参加の記録を残すことと、今後の住民参加の改善に参考にするために、受付で来訪者全員に氏名と連絡先を記帳するようお願いします。勿論、記帳は自主的なもので、プライバシーに敏感なアメリカでは行なわない人も大勢います。後ろに見えるジョン・ドノバンさんは、オープンハウスのコーディネーターです。彼の笑顔の出迎えに喜んで記帳してしまう人も多いのです。
写真左のマーク・ターペルさんはフレームワーク・プラン作成の総まとめをしており、率先して住民との対話を行ないます。彼は会場全体を見渡しながら、各会場で最も住民に関心の高い問題に関して、丁寧な説明をしていました。ここでは、住民の質問を注意深く聴いています。
写真左の帽子の男性は土地問題に理解が深く、職員もたじたじになる厳しい質問を飛ばしていました。東京に住んでいたこともある写真中央のスーザン・ペインさんは、水環境を得意とする地理情報システムの達人です。ここでは、真剣に質問を聴きながら適切な答えを考えています。いい加減な回答は絶対にできないので、質問を聞き逃したり聞き間違えたりしてはなりません。
写真中央のセオ・ペリーさんは住宅問題に造詣が深いプランナーです。彼はゆっくり人を包み込むような話し方をするので、相手の興奮を静めながら話しの要点を理解させるのが大変上手です。住宅問題に関して、住民団体と不動産業界双方から信頼を受けているのがわかります。なお、彼と右の住民はコーヒーを片手に話していますが、いつも無料でサービスされるコーヒーと軽食は、議論の雰囲気をリラックスさせるのに効果絶大です。
これまでの職員は全員が成長管理局に属する私の同僚でしたが、オープンハウスはメトロ全局で協力しながら企画運営されます。写真中央の男性はメトロ公園緑地局のチーフ・プランナーで、専門的な話しをやさしい言葉で説明しています。
表情豊かな男性は、ポートランド地区選出のエド・ワシントン議員です。彼は人と話すことが本当に好きで、普段から私達職員とも気軽に会話しています。知性とユーモア溢れる話術には、いつも感心させられます。今日は、自分の選挙区の住民と熱く議論しています。
写真左の女性は、郡のプランナーです。オープンハウスはメトロの主催ですが、各地区の詳細についてはメトロよりも郡や市の方がより適切な対応ができるので、どの会場にも必ず管轄の郡や市の職員が応援に来てくれます。実際、住民にとっては地域全体よりも自分の住む地区の問題の方がはるかに切実なので、行政の縦の連携は不可欠です。
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