ブリティッシュロックと私

1999年6月8日更新

THE APPLEJACKS

このグループはマイナーながらもLPはリリースしてるし、映像も残っているという恵まれたグループです。長続きしなかったのは優れた自作曲が皆無だったからでしょう。ライブ・バンドとしては捨てたものではなかった形跡がありますが、バンドの性格として65年以降に流行の中心となったようなよりヘヴィな音や多様な音楽の取り込みというのができなかったのかもしれません。いずれにしても65年にはほとんどレコーディングからは撤退したような状態になっていました。

ライブ・バンドとして優れていただろうと思わせるのは、ファッツ・ドミノのカヴァー「Hello Josephine」の演奏が、ゼムやマインドベンダーズより良い点です。ゼムは多分本調子ではなかったようですし、マインドベンダーズは結構いい線いっているので評価が分かれるかもしれませんが、私はこの中ではアップルジャックスが一番いいと思います。

また、残っている映像をみるとベースのミーガン・デイビズは、なんと5本の指を駆使してピッキングをしてます。こうした演奏をしたベースプレイヤーといえばザ・フーのジョン・エントウィッスルがいますけれども、かなりこの楽器をこなしていないと出来ない芸当です。音を聞いただけでもなんだかうまいと思ったら、実はかなりの技術をもっていた(多分他の楽器を過去にやっていたんでしょう)わけです。ハニーカムズのドラマーのハニーともどもあの時代には珍しい女性プロ・ロック・ミュージシャンとしう観点から語られることの多い彼女ですが、プロに執着したならまた違った評価もあったかもしれませんね。

レノン/マッカートニーの曲でヒットを飛ばしたために有名になってしまったけれども、実態は愛すべきローカル・バンド。それがアップルジャックス。音は同時期のビートルズをもう少し軽快な方向に振った上でキーボードを加えて彩りを増した感じというかな。

 

-- Discography --

 


棚橋勝敏(イージーファン)


「Delerium's Psychedelic Archive」のThe Applejacksのページ


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