Day15.Sep16

同じテントのElikeがまだ気持ちよさそうに寝ている中、Serious hikingに参加する私は自力でなんとか起床。寝坊するのではないかと心配だったけれど、朝食もとって、お昼用のサンドイッチも自分で作ることができ、準備万全で7時半にハイキングに出発!メンバーは全部で10人。

Yosemite Villageに着くと、Visitor Centerからシャトルバスに乗って、Yosemite Fallsへのコースの入り口まで行き、いざ登り始めた。最初のうち、Carolineたちと一緒に歩いていたのだけれど、はじめのうちから道が結構きつかったのでCarolineたちはペースダウンしてしまい、元気オヤジのJohnとポパイのようなPeterにあっという間に追い越されてしまった。そこで彼女たちには申し訳なかったけれど、私はPeterを追いかけてTobiasとAchimと 3人で先に行くことにした。私たちもかなり頑張って早いペースで登ったが、道はかなり急で、さすがの私もかなり息が切れた。足が私よりも断然長いTobiasとAchimも結構苦戦していて、「PeatもJohnも、あいつら異常だよ!俺たちはもっと景色を楽しみながら行こう。」と 無茶なペースはやめて楽しみながら登ることにした。確かにGrand Canyonよりも厳しかったけれど、道も単調ではないし、緑もあり、滝の音も聞こえて、眺めも絶好で素晴らしいコースだった。

頂上に着くと、そこは最高の眺め!空は青くて広くて、有名なHalf Domeやあたりの山々など遥かとおくまで見渡すことができた。もう気分は最高!私はおおはしゃぎで、かなり絶妙なポイントにある岩の上に立ってAchimに写真をとってもらった。その様子に、Tobiasは「ユミコ、頼むからそこからジャンプするのだけはやめてくれ。あとでHeikoに何て説明したらいいんだ?」と心配された。

そこから更にYosemite Fallsの水が流れ落ちる前の源流のところに行った。そこの美しさと穏やかさは本当に言い尽くせないほど素晴らしかった。3人でその透き通る水の中に入って、きれいな石を拾った。水は凍りそうなほどに冷たかったけれど、輝くほどに美しくてやわらかくて最高に気持ち良かった。それからしばらくの間 3人とも、心地よい水の音ときらきら輝く水面を見つめてうっとりとしていた。あの光景は一生忘れないだろう。こんなに穏やかで素晴らしい世界にたどり着くことができて、本当に頑張って登ったかいがあった。これほどの達成感もそう味わえないだろうと思った。

私たちは更に、Yosemite Pointというところまで登り、また素晴らしい眺めを満喫し、大満足で下山した。下りは、3人とも自分たちの足が重力に従って進むのを止められず、ものすごい勢いで歩き、さすがに足がガクガクになった。下ってみると、よく自分たちが、こんな急な道を登ってきたものだと感心した。そうして、ふもとに戻ったわけだが、往復にかかった時間は約4時間。私たちが到着した時には、他のみんなも既に戻っていて、話を聞くと、結局一番遠いYosemite Pointまで行ったのは私たちだけだった。それを聞いてなおさら私たち3人は得意気になって「とにかく、あの先が最高だったんだぜ!」とみんなを悔しがらせて喜んだ。

帰りのバンはまたもや大盛り上がりで、音楽に合わせてみんな座席で飛び跳ねて大騒ぎした。キャンプサイトに戻ってもハイテンションは続き、私は疲れも麻痺してバレーボールをし、その後暗くなるまでプールで泳いだ。その夜は、明日がHeikoの誕生日なので12時を過ぎるまで火を囲んでおしゃべりをしていて、そこでサプライズパーティーを盛大に行った。Heikoも大喜びで、最高の1日になった。


Itinerary