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雨の中、ケーブルカーは起点・終点になっている辺りまで静かにやって来た…雨の中、大勢の乗客が到着を待っていた。ケーブルカーは一方向にしか進むことが出来ない。そこで、起点・終点には転車台があり、それに乗って方向転換する…転車台は、何ら動力が仕込まれている訳ではなく、単なるターンテーブルである。運転手と車掌が乗務しているケーブルカーだが、ターンテーブルの辺りで彼らはケーブルカーを下り、ターンテーブルの上でケーブルカーを人力で押して、方向転換をしてしまう…ケーブルカー自体が開業当時から殆ど変わらない姿を止めているものであるが、方向転換の方式もその一つである…出発の支度が整うと「さぁ、みんな!乗った!」というような調子で車掌が乗車を促す。私も特定の場所に用があった訳ではなかったが、試しに乗ってみた。2ドル均一料金となっている。車掌に2ドル払えばよい… 私が乗車した時の車掌は、俳優のエディー・マーフィーを想わせる喋り方をする人だった。「右手がサンフランシスコで一番有名なユニオンスクエアで目下模様替え中…そして僕らの停留所…下りる方は居ませんか…居なけりゃ結構…さてここは映画のロケもあった…」というような具合で客が多い時はガイドなども始めてしまう。愉しげな感じだ。 雨にも負けず、“動く文化財”と言っても良いような、開業以来の姿を止めながら、上り下りを行くケーブルカーが愛しく思える… |
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| *番号、または縮小写真をクリックしていただくと、ケーブルカー回転の様子がご覧いただけます。 | |||||
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