珍しくイギリスの田舎町とロンドン


1996年9月。初めてのイギリス。

バージン・エアラインでロンドンへ。バージンのビジネスクラスは本当にサービスが良かった。機内でのサービスも良いし、成田へのリムジンバスが無料やヒースロー空港からロンドンまでのタクシーも無料。但し、ヒースローからの送りにはチップが必要で、小銭がなく通常のタクシー代よりもかかってしまった。

ホテルは安いのにしてくれとのことで、15,000円ほどのホテルを選んだら、かなり安いビジネスホテルという感じだった。ロンドンはホテルが可也高いとのこと。しかし、場所は非常に良かった。

顧客の会社のホームページによる販売代理店との相互情報交換のコンサルティングをし、代理店の海外研修セミナーでホームページ戦略のプレゼンのために、イギリスの片田舎のホテルへ行った。ロンドンから車で2時間程で地名も覚えていない。ストーンヘッジの脇を通ってかなり走った所だった。本当に田舎町の外れで、小さな町までも歩いて20分位。

ホテルでインターネットのホームページを見せるのに、電話回線が繋がらない。外線直通の電話を用意してもらって、やっとインターネットに接続できた。当時はインターネットも流行始めで、プレゼン終了後に司会者が美術館の話に及んだ時に、直ぐにニューヨークのMOMAのホームページを表示したら、皆さんから驚きの声があがった。

この田舎には仕事で2日いて、ロンドンに戻った。1日ロンドンのE社で会議と1日ノンビリと観光。ホテルは前と同じ安ホテル。ロンドンでは電話への接続部分がRJ11でなく、変換器を買う。電話は簡単に接続できたが、間違えて外付けモデムのACアダプターをそのままコンセントに入れ、ボッと音がし、臭いにおい。240ボルトだった。何時もはアメリカなので何の問題もないが、今回はACアダプターが死んでしまった。ポケットモデムだったので単3電池を買ってきて、通信は問題なかった。初めて行く場所では、本などで事前に通信は確認しておく必要がある。

ロンドン在住の友人が車であちこち連れまわってくれたが、誰かに車で回ってもらうと記憶に残っていない。由緒正しいというパブで肉を食べたが私には美味しくない。ビターというビールの親戚は美味しかった。

インターネットで翻訳をしてあげた人がロンドンで、会って翻訳料を貰った。初めてのインターネットでの売り上げだが、たったの2万円だ。相手はいかがわしい人かと思っていたが、同年代のリストラに会ったコンピュータエンジニアで、境遇が似ていた。

流石に大都市なので見て回る所は沢山ある。夜も食事、観光と面白い所は沢山ありそうだ。しかし物価が高く、現金が不足して、何回もドルを両替に行く羽目になってしまった。地下鉄、バス、タクシーとも沢山あり、便利だ。歩くだけでも充分いろいろ見て回れる。

しかし、物価が高いので、また行く気はしない。



前ページ | 旅の思いで へ戻る | 次ページ


copyright 1999 Makoto Aida