ハモンドの音づくり

ハモンドオルガンには最初にローレンス・ハモンドが発明したときより

ずっと一貫している音作りがあります。それがトーンバーというものです。

9本のバーの組み合わせにより音を作るわけですが、それは丁度パイプオルガンの

パイプと同じ役割をしています。太くて短いパイプは太い音を出しますし、

細くて長いパイプは高い音を奏でます。それと同じで色々な高さの出すことの出来る

バーがハモンドには付いています。....で、そのバーは純粋なドの音にソやミの音を

混ぜることが出来る様になっています。ちょっとむずかしいでしょうか?

つまり、ドーーと弾いたときにミの音やソの音を少しだけ混ぜると

ちょっと複雑な音になって深みが増すのです。

もちろん混ぜないで使うときもあります。

実際耳で聞く色々な音は純粋な高さの音でなく色々な音が混じり合って出来ています。

そんな音を限りなく表現できる.....それがハモンドのトーンバーなんですね。

まぁ、今はサンプリングとか音の合成とかによってどんな音でも

キーボードで表現できる世の中なんですが、ハモンドの暖かみのある

トーンバーの音は今でも変わることなく世界中のミュージシャンによって

愛され続けている....って訳です。

トーンバーによって作れる音色は実に2億5千300万種類とか....!!

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