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凍てつく空気は相変わらずだったが、ネイビーピアーには人々の歓声が溢れていた… |
大観覧車にも行列が少々見受けられた…2001年最後の日…シカゴの夜は静かな中に時々歓声が聞こえるという有様で更けて行った… |
考えてみると、早朝から相当な距離を歩いた一日だった…冷えた空気の中故の消耗もあり、ホテルに戻った…極親しい友人たちに土産代わりの葉書でも認めようと、ラジオを聞きながら考え事をしていた…日付が変わろうとするその時、『蛍の光』のジャズアレンジがラジオから聞こえた… |
昼間買い込んだスパークリングワインを、閉まってあった部屋の冷蔵庫から引っ張り出した。カリフォルニアで、私は恩恵を受けられなかった太陽の恵みを受け、すくすくと育った葡萄で造られた酒だ…暗い夜空と湖の方向をボンヤリと照らす花火の明りを窓から眺め、過ぎ去った2001年と、やって来たばかりの2002年に杯−と言っても部屋の備え付けグラスだが−を傾けた… |
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