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このページではBattle of the Planets を中心に(わたしが個人的にBattle of the Planets に馴染みがあるということもあるけれど、G-Forceは原作とあまり差がない)個別の登場人物の比較検討をさせて頂きます。
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所変われば人も変わると申しますので、別にG1号が女性の扱いに慣れていたり、G2号が愚痴っぽかったり、悪の組織の指導者が部下想いだったりしても、驚いてはいけないのです。(最初から順にご覧いただいても結構ですし、上記のそれぞれの登場人物の名前をクリックすると、その項目に飛びます。)
G-1 健/ Mark/ Ace Goodheart/ Hunter Harris |
Mark と健との一番大きな違いは、Markは女性慣れしていたということではないでしょうか。MarkとPrincess は付き合っていて、Mark は「この星空よりも、君の方がきれいだよ」(今時そんなこと言う奴いないよ-_-;)とかいっていました。いやあ、アメリカ人は違いますねぇ。ん?Mark はアメリカ人なのかって?いや、それが、厳密には違うみたいなんです。Mark のお父さん、Colonel Cronus はRiga星の航空部隊の大尉でしたから、Mark は少なくとも地球人とRiga人とのハーフってことになります。
ちなみにこのお父さん、惑星(Battle of the Planets では地球ではなく、Colonel Cronusの出身地Riga星だったけれど)を救うためにロケットに乗り込むところまではレッドインパルスこと鷲尾健太郎さんと一緒なのですが、ナレーターの7-Zark-7 によると、
かろうじて脱出した(また放送規制かよ-_-;)
そうです。でも後にGartzというSpectraの暗殺者に殺されてしまいます(これもやっぱり7-Zark-7談。この放送規制の基準、よくわからない)。Gartzは惑星連合(南部博士に関する記載をご参照ください)の某惑星代表を殺して、その代表に成りすましたところを、Markに見破られます(ガッチャマニアならもうわかりましたよね。第54話の吹替えです)。
(ちなみに、Colonel Cronusは、べつにMarkのお父さんではなく、ただの友人で、Gartzに殺された「お父さん」という方はまったく別の人物だ、とおっしゃる方もいます。どっちが本当なの?後でもう少し調べてきますね。)
Aceは、べつにAggieに興味を示していません。ほとんど健そのまんま(強いて言えば「良い子度」がアップしている)なのですが、Aceは健やMarkと違って、ナレーターも兼ねていました。おつかれさまです。お父様はRed Impulseで、(この方、G-Force: Guardians of Spaceでは、Red Impulseか、「Aceのお父さん」としか呼ばれません。)鷲尾健太郎さん同様、地球を救うためにミサイルに乗り込んで死んでしまいます。
そして何よりも、Ace Goodheart、君は
お名前が気の毒。
ジョー/ Jason/ Dirk Daring/ Joe Thax |
このうち、Jason とDirkは、どちらも死んでいません。なにしろ、Battle of the Planets にも、G-Force にも、はっきりした結末はないのですから。祖母にガッチャマンの本(今思うに「こどもポケット百科・ガッチャマンF百科」)を買ってもらっていた私は、Battle of the Planets を見て、「Jason はいつ死ぬのかなあ」と考えていました(笑)Jason の両親はSpectra に殺されてはいないようです。Spectra とは何の関係もないみたいです。
また、彼はとても反抗的で、いつもMark と喧嘩ばかりして、「なんで俺がリーダーじゃないんだ」と年中文句たれています。かなり愚痴っぽいです。(個人的にはジョーは好きですけど、Jason はあんまり好きじゃありません。祖母が弟に買い与えたガッチャマンの本を読んでいた私は、Battle of the Planets を見て、「Jason はいつ死ぬのかなあ、こんなMarkを困らせてばっかりいる嫌なやつ、早く死んじゃえばいいのに」と考えていました。そしてもちろんJasonは死ななかった。(笑)英語圏のFanfic 作者のなかには、Jason は未治療の鬱病だという設定で話を進めている方もいます。納得。)
Dirk の両親は、Galactor's Organization に殺されていますし、Galactor's Organization に加わっていました。ここらへん、Joeそのまんまですよね。更に言えば、「この人は、ジョーより落ち着いている」という人もいます。
ジュン/ Princess/ Agatha June (Aggie)/ Kelly Jennar |
「健の言う通りだわ」「健のためなら喜んで」って、お姉さん、それは都合のいい女ってやつですよ。しかも、その割にはあんまり健に構ってもらえない。ジュンって気の毒。これに比べて、Princess は、ちゃんとMarkと公認のカップルとしてみんなに認められています。ちゃんと健に口答えするし、アリロボットをみて悲鳴をあげてジョーの腕の中に飛び込むなんてこと、絶対しません(ていうか、カットされちゃいました)。アメリカでは、美しい女性は強いんですね。
あ、それから、Princess はエレキギターを弾きます。
Aggie は、別にAceのことを好きでもなんでもありません。Pee Weeはじめ、他のG-Forceのメンバーは、2人をくっつけようといろいろ試みますが、AggieはAceに対して特別な感情を抱いている様子はほとんどありません。
Aggie の本名は、Agatha Juneです。彼女はこの名前が嫌いらしくて(どうして?Princessよりはましだと思うけれど)、誰かにAgatha と呼ばれると、怒って"Aggieよ!"と言います。
Kelly Jennarは、ジュンとあまり変わらないというのが一般的な意見のようです。
甚平/ Keyop/ PeeWee/ Mickey Dugan |
さてと。綾子の「誰だ」のページ、ご覧頂けましたか?私、Battle of the Planets は、SFタッチを加えられているっていいましたよね。G-4号もSFタッチを加えられて、単一の細胞から培養された
クローン人間(おいおい)
にされてしまいました。
(単一細胞からできたクローン人間ではなく、「実験室でつくられた人間」であると言う人もいます。サイボーグ説もあります。いずれにしろ、Keyopは普通の人間ではないようです。)
もちろん、これには理由があるようです。ガッチャマンを見直してみますと、甚平って、けっこう早口で、しかも口が悪いでしょ?吹替えの時に、台詞を全部翻訳するわけにいかない、でも適当に要約してしまうと、口の動きは余ってしまう。ジレンマです。そこで、Keyopは、変な吃りぐせを与えられてしまいました。"Aaaa...root, toot, toot..."と吃ってから、言ってみればブロークン・イングリッシュで台詞を言います。この変な英語を説明するために、「人造人間で、大方うまく行ったのですが、どうしても言語障害が出てしまいました」という設定が出来上がった、とのことです。
PeeWee (直訳すると「ちび」)やMickeyは、「大人の中にいる、ちょっとプライドの高いマセガキ」って感じで、あんまり大きな変化はないみたいです。
竜/ Tiny Harper/ Hooty/ Ollie Keeawanii |
科学忍者隊のミミズクの竜は、5人の中で唯一家族がいましたが、Battle of the Planets の世界では、Tiny Harper (なぜか彼だけ姓がある)も、他の4人同様、孤児です。でも、ガッチャマン第26話「よみがえれゴッドフェニックス」は、"The Bat Ray Bombers"として、ちゃんと吹きかえられています。でも、竜のお父さんに相当する中西漁業組合長は"Captain Jack"という、昔から竜を可愛がっている船長さん、竜の弟中西セイジ君はCaptain Jack の息子Tommyと紹介されています。Tinyというのは仇名で、a) 成長期のまえはチビだった、もしくはb) 反語的表現だというのが私の意見ですが...実際どうなのでしょう?
そして、さすがアメリカ、太った人は、いじめられます(アメリカの企業では太った人と煙草を吸う人は出世しないらしい。Tiny、好物のハンバーガー、少し控えようね。)。TinyはG-Forceの他のメンバー(特にMark)から年中デブ呼ばわりされています。(君たち、それでも仲間かよ^^;)このため、Tinyは竜よりもちょっと性格が暗くなっている?!
Hooty(本名Hoot Owl。Hoot=梟の鳴き声の擬声語 Owl=梟。Ace Goodheart とどっちが気の毒かなあ。)はちゃんと家族がいます。お父さんは漁師です。弟もいます。お母さんは、うーんと、どこに行っちゃったんでしょうね。(竜のお母さん同様、登場しない)基本的には竜と変わらないのですが、竜と比べると少し口が達者かも。
Ollie Keeawaniiは、あまり竜と変わらないとのことですが、それにしても、なぜハワイアンな名前になってしまったのでしょうか?
南部孝三郎博士/ Security Chief Anderson/ Dr. Benjamin Brighthead/ Dr. Thaddeus Keane |
南部博士は、絵に描いたような古典的日本の父親かな、と私は思っております。健たちをすぐ厳しく叱るし、甚平と竜に子供は賭け事をしてはいけないと言うし、かと思うとその子供に地球の平和のために悪の組識と闘わせているし、でも実は彼らのことをかわいいと思っていて...素直じゃないんですよね。Security Chief Anderson(注:「科学忍者隊ガッチャマン」のアンダーソン長官ではありません。アンダーソン長官に対応するBattle of the Planetsの登場人物は、"President Kane"という名前です。)は、日本人ではないので、南部博士ほど厳しくないし、平手打ちを食らわすなんて暴力はほとんどふるいません(またまた放送規制。暴力は悪の組識に対してのみ使用可)。Chief Anderson はGalaxy Security(星雲安全保障)の長官でIntergalactic Federation of Peaceful Planets (訳して「星雲間平和的惑星連合」、会長は上記のPresident Kane)の要請があれば、G-Forceを出動させます。
Dr. Benjamin Brightheadも、やはり南部博士よりも「優しいお父さん」していますけれども、この人はG-Forceがどこにいようと、見つけ出してしまうという不思議な能力を持っています。南部博士のように、ブレスレットやゴッドフェニックスの画面を介して登場するのみならず、敵の隠れ家となっていた、北極の無人(のはずの)小屋の通信機でAceに喝を入れたり(第18話。巨鯨潜水艦が登場する話)します。じつは超能力者なのでしょうか?(^o^;)
悪の組識の指導者 ベルク・カッツェ/ Zoltar, Mala/ Gallactor, Veronica |
ベルク・カッツェは半陰陽のミュータントです。(解剖学的、生理学的にどうなっているのかなあ。あんまり考えたくないなあ。^^;)これはちょっとアメリカの放送規制に引っ掛かるようで、Battle of the Planets もG-Force も、男カッツェと女カッツェを別人として扱っています。Zoltar 率いるSpectra星の人々は、絶滅寸前の自分達の星を脱出し、新たな住み処をもとめて惑星の征服を続けています。
カッツェって、どうして世界征服をしようとしていたのですか?私はまだガッチャマンを全部見ていないのですけれど、今のところはっきりとした目的は出てきていません。(誰か教えて^^;)少なくとも、Zoltarはシリーズのかなり頭の方から、はっきりと自分の星の人々の存続をかけて征服戦争を展開していると言っています。
Zoltar は、脱出するとき、部下を一緒につれて逃げます。どこかの誰かさんとは大違いですね。(でも、あの小さな脱出機にどうやって部下を搭乗させたのだろうか?悩んではいけない。)
Zoltar は男です。原作の女カッツェに相当するMala は、Spectra の精鋭部隊Galaxy Girls の隊長で、Zoltarの姉(妹?英語なので、"sister"としか言ってくれないんですよね)ということになっています。
Gallactor とVeronica は、最初は別人として紹介されていますが、後半ではなんとなく同一人物なんじゃないかなあという印象を受ける場面が何回も繰り返されているというのがG-Forceファンの見解のようです。
お礼のコーナー:Jason Hoifus 様、Sarah Meador様、Naa-Dei Nikoi様はじめ、Gatchaman Mailing Listの皆様、Ennien Ashbrook 様、情報提供ありがとうございます!
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