1. メールソフトウェアでのspoofing(スプーフィング)


メールソフトウェアやメールの送信/送受信が可能なWWWブラウザやニュースリーダー用ソフトウェアの多くは、実際のメールアドレスを使わずともメールの送信だけは可能です。(当然受信は正しいメールアドレスの設定が必要ですが) つまり、実際に存在しているいないに拘わらず、(一見)他人になりすましてメールを送信することができます。これを英語ではspoofingと呼びます。

これは一番レベルの低い匿名化で、usenet newsgroupへの投稿では数多く見られます。ただし、第三者が本気で送信者が誰なのかつきとめようとした場合、簡単にトレースし、あばくことができます。それでも軽く、あるいは特にnewsgroupでの記事投稿時、「casualなanonymity(軽い匿名性)を維持するだけで充分」などという場合には有効だと思います。

しかし上述したように、この方法を使ったとしても第三者があなたにたどり着き、あなただと特定することはそう難しいわけでもなく、第三者から反感をかうような発言や記事の投稿はしないほうが利口というものでしょう。こんなことをするぐらいなら、本名、本当のアドレスのままメール送信/投稿を行ないましょう。

しかし、「他人から反感を買う/買わない」というのは難しい問題でもあります。馬鹿にした態度や言葉遣いをせずマナーを伴っているのであれば、他人と違おうと自身の考えを述べるのは決して制限されるべきものではありません。自分の考えや価値と違う相手を罵ったり誹謗中傷する輩こそ、マナーに欠け心が狭い人間です。そして残念ながら、そうした人たちは数多く存在します。

そうした人に対して同じ方法や手段で応じるのは時間の無駄ですし、あなた自身の品性をも著しく下げることになります。できるだけ無視しておきましょう。


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