A WAY of HOMEWORK by TOSHI
Don't Stop *
Don't You Like A Blowjob *
Twanky
Automan
Q *
Can't Stop It *
Spy−from Snakeman "Nankai No Hiho" session
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Song For Brigitte Bardot *
Sexanova−from session for Tamao Koike
Rain
Pure Innocent
Nevada
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このテープのいつかの曲(*印)は、X-15という4トラックカセットレコーダーで録音されたものです。ベーシックなアイディアは、4−5枚のレコードを同時にかけてひとつの音楽にするというもので、いわゆるファッションビルの中でいろいろな店がいろいろなレコードをかけている。たいていはそれが、グシャグシャに聞こえてくるわけだけれども、ときどきすごいインスピレーションを感じるミキシングの時がある。ようするにまるで楽器がひけない人でもコラージュ上手ならミュージシャンになれるという可能性がある手法なのです。
すべてはお金だ、しかし... |
いま、いわゆる自主制作レコード、あるいはカセットが、プロ、アマ問わず次々と出されている。その数もすごいけれど、技術的なレヴェルも相当なものがけっこうあって、こりゃ面白くなってきたなんて思っている人も多いはずだ。かく言うぼくもその一人で、少し前からメロンの活動とは別にそういったことをやってきて、つい最近では「Homework」(TRAプロジェクト TRA503)というカセットを発表した。 ぼくの場合、こういうカセットを作る理由の一つに、いわゆる”余りテープ”の中で捨てるのがあまりにもったいないものを発表しちゃおうということもあるのだが、同時に、レコード会社がとてもOKしてくれそうにない企画でも、自主制作だったら簡単だというのもあるわけ。たとえば「Homework」はカセットを鉛でくるんであるのだが、こんなことメジャーだったらまず無理だ。 |
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そこでフットワークとセンスさえあれば、レコード会社のよりずっといいものが作れる!とブチ上げたいところだけど、なかなかそうはいかない。一番問題なのは、お金。はっきり言って、お金さえあれば、高価な機材も立派なスタジオも優秀なスタッフ、ミュージシャンもそろってしまうのである。何もない君は、これをどう解決する? ここで思い浮かぶのが、ヒップ・ホップのミュージシャン達のノウハウ。彼らは、身に回りのありもの(ターンテーブル、レコードなど)で、あれほどのものを作りだしてしまった。楽器に触ったことがない、歌はうたえるけど大変な音痴、お金ナシ、でも音楽をやってみたい、なんて人には彼らのセンスは絶対に必要だ。いますごいスピードで改良化、低価格化しているエレクトロニクス機材をうまく使って、積年の思いを晴らすのもいいのではないだろうか。そのあたりの若干のノウハウを「Homework」をガイドにして、ワタクシ中西がお教えしよう。 |