Day20.Sep21
今朝は目覚ましが鳴ったのにも気付かずに眠りこけていて、Elikeに起こしてもらってやっと目が覚めた。ついに今日Santa Barbaraで最後の夜を過ごして、明日にはこの旅も終わると思うと、何とも言えず感慨深い気持ちになってきた。
Santa Barbaraはとても素敵な街だった。青い海と青い空と沿道に続く緑がとても美しかった。まずは皆でBeachに行き、温かい砂浜で青くて広い空を仰ぎながら寝転んで、最高に幸せな気分に浸っていた。それからTobias、Joachim、Elike、Thorston、Henningと私は街の方を散策した。歩きながら、「家に帰ったら何を食べたいか」という話で私とTobiasはお互いの国の料理自慢大会になり、かなり盛り上がった。それからみんな、この旅の最中よくバンの中で聞いていたCDを買ったりしていて、いよいよ旅も終わるのだなという実感がわいてきた。Achimはいつものように目ざとくアイスクリーム屋を発見して、瞬く間に私は道連れにされて気付いたらまたアイスクリームを食べていた。でもこれがおいしくて二人とも大満足だった。
キャンプサイトに行く前に、私たちは最後の晩餐のためにドリンクなどを沢山買込み、あたりがかなり暗くなった頃到着した。私たちのテントのあたりはほとんど私たちの貸し切り状態。みんな大喜びだった。薄暗い中、すっかり慣れた手つきで最後のテント建てた。 夕食はピザを大量に買ってきて皆で食べた。相変わらずの皆の食べっぷりと早さに圧倒されていると、「ゆみこ、ちゃんととっとかないと全部やつらに食われるぞ」と親切に私の分を確保してくれる友達もいて、皆でワイワイ食べたピザはとてもおいしかった。
食べ終わると全員で火を囲んで、HeikoとJulieがベンチの上に立ち、みんな端から1人ずつこの3週間の感想を語る会が始まった。火を見つめながら、皆それぞれが自分のHighlightや熱い想いを目を輝かせて語るのを聞いて、私は沢山の素敵な場面を思い出して胸が熱くなった。1人が話し終わる度に皆で乾杯をした。そして私の番。Monument ValleyやYosemite Fallsでの感動、そしてWhite Water Raftingでの興奮を熱く語って、最後に「でも何よりも最高の宝物は、こうして世界中の素晴らしい友達に巡り会えたこと。みんなのこと大好きだよ。本当にどうもありがとう!」そう締めくくると、Mirijamが「ユミコ!前歌ってくれた日本の歌をもう一度歌って!おねがい!」と言うので、私は大好きなキャンプソングを心を込めて歌った。歌い終わるとHeikoが「Cheers!ユミコ!日本のこと沢山教えてくれてありがとう!」と叫び、みんなも続いて「カンパイ!ユミコ!」「ユミコの笑顔は最高だ!」と言ってくれた。私は嬉しいのと、感動とで涙が溢れそうになった。最後にはJulieとHeikoが語ってくれ、二人の言葉が胸に熱く響いた。
それからも皆ずっと遅くまで起きていて、色々と語ったり、3週間の想い出を胸に刻み込んで、最後の夜を過ごした。