メール・インタフェースを利用して usenet newsgroups への記事投稿を可能とするゲートウェイ
のことです。これを利用すると、通常のメールソフトウェアからニュースグループへの記事の投稿が可能となりますが、その逆の「記事の購読をメールソフトウェアでする」ことはできません。
また、通常のメールクライアント・ソフトウェアでも、任意のヘッダーを付加できるものなら同じように利用することができます。(例: Becky!)
例: alt.test と fj.test に投稿する場合 (注:以下は単なる例です。このまま送信しないでください)
From: foo@bar
To: mail2news@utopia.hacktic.nl
Subject: Testing mail2news gateway
Newsgroups: alt.test,fj.test
(投稿記事本文)
なんとかかんとか。
(複数のニュースグループを指定する場合はコンマだけで区切ります。スペースを空けてはいけません)
ヘッダーを付加できるメールソフトウェアでも、あるいは上記のような専用ユーティリティを利用した場合でも、 Newsgroups: ヘッダーがないと実際の投稿はされません。「投稿したはずなのに自分が接続しているニュースサーバーでその記事が読めない」という場合のほとんどは、この Newsgroups: ヘッダーが付加されていないことが原因です。
例: alt.test に投稿する場合 (注:以下は単なる例です。このまま送信しないでください)
From: foo@bar
To: alt.test@utopia.hacktic.nl
Subject: Testing mail2news gateway without newsgroup header
(投稿記事本文)
これは投稿テストです。なんとかかんとか。
上記1と2、どちらの方法でのポストも可能な mail2news ゲートウェイもあります。(詳細は上記リストで確認してください)
使用するゲートウェイによって、投稿が可能なニュースグループは違います。例えばもしあなたが fj.test に投稿したくとも、そのゲートウェイのサポートニュースグループ・リスト中に fj.test がなければ、fj.test への記事投稿はできません。現在主な mail2news ゲートウェイでは約 18,000 程度のニュースグループをサポートしていますが、fj、tnn、japan ニュースグループがその中に含まれているゲートウェイもあり、私自身ポスト可能なことを確認しました。
投稿したいニュースグループがそのゲートウェイでサポートされているかどうか知りたいときは、そのゲートウェイの管理者まで問い合わせる必要があります。ゲートウェイによっては、現在サポートしているニュースグループ・リストのリクエスト専用メールアドレスを用意しているところもあり、その場合はそのアドレス宛てにブランクメールを送るとリストが後でメールで届きます。ISPローカルのニュースグループは当然どのゲートウェイもサポートしていません。
投稿不可能なニュースグループへ宛てて送信した場合のゲートウェイのレスポンスとしては、 "wrong newsgroup" などのエラーが返ってくる場合、そして何もエラーが返ってこない場合もあります。
mail2news ゲートウェイ、あるいは匿名リメイラー+ mail2news ゲートウェイの組み合わせいずれの場合とも、普段接続している NNTP (ニュース)サーバーまでその記事が配送される、つまり自分で自身の記事が受信できるまで、通常「48時間は待て」と言われています。数時間、あるいは1日経過した時点で自分が投稿した記事が受信できなくとも、すぐに同じ記事を再度投稿するのではなく、もうしばらく待ってみることをお勧めします。
また、クロスポストするニュースグループ数が多いからといって、複数の Newsgroups: ヘッダーを付加することもやめましょう。上と同様に各ニュースサーバーへ複数の同一記事が配信され、それらすべてのホストのリソースを無駄にする他、ネットワーク上のバンド幅も無駄にすることになります。 クロスポストしたいときは、上の1の方法を使ってください。
基本的に電子メールは私信であり、お互いを知る一対一ないしその複数化したコミュニケーションですが、ニュースグループへの記事投稿、ここでは触れませんが掲示板システムなどへの投稿は、不特定多数に対してあなたの意見や考えその他をぶつける行為でもあります。
残念ながら(こればっかりですが)、fj やその他のニュースグループでも常に散見できるように、他人の揚げ足取り発言や他人の迷惑を掛けることが明らかな投稿が渦を巻いている状態です。 また、インターネット上でマーケティングやセールス、広告宣伝を繰り広げている多くの企業が、ニュースグループへ投稿された記事から投稿者のメールアドレスをソフトウェアを使って常時大規模に収集、それらを元に作成した「DMリスト」を利用されており、そうして無用な広告メールその他が日常的にネットワーク上を走り回っています。
多くのニュースリーダー・ソフトウェアでは、記事に対するフォローアップ/電子メールによる返信・レスポンスはマウスのワン・クリック、あるいは Ctrl + R などだけで簡単に行えるようになっています。これらは記事のヘッダー中の From: ヘッダーを認識し、そこにあるアドレスを使うようになっています。
上の例は、私、Coconut <coconut_nym@nym.alias.net> が alt.christmas ニュースグループへ投稿されて記事に対するフォローアップとして投稿した場合の例(これは実際に投稿されたものではなく私がこのページのために作成した、あくまでも一例です)です。Date: 24 Dec 1997 02:30:22 -0000 Message-ID: <19971224022012.29987.qmail@nym.alias.net> From: Coconut <Use-Author-Address-Header@[127.1]> Author-Address: coconut_nym <AT> nym <DOT> alias <DOT> net Newsgroups: alt.christmas Subject: Re: Merry Xmas for all!!! References: <199712232113.RAA31780@server1.efga.org> X-No-Archive: yes Mail-To-News-Contact: postmaster@nym.alias.net Organization: mail2news@nym.alias.net
From: ヘッダーに注目してください。spambot などでメールアドレスを得ようとしても、このままでは無理であることがお分かりになると思います。
ただし、個人から受けるmail bombing や spamming/flame/abuse などに対しては、spambot に対する場合と比較するとその効果が低いことは否めません。
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