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S.M.B. PRESS RELEASE
about SADISTIC MIKA BAND 2



Mika & Kazuhiko@UK TV Station
 英国では「黒船」は、批評家から多くの賛辞を得た。「タイム・アウト」誌のジョンインガムは、これを「1975年の最も重要なレコード」と呼んでいる。「ニュー・ミュージカル・エクスプレス」誌は、「ついに東京で、本物のロックンロールを見つけた」と宣言し、「サウンド」誌は、その「創造的かつ荒削りのロックンロール」を褒め上げ、「ミュージック・ウィーク」誌は、「重要な新勢力」と言い、「サンデー・タイムズ」誌の、デレクジュエルは「この6人組には仰天させられる」と表現した。(もっとも「ディスク」誌の評者には、「私にはほとんど理解できない」と不評だった。)米国の批評家たちも同様に感動を覚えている。「キャッシュボックス」誌は、このバンドを「エキサイティングな商業ロックンロールを、アメリカのグループにはなかなか見られない正確さで演奏する、日本から来た怪獣」と呼び、「サーカス」誌は、「西洋人よ、気をつけよ」と警告している。

 サディスティック・ミカ・バンドは、現在までに日本で最も優れたロックバンドとしての地位を固めており、1974年度の人気投票でも軒並み上位にランクされている。(西洋のバンドにその誌面のほとんどを割いている)日本最大のロック専門誌で、50万部の発行部数を持つ「ミュージック・ライフ」誌では、ミカバンドはバンドとして第3位にランキングされ、また、ベストミュージシャン/グループ部門では第2位、アルバム部門では「黒船」が第5位となっている。25万部という英国版の10倍の売り上げを持つ日本版「ローリングストーン」誌では、バンドとして第1位、アルバム部門でも第1位、加藤は「本年度の男性」部門で第3位、作曲家としても同じく第3位にランクされている。両誌ともにバンドの各メンバーをも個人部門で高くランクインさせており、こうした評価は、他の音楽関係の出版物の多くに影響している。

MIka dancing@WEMBLEY, Empire Pool, 17/Oct/73
 1975年の夏に、このバンドは、再度クリス・トーマスをプロデューサーに迎え、3作目のアルバムをレコーディングした。これは、「黒船」が1枚目から変化したように、それからもはっきりと趣きを一変している。2作目に比べると、より直接で、歌詞を英語にした「ホット!メニュー」は、1975年10月にリリースされ、たまたまバンドの最初の英国ツアーに重なった。

 この、ロキシー・ミュージックとのツアーは、日本のバンドが英国で初めて行うものであり、たいへん意義深いものである。バンドは数ヵ月間、国際的な活躍の舞台を得るべく計画を立てていて、好機をうかがっていた。同様にロキシー・ミュージック側も、できるだけ興味深く、エキサイティングな前座バンドを求めていた。ロキシー側もサディスティック・ミカ・バンドのことはよく知っており、これは理想的な組み合わせと言えた。

 1973年に、「ニュー・ミュージカル・エクスプレス」誌は、サディスティック・ミカ・バンドについてこう書いていた。「もし彼らが今英国ツアーを敢行したら、彼らは我々を圧倒するだろう。」2年後の今でもこの言葉はまだ妥当である。


To be continued.....


Original source of this page was taken
from
Harvest Records press release, translation by Hw

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