MinMin's Diary
いよいよ9月。
トップページも秋の装いでございます。
本日、台風の影響で夜は風びゅーびゅーでした。
9月に入って忙しくなりそうです。
へへへ、共著ですが台湾に関する本を出版します。
詳細は こちら
を御覧になってください。
絶対に買って損はさせないですよ!
なにしろマッハ文朱さんのお墨付きですからね!
この本の宣伝広報活動で忙しくなると思いますが、こちらのHP及び花屋の方の活動も頑張りたいと思ってます。
最近、クーラーを止めて寝たら汗もならぬ汗かぶれになってしまって大変!
よもぎとか桃の葉でもあったらいいんだろうな。
今はもっぱらじゃぶじゃぶ洗顔するのと濡れタオル持ち歩いています。
台北の町外れで見かけたザボン。もうすぐ中秋節ですね(^^)。
気がつけば9月も半ば近く。
マギーの一周忌も過ぎました。早いもんです。
総統選挙のニュースがだんだん増えてきましたね。
来年のこというと鬼が笑うっちゅうことわざを台湾の人々は知らないのだろうか。(^^;
李登輝総統の「台湾の主張」もよく話題に出てきますね。
ま、正確には「両国論」なんて、お相撲の論かと間違えてしまいそうなもんの話題なんですけどね。
あれを読んで「李登輝は日本を賛美している」だのと早合点する人が多いようです。
台湾サイドにも日本サイドにも。
私は政治向きのことは解りません。
でも、あの本を読みながら、ふとよぎったのが「My Way」という歌でした。
自分の生きてきた道の全てを肯定する人の歌でした。
自分がぶち当たった困難や、様々なマイナス要因を決してマイナスと見ない人の歌。
マイナス要因すら自分の栄養にしてしまった人の歌。
自分の人生において日本人であったという事実。
自分の人生において中国人になったという事実。
自分の人生において中国国民党に入党したという事実。
これらをすべて前向きにとらえ、肯定的にとらえている老人の姿が「台湾の主張」にはありました。
自分の生きてきた道は能動的であり、決して他人に歩かされたのではないという自分への誇りが感じられました。
「台湾人の悲哀」を口にしながらも、その悲哀すら噛み砕き、咀嚼して、自分の中に取り込んでしまった上で「台湾人の未来」を考えているという強さと自負が漂っていました。
あの本を読んで思ったのは「台湾人である」という意識がある人ならば、「台湾人としての自分を常に肯定的に見て生きる」という李登輝総統の姿が見えるんじゃないかなということです。
「李登輝は日本びいきだ」
という言葉をよく聞きます。
でも、私が思うのは、彼は「日本びいき」なのではなく、自分の中にある「日本」という要素を肯定的に認めているだけのような気がするのです。
恐らく、自分の体の中にある全ての要素を李登輝総統は肯定的に捕らえているのでしょう。
本書の中には蒋経国先生は私の政治の先生という表現もありました。
国民党に深く入ることで、彼は政争に明け暮れていた中国国民党の手腕を知り得たのでしょう。
政治の場に長いこと入れてもらえず、理想と理論だけしか持ちようのなかった本省人エリート青年達の知り得なかった凄絶な政治的かけひきを学んだのでしょう。
人生の中における選択の全てを後悔せず、肯定的にとらえる姿が本書から感じられました。
変な思い込みを取っ払って読むと、読んだ後、ものすごく清々しい気持になります。
minmin@geocities.co.jp