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ホテルのチェックアウトギリギリまで寛ぎ、出発前に予約をし、そして予定変更を受けて1泊追加したThe Drakeへ移動した…フロントの男性は愛想良く迎えてくれ、氏名や住所などを所定の用紙へ記入するよう促し、「煙草は如何なさいますか?」と訊ねた。「イリノイ州はカリフォルニア州より良いね…そんなことを訊いてくれる…私は新しい少数派で…」と言うと「スモーキングフロア−にお部屋をご用意しましょう!!そうですよね…バーで禁煙のカリフォルニアは一寸私も信じられない感じですよ…さぁ、こちらです!」と見覚えのある、白地にホテルのマークが入ったカードキーを渡された。「お部屋は10階です。あちらのエレベーターをご利用ください。」と促され、軽く礼を言ってエレベーターに乗った…1920年創業という歴史が滲み出る、古さの醸し出す重厚な雰囲気が良い… |
10階で、あたった部屋の番号を探すと、どうやら廊下の一番奥になるらしい…「ここだ、ここだ…」と、多少不慣れなカードキーを操作し、扉を開く…誰にともなく「こんにちは…」と独り言が漏れる…荷物を引き込んで扉を閉め、「さぁ、着いた…」と入った部屋を見て言葉を失った…ベッドが無い… |
部屋の何処で寝るのか訝っていると、中に別な扉もある…開けるとベッドがあった…スウィートというものがあたってしまった…「変更一切不可」の格安プランだったのだが、1月1日の空いている時期だったので、こういうことになったのだろう…所謂“エグゼクティブ”が滞在するような場所であろう…“着たきり雀”で、機内持込荷物だけでふらりと休暇の旅をする私には、少々場違いな感じがしないでもない…そういう“座りの悪さ”と、誰にも邪魔されない典雅な空間の心地よさが不思議に溶け合っていた… |
創業した時代のイメージが描かれた絵葉書があった… |
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