^^; イタリア出身の5人組で、初期HELLOWEENの影響下にあるような音を出しているので、 そのころのバンドではないと思われます。 突っ走る勢いがあるのはいいのですが、 ちょっと問題なのがボーカル氏(一番左)で、いかにもジャンケンで負けて歌う羽目になったといった感じではあります。ベース担当氏(右から2番目)もいい味出しています。 にしても、この『鏡を見て自分の姿にウットリとしているナルシストなチラノザウルス』(-_-;; といったジャケットからは到底火竜の伝説は伺い知れません。 なにか誤訳した本でも読んだんでしょうか? (^^;;;難易度:A \980
ギリシャの意味不明バンド。ジャケットだけから想像すると、 プログレメタル、あるいはヘタこくとデスメタルまでありそうではありますが、 聴いてビックリ!! なんと路線はマドンナそのもの。 (-_-;;;; 声質がマドンナそっくりの女性ボーカルをフィーチャーしたバンドで、 たしかに少しはハードな曲もあるのですが、全体的には意味不明。 ギリシャって深いのか浅いのかわからなくなってしまいました。 (^^;; ちなみに、本アルバムは紫ビニールです。 他にも、コンピレーションにも参加している当地では、中堅のバンドだそうな。難易度:A \980
フランスのおにーちゃん4人組の確認されている唯一のシングル。 かなり初期のバンドと思われますが委細不明。 しかし、本人達だけが『俺たち最高だっ!』と思っている姿はカッコ悪良すぎるよのぉ。 リズムのずっこけも愛しい、思いっきりヤボったいNWOBHMバンドまんまの雰囲気を持っており、 思わずニマニマしてしまいます。 良く見ると、ジャケットの書きこみ具合もちょっとうれしかったりして。 自分でイタズラ書きしたんじゃないぞ!(笑)難易度:A \2980
リーズ出身、キーボード入りの5人組の2ndアルバム。 マガマガしいバンド名の割には、結構ポップなことをやっています。 ボーカルもハイトーン系(ちょっとヨワヨワ含み)ということで、路線としてはやはり、 SHYの2nd、RIOの1stあたりになるでしょうか。 1stが85年リリースということや、自主制作のジャケットが手書きでソレっぽい(^^; ということでNWOBHMの仲間入りをしていることも多いようです。 B面あたまの、"Changling"がちょっといいかも。難易度:B \3980
ずっと前に、ブツブツ交換で仕入れたモノ。 初期のメリケンカルトバンドらしいが詳細一切不明。 いかにも82年らしい、イギリス余波直輸入系のサウンドがウレシイのですが、これといった曲は無し。 (^^; 『ジャケがカッコイイぞぉ!』と言われてブツブツしたのですが、たしかにカッコ良かった!!。 (^_^;;
いちおう、お宝メタルの殿堂入りしているようです。難易度:A
シカゴ出身の4人組。'84と'88にそれぞれ12インチを自主リリースしているようです。メリケン地下物としては結構有名なバンド。 Brian Cassidy(Gr.)は、OLIVER MAGNUMのMonte Hamphleyに“持って行きかた”がそっくりでそれだけでも買い。特に"Jam On Air"はこれ1曲でも元が取れます。 ちなみに、ノー天気度はゼロ。 '88にCDも出ていますが、これは、'84の音源とくっつけた6曲入りとなっており、これがすべての音源ではないでしょうか。 さすが、州ごとに違うメタルシーンが存在するとまで言われるだけあって、メリケンメタルも奥が深いですなぁ。難易度:再発CDあり。
かつて日本盤も出ていた“アルゼンチンのRAINBOW”。 なんと、ファーストアルバムは80年代のリリースだったんですね。 ご当地では国民的英雄だそうで、すべてのアルバムがプラチナディスクを取ったとか。 どうもイメージが沸きませんな。 (^^;; サードアルバムの“虹の戦士”(^^; が評判が良いようで今でも中古市場の常連でありますが、 ファーストアルバムはプレスが少なかったせいかあまり見かけなくなってしまいました。 ぜひともあるうちに買っておきましょう。 音質は悪いですが、"El Ultimo Ataque" ("The Ultimate Attack"の意か? ^^;)あたりはなかなかの力作です。 バンドは、いまも現役で、着実にアルバムを出しています。 ライブ盤もありますが、 う〜ん、アルゼンチンまでオーダーせんといかんのか。 (^^;;;; バンド情報は、ココにあります。難易度:国内盤CDが出ていましたがすでに廃盤。
ご存知、ポーランドを代表するバンド。 結構枚数を出しているので、すべてを把握できず。 (^^; 本作は、ジャケットが極悪なのでも有名ですが、中身はごくまとも。 特に両面にわたって、パート1、2と分れているタイトル曲の後編はバンドを代表する名曲か。 ちなみに、歌詞はすべてポーランド語ですが、なんとなくスペイン語っぽいなぁという以外は意味不明。 (^^;;難易度:B \1580
オランダのパワーメタルバンドのおそらく2ndアルバム。 なんとなくオーメン臭いぞ。(笑) どこと言って特徴のないバンドではありますが、"Bastards"あたりのリフはなかなか。 ギタリストの片割れも、いい味だしています。難易度:B \1580
今ごろになってH-BOMBやATTENTAT ROCKが立派に独り立ちしたり(なんか違う)バブっている感のあるフランス産のバンド。 82年リリースということもあり、フランス語の歌詞を除けばまんまイギリスのバンドのように聞こえます。 ジャケットはエゲツない(中原理恵に似てる気がするなぁ ^^;;)ですが、中身は結構充実しています。 SILVER TRAINあたりと、『裏町版フレンチメタルの始祖鳥』と呼んでいいのかも。難易度:B \2980
パワーメタルバンドNOCTURNAL RITESの前身として、あるいはSILVER MOUNTAIN, 220VOLTといっしょに出た、お宝シングルブート(-_-;;)のおかげでぐっと知名度が上がった(?)バンド。 フルアルバムとしてはこれっきり。 あまりに北欧クリスタル風味を出そうとしすぎて、かなりくたびれてきたおばはんが切り盛りしている、場末のスナックのエコーが利きすぎたVHDカラオケ(いまどきね〜よ)状態と化してしまったNORDEN LIGHT(笑)のような路線とは異なり(前置き長すぎ)、あくまでイギリス直輸入メタル+北欧ふりかけパラパラといった路線なのが好印象。 雰囲気的にはやはり220VOLTに近いかも。 特に出だしの"Swords and Chains"は隠れた名曲でしょう。 ジャケットもなかなかゴッツいです。 220VOLTといえば、日本デビュー時の帯タタキを覚えておいででしょうか? 『俺達は寒さをしのぐためヘビーメタルをやってきた。 氷河をも溶かす電流のごとき熱いサウンドを届けよう。 スウェーデンヘビーメタルが炸裂する220ボルトデビュー』。 北欧メタルって、ウォッカか、きりたんぽみたいなもんなんでしょうか?(笑) それに、氷河で有名なのは、ノルウェーのような気もするぞ。 :-)難易度:B \2980
オーストリアン不毛メタル第2弾!! どうやらウィーン出身のバンド。 う〜ん、たしかに“ウィーン出身のメタルバンド”(=ウィンナーメタル? 笑)と聞くとすごい違和感がありますな。 歴史的に暗い過去を背負っている国だけに、メタル一般に対しての拒絶感が強いのかもしれません。 しかしながら、クリムトやエゴンシーレなど、アーバンギャル道な文化も生み出したお国がら。 ひょっとして、いまごろは“ウィーン世紀末メタルムーヴメント”なんてのが勃発していてもおかしくはありません。 ついでに、このバンド、ゴッツいバンド名のわりには、アルバムカバーはどっちかというとプログレ路線で、なかなかアートしております。 ん?中身の説明が無い!(笑)難易度:A \1980
記念すべきパート3のスタートは、当然パート2と同じくスパニッシュで行こう!と以前から心に決めていました(笑) BANZAIは、80年代スパニッシュメタルを代表するようなしないような重要な位置を占めるバンド。 ただし、バンド名はいまだに意味不明。 (^^; 本作は久しぶりのサードアルバムにあたり、気合充分、なかなかの快作に仕上がっています。 メンバーの雰囲気もスパニッシュバンドにありがちなゴツイ風采ではなく(そこが良いとヒトの言う ^^;)多少垢抜けたところもあります。 え? たいしたことない?(笑) なんとなく今をときめく(どこが?)H-BOMBに似ているというハナシも。 10曲中、4曲を英語で歌っていることからも、世界制覇の夢さめやらずといったところか。 総じて曲も良くリフやところどころのツインハモリもベスト。 スパニッシュメタルの隠れた名盤。 なお、スパニッシュメタルバンドのアーカイブが、ココにあります。 誰か訳しちくりぃ。(爆)難易度:A \2980
怒涛のスパニッシュメタルアタ〜ック!!(笑) BANZAIとはうってかわっていかにもゴッツイおっさん連中です。 このバンドもこのコーナーも登場するのは2回目。 本作は、5枚めのアルバムにあたり、な、な〜んと、ライブアルバムになっております。 音質はブート並みに劣悪ですが、なかなかに熱のこもったライブ風景が展開されています。 なかでも、待ってましたのバンドのテーマソング、"Panzer"では『タイトルソングぐらいは気合入れてかっこいい曲にしような』というバンドの意気込みが伝わって来ます。 (^^;;難易度:B \1980
『ベタなバンド名シリーズ』第1弾!!(って続ける気はあまりないです ^^;)。 ハンガリー出身の(おそらく)5人組でボーカルがバンド名ともなっているおね〜ちゃんです。 残念ながらグループショットやクレジットが全くないので詳細は不明ですが、 おね〜ちゃんがこんなイデタチでやってたのか!? と思うとちょっとウレシイかも。きっとむさくるしいおに〜ちゃん(=犬)4名を引き連れていたんですね。 おね〜ちゃんの歌声(とーぜんすべてハンガリー語? でまったく意味不明)はごくふつ〜なのですが、バックには、なな〜んと!元POKOLGEPのメンバーがいるようです。 そのせいか、コテコテツインハモハモを含んだ、好き好きMAIDENモロだし路線なんですが、 これが秀逸。A面2曲目(曲名が書けない ^^;)なんかは名曲です。 はっきり言ってコレは掘りだしモノです。 でも、このMETAL LADYね〜さん、なんか小柳ルミ子っぽいのよねぇ....(笑)
『スウェーデンのブリザード(日本)』うーん、わけわからん。 いかにも日本人ウケしそうなリフの正統派メタルで、 ジャケもなんかイイっす。 醸し出す雰囲気はなんとなく220VOLTっぽいかも。 ギタリストのおにーちゃんがなかなかがんばっていて、どこをとっても日本向け。 ただし、ボーカルのとっつあんは、ギターのじゃまにならない程度のヨワヨワさ。 なんせ、ファーストネームがYngveさんだもんなぁ。プックリと太っていて、 グラサンなんかかけてるもんだから、同じ国出身の誰かさんそっくり。(笑) とりあえずRecommended。がんばって探しましょう。
80年代中期からずっと活動しているいわゆるRussian Metal God。 初期はイカにものごり押しMAIDENクローンでしたが、さすがに15年もやってると、 年季が入っています。まぁ基本は変わらないんですが。(^^; 決してバンド活動も楽ではないと思われる環境で、ずっと生き長らえてきた点や、 バンドロゴを1度も変えてないところは賞賛に値します。 本作は最新作と思われるのですが、なぜかオフィシャルサイト( http://www.aria.ru)にも出ていません。(?_?) とにかくボーカルは、(蔵臼米値+BONFIREの人@名前忘れた ^^;)/ 2 といった感じで実力充分だし、曲も充実。 “ЛOTЕP...(えーい、変換するのがめんどくさい! ^^;)” なんかは名曲といっていいでしょう。 ヨーロッパ各国で普通のメタルが流行ってるらしいので、そんじょそこらの二足三文バンドを蹴散らしてブレイクできる実力充分です。巻き舌メタル愛好家の方はぜひ。 泣きが入ったとしても、不思議と、傷ついた闘牛士の姿を思い浮かべることはなく、 家族のように大切に育てた子山羊(だっけ?)が売られていく、ドナドナの歌の一場面が連想されてしまうのは不思議です。(^^;; 祈!来日!(“祝”じゃないぞ)
これもACRACIAと一緒にゲットしたんですが、これは明らかに筆者に対する個人的な挑戦状であります。 こんなジャケを見たところで、なんの反応を示さないのが普通ですが、伊達に大メシ食らってないわ!(んなこたぁ誰も言ってないって)メンバーの顔くらい覚えているわい! 名前は覚えてなかったけど。(^^;;;;; おそらくスペイン帰りのツワモノが、『どうだ、これが見ぬけるか!?』と中古レコード屋に下ろしたブツなんでしょう。 そしていつか筆者が巡回してくるであろうと日々虎視眈々と..... あるいは中古レコード屋もグルか? (^^; 全編インストなんですが、路線的にはまさに『バルセロナのヴィニームーア』といった感じ。 ただし泣きの質は、『あ〜、昨日ポップコーン食い過ぎて腹こわしちゃった、いててっ』ってのと、『あ〜、昨日闘牛の練習してたら腹刺されちゃった、いててっ』くらい違います。 (まったく意味不明) バンド名義のギタリストがソロ作を作ると、勢いジャンルを飛び越してやりたい放題で駄作になることが多いですが、さすがはAlberto、全編に渡りメタルしていてグッドです。 じゃ、そろそろ種明かし、なんとこの人、あの!LOS SUAVESのリードギタリストなんです!! 90年のリリースなんで、バンドに加入直前か直後のリリースのようです。 CDも出てるのかなぁ....? 見た目も他のコワモテメンバーよりは多少まとも(^^; だし、 "Malas Noticis"以降のバンドの躍進はこの人の実力に因るところが大きそうです。 どうでもいいけど、ワナを仕掛けた人、さっさと名乗り出なさい!!
お礼するから.... (^^;;;;
あの!"Heavy Metal Sampler"に参加していたシュトュッツガルトのバンドがアルバムを出していました。 とりあえず、ケンカを売ってるとしか思えない『タイトル買い』(笑)。 とはいっても、前編のん気なメタルといった感じで、切迫感はまったくありません。 中でも、"Country Road"をこれまたノー天気なアレンジでカバーしてるところなんか、あぁやっぱりバイク屋さん関連なのねと納得。 ただし、1曲だけ、"Headbanger"という曲では、出だしが ♪へ〜び〜めた〜さんだ〜すと〜む! と演歌コブシで歌われて、ちょっと株を上げています。 まぁ、ワザワザ買うほどのもんではないです。 (^^;;;;
おそらくドイツあたりのトリオバンド。ジャケットをどう見てもスラッシュバンドです(ちょっとADXっぽいかも ^^;)が、内容もまったく期待を裏切りません。全30分強、1曲もとどまることをせずにつっ走ります。 ただしアヤシイと思ったのが、メンバーの風情(ピンぼけ (_ _)で、全員が源氏名を名乗り、皮ジャン&Gジャンで決めています。というわけでリフの音質はいわゆるベイエリア系とは違い、あくまでヨーロッパしてます。ときおり、Gr.兼Vo.のSPIDER氏の奏でるソロは、アレックスコルニック並み(ちょっと誉めすぎ? ^^;)でなかなかの腕前。 特に、テーマソングの"Guillotine"はなかなかの名曲にしあがっています。
『何枚アルバムを出しても何も起こらないのになぜか国内盤が出続ける王(笑)』Alex Masiの唯一の佳作、『Fire In The Rain』で歌っていたBernie Kのバンドの唯一のアルバム。ということで、同曲をセルフカバーしています。これが原作よりも優れるなかなかの出来、というよりで他の曲は無視。(^^;; この1曲だけでもバーゲン価格ならばじゅうぶん元が取れると思うので、心当たりがある方はぜひ。 たとえバンド名を変えても、昔の1発!で世の中を渡って行こうなんてところは、なんとなくボネちゃんともダブってきます。(^^;;;;
このジャケを発見して、TREDEGAR路線を期待してしまうことは果たして罪なのでしょうか? ジャケには国籍・地名の記載が一切なかったのですが、内ジャケを見てビックリ。 思ったより平均ルックスが良すぎ(笑)。 というわけで、L.A.メタルのようなことをやっているメリケンのどっかのバンド。 ところがどっこい名曲が入っていました。"Desolation Angel"といういかにもアメリカンな泣きが入った曲で、これはL.A.メタルファンでなくても納得の1曲でしょう。 その後、VocalのLance King(だったような)は、別名のバンドで日本デビューもしていますが、バンド名忘却。(^^; とりあえず、いまだにL.A.メタルの幻影を見ている人はぜひ。1曲で充分元が取れます。
ドイツ出身の5人組。輸入盤店で何の情報もなくこのジャケットを見たら、どのような感想を持つでしょうか? 『何とかジェスターってのも沢山いるけど、どれもイマイチっぽいよなぁ』、『DREAM THEATERくずれ系臭いぞ』、『フォントを見る限りとりあえず*大丈夫*そうだ(笑)』といったところが相場じゃないでしょうか。 ところがどっこいギッチョンチョン。 これがなかなか。 ボーカル担当のChitral Somapalaが首謀者らしく全曲作曲していますが、このに〜ちゃんが実力派で、声の張りは、Thomas Vikstrom並、声質やこぶし回しはSteve Grimettをちょっと荒荒しくしたような感じ。 ボーカリストの作曲のせいか、ミドルテンポの曲調が多いのでちょっと間延びしますが、バックの実力も確か。名前から推測するとこの人だけドイツ人じゃないと思われますが、それが良い方向に作用してドタバタしたドイツ臭さはまったくなく、ブリティッシュの陰りに近い感じ。 ラスト付近に、IRON MAIDENっぽいクドいツインハモハモが出てきて大いに納得。 もうちょい曲を練ればこのバンドは化けそう。 『良いボーカリストはバンドの財産だ』ってのはこういうバンドのことでしょうね。 ジャケにURLが記されていましたが、すでにDead Linkになっちゃってたのが懸念されます。 (^^;;;