1.前回までのあらまし
前回までの発表では暗号技術の基礎について調査した。その主な項目は次のとおりである。
これまで3回若しくは4回の発表においては自分の暗号技術に対する理解や現在の暗号技術の問題点などの理解を目的として上の項目について調査してきた。しかし発表の段階で様々な疑問点が生じ、未だその疑問点について100%の理解をしていない。更に今年度中の課題として挙げた数学的観点から暗号技術というものについての考察が出来ていない。
2.これからの進め方
これまで自分が進めてきた事を振り返ってみると当初の計画を大幅に変更しているように思える。従ってこれから春休み以降はまず、後期に発表した上の三点について更に深く調査を進めていく必要があると思う。更に当初の予定であった数学的観点から暗号技術を考察するとともにネットワーク上での実際の使われ方を調べていこうと思う。昨年から日本においてインターネット上での電子決済が試験的にも実施されたりインターネットビジネスが増加している(住友VISAのスマート・コマース・ジャパン)。それによって様々な新しい暗号技術が取り入れられている。しかし情報の改竄、パスワードなどの盗用などのインターネット犯罪も増加している。そこで、これらの実験で暗号技術が今どのような水準にありどのように使われているのかを詳しく調査して行こうと思う。
Copyright (C) Shuichi Inage 1997. Alle Rechte vorbehalten.
E-mail:t9530605@mt.tama.hosei.ac.jp
E-mail:sinage@oocities.com (Postpet)